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【試乗会インプレッション】最速の快適クルージングモデルXシリーズの底力!
by: 古閑森 聖

いつもワイズロード名古屋本館のブログをご覧いただきありがとうございます。

 

スタッフの古閑森です。

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PINARELLO Xシリーズの魅力について

PINARELLO初となるエンデュランスモデルのXシリーズ。
ご存知の方も多いと思いますが、PINARELLOは「純粋なレースフレーム以外作らない」というスタンスをとってきました。
以前エンデュランスレースというジャンルでパリを生産しておりましたが、今回のXシリーズからは本格的にエンデュランスモデルとして登場しております。

【PINARELLO X3 ¥560,000-】

 

X3は105Di2搭載モデル

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XシリーズはエントリーグレードのX1(機械式105搭載モデル)から、今回試乗したX3(105Di2搭載モデル)
X STAYSと名付けられたシートチューブ周りのブリッジが特徴のX5にX9、そしてDOGMA Xの5モデルがラインナップ。

X5以降の上位モデルはフレームの形状もお値段も全く違いますので今回のインプレからは割愛させていただきます。

 

 ポジションが変わるだけで走りが変わる

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 「エンデュランスロードはヘッドが長いのでアップライトなポジションで楽に乗れる」
自転車店の人間であれば誰もが一度は口にしたことがある事実だと思います。

しかし、頭で分かっているのと実際に乗ってみるのでは訳が違います。
乗り心地が良いだけではなく扱いやすさも次元が違います!
PINARELLOハンドリングと呼ばれるハンドリングの良さはそのままに
コントロール性も上がっているので安心感が高くなっております。

リーチ 372.5mm(Fシリーズ比 -13.1mm)
スタック 575.8m(Fシリーズ比 +33.2mm)
※サイズ 530(CC)
単にヘッドを長くしただけのエンデュランスモデルとは違い、サイズごとにミリ単位での設計を変更するPINARELLOらしいエンデュランスロードがXシリーズなのです。

 

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ジオメトリもセンターエンドの距離が長くなっているのでコーナリングも安心感があります。

そして、最も気になっていた【PINARELLOらしい走り】は乗り出した瞬間に理解できます。
「これは走るぞ!」思わず口に出てしまうほど軽くてスムーズな走り出しには感動すら覚えます。

振動吸収性が高くコントロール性も高い。
それでいて走りのキレは実にPINARELLOらしい。
そんなレーシングモデルのDNAを持ったエンデュランスモデルは他のメーカーではお目にかかれないと思います。

 

PINARELLO X3のテクノロジー

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【TORAYCA CARBON T600】

長距離ライドに適した快適さを有しており、ユニディレクショナル仕上げで快適性を向上させたカーボンファイバー構造。
路面からの振動を的確に吸収し、心地よく快適な乗り心地を実現します。
グランフォンドやブルべなど長い距離を快適に走る事に適した特性を持つカーボンファイバーです。

 

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【ASYMMETRIC FRAME F SERIES】

PINARELLOのお家芸でもあるアシンメトリー設計はバランスよく走るために最も効率の良い選択です。
両方のペダルに掛かる推力は同じでも、チェーンを引っ張る力は右側にしか掛かりません。
ピナレロは独自の解析によって、フレーム全体においてこの偏った力を補正するように最適化したデザインを取り入れています。

 

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【ONDA FORK】

ピナレロ・ハンドリングを生み出す魔法のフォークはピナレロのアイコンともいえる特徴的なテクノロジーです。
この逆S字を描く独特なフォーク形状は、正確な旋回性、安定性、縦・横方向の衝撃の軽減を実現しています。

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【FLEX STAYS】

Xシリーズとひと目で分かる部分と言えば、この弓のようにしなって快適性を向上させる細身のシートステーでしょう。
縦方向の振動を減衰し、トップステーの取り付けポイントを2倍に増やすことで、シートチューブの2点にかかる力を分散させ、サイクリストへの振動伝達を軽減しています。

 

いかがでしたでしょうか?

この上記4つのテクノロジーによりPINARELLO Xシリーズは完成します。

・特にレースで走る訳ではない方
・でもロードバイクらしい走りの軽さにはこだわりたい方
そんな方には特にオススメしたいモデルですね!

タイヤサイズも32Cまで対応可能なので
是非チューブレスにて組み上げていただいきたい1台です。

皆様のご来店心よりお待ちしております。