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ワイズロード 名古屋本館 Y'sRoad Nagoya Honkan
2026/10/14 00:05
23C? 25C? それとも28C?
最近ロードバイクを始めた方には28Cが当たり前かもしれませんが、昔からロードバイクに乗っている方にとっては、少し不思議な変化かもしれません。
というのも、かつてロードバイクのタイヤといえば23Cが定番。
「タイヤは細い方が速い!」
「空気圧は高い方が転がる!」
そんな考え方が一般的だった時代もありました。
ところが現在は25Cや28C、さらには30C以上のタイヤを採用するロードバイクも珍しくありません。
なぜロードバイクのタイヤは太くなってきたのでしょうか?
今回は、その理由を少し掘り下げてみたいと思います!
目次
10年以上前のロードバイクを振り返ると、完成車の多くに23Cタイヤが装着されていました。
当時は細いタイヤに高い空気圧を入れて走ることが、ロードバイクの速さにつながると考えられていました。
実際、細いタイヤには軽量化や空気抵抗の面で有利になる場合もあります。
ただし、当時と現在ではタイヤだけでなく、ホイールのリム幅やフレームの設計、タイヤそのものの構造も変化しています。
そして研究や実走テストが進むにつれ、単純に「細くて高圧なら速い」とは言い切れないことが分かってきました。
自転車が走るとき、タイヤは路面に接する部分で少しずつ変形しています。
この変形と復元の過程ではエネルギーが失われます。これが転がり抵抗を生む要因のひとつです。
実は同じ構造のタイヤを同じ空気圧で比較すると、太いタイヤの方が転がり抵抗が小さくなる場合があります。
その理由は、タイヤが地面に接する部分の形状にあります。
細いタイヤは接地面が前後方向に長くなりやすく、太いタイヤは横方向に広く、前後方向には短くなる傾向があります。この違いによって、太いタイヤの方が回転方向の変形を抑えられる場合があるのです。
つまり、タイヤが太いからといって、必ずしも転がりが重くなるわけではありません。
ただし、これは空気圧やタイヤ構造などの条件によって変わるため、どんな場合でも太い方が速いという意味ではありません。
もうひとつ重要なのが、路面から受ける振動です。
実際の道路には、細かな凹凸や舗装の継ぎ目などが存在します。
タイヤの空気圧が高すぎると、こうした凹凸を十分に吸収できず、自転車やライダーの身体が上下に振動しやすくなります。この振動によっても、前進するためのエネルギーが失われます。
一方、太いタイヤは空気量を確保しやすく、比較的低い空気圧でも使用できます。路面の凹凸をタイヤが吸収することで、振動によるエネルギー損失を抑えられる場合があります。
特に一般道のような完全には滑らかでない路面では、こうした違いが走行効率に影響します。
空気圧を高くして硬くすれば、必ず速くなるというわけではないのです。
ここで気になるのが、結局どの太さが一番速いのかということ。
結論から言うと、すべてのロードバイクで28Cが最速というわけではありません。
タイヤの性能は、幅だけで決まるものではないからです。
例えば、
・タイヤの構造やコンパウンド
・空気圧
・ホイールのリム内幅・外幅
・路面の状態
・ライダーの体重
・走行速度と空力性能
こうした条件によって最適なタイヤ幅は変わります。
また、タイヤを太くすると重量が増えたり、ホイールとの組み合わせによっては空気抵抗が増えたりする可能性もあります。
つまり大切なのは、単純なタイヤ幅の比較ではなく、自分の走行環境や機材に合った組み合わせを選ぶことです。
それぞれのタイヤ幅には、次のような特徴があります。
23C:軽量・細身。旧世代のロードバイクでも多く採用
25C:軽さと乗り心地のバランスを取りやすい
28C:転がり・快適性・グリップのバランスが魅力
30C:快適性や荒れた路面への対応を重視しやすい
※同じ銘柄・構造で比較した場合の一般的な傾向です。
現在のロードバイクでは、28Cは非常にバランスの良い選択肢のひとつです。
一方で、軽量性やホイールとの空力的な相性を重視する場合には、25Cなどが適しているケースもあります。
また、30C以上のタイヤが快適性や走行効率の面で有利になる場面もあります。
タイヤのワイド化を語るうえで欠かせないのが、ホイールの進化です。
以前のロードホイールは、現在と比べてリム内幅が狭いモデルが一般的でした。
しかし現在は、幅の広いタイヤに合わせてリム内幅を広く設計したホイールも増えています。リム幅が変わると、装着したタイヤの実測幅や断面形状も変化します。
そのため、同じ28Cという表記でも、組み合わせるホイールによって実際の太さが異なることがあります。
さらにエアロホイールでは、タイヤとリムの形状を組み合わせて空気抵抗を抑える設計も行われています。
タイヤ単体ではなく、ホイールとセットで考えることが重要になっているのです。
「それなら今使っているロードバイクも28Cに交換しよう!」
と思った方もいるかもしれません。
ただし、タイヤを太くする際には注意点があります。
特に古いロードバイクでは、フレームやフォーク、ブレーキ周辺のクリアランスが不足する場合があります。
また、ホイールのリム幅や構造によって装着できるタイヤサイズが異なります。
チューブレスやフックレスリムを使用している場合は、タイヤとホイールの適合確認も重要です。
必ずフレーム・ホイール・タイヤそれぞれのメーカー指定条件を確認しましょう。
かつては23Cが主流だったロードバイクのタイヤ。
しかし現在は、タイヤやホイールの進化、転がり抵抗や振動による損失への理解が進み、より太いタイヤが選ばれるようになりました。
ただし、重要なのは「太ければ速い」ということではありません。
タイヤ幅・空気圧・ホイール・路面状況の組み合わせによって、走行性能は変わります。
これからタイヤ交換を考えている方は、今までと同じサイズを選ぶだけでなく、少し幅を変えてみるのも面白いかもしれません。
ワイズロード名古屋本館では、ロードバイクのタイヤやホイールを多数取り扱っております。
タイヤ幅の変更やホイールとの適合、空気圧についてのご相談も承っておりますので、お気軽にスタッフまでお声がけください!
タイヤを変えるだけでも、ロードバイクの走りは大きく変わるかもしれませんよ!