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【子煩悩パパのサイクル日誌】99Tを満喫。
by: 桂川貴充

こんにちは、夏が終わり風邪引きがちな桂川です。
ここ数年、秋と冬は体調を崩し続け、春になるとパット止む。
また風邪期が始まったかと憂鬱になりますが、
「私は風邪など引かぬ」と心にすり込み、
気持ちで負けぬよう過ごそうと思います。
皆様もお体にお気を付け下さい。

 

 

さて、私事で恐縮ですが、
9月24日 九十九里トライアスロンが開催され、参加してきました。

 

朝5時、浦和南ICから首都高に入り、幕張を通って千葉東金道路へ、
最後はバイクコースになる九十九里有料道路を快走し、
どの道も渋滞なく7時前にはメイン会場となる九十九里浜の一宮海岸に到着。

 

当日になっても滞在時間中の天気予報はずっと雨マークでしたが、
最近は降りそうで降らない天気もよくある為、たいして降らない方に懸け、
貝殻拾いを楽しみにしていた家族と家内のお姉さん家族も一緒に来てくれました。

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雨対策でビーチにテントを張り、
さっそく子供達は貝殻を拾い始め、
私は競技説明会場へ自転車で向かいました。

 

当日の競技説明会はウェーブごとに分けられ、
私は3回目でしたが、前の説明会でも参加できるようでしたので、
試泳をしたかったのもあり、2回目の説明会に参加しました。

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そこでは受付、競技説明、シールタイプのナンバリングなどを済ませ、
その後、荷物をメイン会場の手荷物預かり所か自分の車に置き、
必要な物だけを持ってトランジッションエリアへ向かいます。
と、さらっと書きましたが、
99Tはメイン会場、駐車場、競技説明会場、スイムスタート地点、トランジッションエリア
それぞれの移動距離間が長いので、時間に余裕を持って行動しないとバタバタします。
最悪スタートに間に合わないなんて事も起こります。
私も99Tは初参加だったのでは距離間を把握しておらず結局試泳には間に合いませんでした。
初めて参加される方にとって特に大事な試泳ですが、
試泳する場合は、前日に競技説明会を済ましておくか、
当日1回目の競技説明会に参加された方が時間に余裕ができて良いかと思います。

 

私のスタート一時間前、オリンピックディスタンス初挑戦となる友人がレーススタート、
無事のスイムアップを祈り見送りました。

 

私もスタートが近づき、水の中に入りながらウェットスーツをしっかり着用し待ちました。
ウェットスーツは下半身と腕(フルスーツの場合)をしっかりたぐりよせて着れているかで
上半身の余裕が大きく変わります。
フルスーツの場合しっかり着れていないと、
腕が回しづらくなり疲れ易くなってしますので気を付けたいポイントですね。

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さて、いよいよスタート。
今回は一年振りのトライアスロンでしたので
とにかくスイム・バイク・ランの3種目を楽しむ事を目標に
11時55分第8ウェーブのレースが始まりました。

 

スイムはうねりもほとんどない一宮川河口を2往復する1.5キロ。
噂通り水中の視界はほどんどありませんが、大量に砂が混ざっている感じで汚れているという印象は持ちませんでした。
前を泳いでる人の姿を水中からはほぼ見えないので、頻繁にヘッドアップしながら進みます。
スタートしてすぐ右のふくらはぎが一瞬ピクッとしましたが、まぁ大丈夫だろうと一周目を気持ちよく泳ぎました。
2周目に入ってすぐ、右ふくらはぎがプリプリしだし、まさかの嫌な予感。
バタ足はせずに様子を見ながら泳ぎましたが、やはりピキーンっと攣ってしまいました。
ウェットを着ているので浮きながらふくらはぎを伸ばしていると、
ボートに乗ったレスキューの方がすぐに傍まで来て、浮輪を投げてくれました。
浮輪やボートや浮きなどに掴るのはルール上反則ではないので、
浮輪に掴りながらふくらはぎをしっかり伸ばし、再スタートを切りました。
その後は攣る事なく気持ちよく泳ぎ切れました。
しかし、まさかのスイムでの攣り。
練習で3キロ泳いでも攣る事はないのになぜ?って感じですが、
レース前に何だかんだ4キロぐらい歩いてしまったのが原因な気もします。

 

陸に上がるとまたプリプリが再発したので、
攣らないようゆっくりトランジッションエリアへ向かい、
しっかりとまたふくらはぎを伸ばしバイクスタートです。

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バイクは九十九里有料道路(一宮町~白子IC間)を3周回する40キロ。
バイクパートの間だけ集中して水溜まりができるほどの雨に降られましたが、
それでも有料道路を走るド平坦の直線コースは最高に気持ち良かったです。
パワーメーターを導入してから初レースとなりましたが、
お陰で今までで一番良い感じでペーシングができました。
私が60分間維持できる平均出力に対して90%を上回る出力で踏まなければ、
最後のラン10キロへ脚を残せて、しっかり走り切れる。
これはトレーニングでも実証済みで、パワーメーターを導入してからは
気付かぬうちに無理して踏み過ぎているというのが減った為
バイク後のランが気持ちよく、攣る事もなくなりました。

 

私は過去の全てのレースで攣りにやられてきており、

これでようやく攣りから解放されるかと思いきや、

今回まさかの攣りそうな状態でのバイクスタート。
右のプリプリを庇ううちに左ふくらはぎもプリプリしだし、
右プリ、左プリと交互にプリプリながら想定外な状態でバイクを走ることになりました。
ただ今回は、トライアスロンバイクのP3にパワーメーターやビックプーリーと
新たに導入した機材を初めて使うレースでしたので、
とにかく楽しみました。
そしてトライアスロンバイクはとにかく平坦の巡航が速かったです。
99Tのような平坦で直線的なコースであればオリンピックディスタンスでも
ロードよりトライアスロンバイクが速いのは紛れもない事実ですね。
プリプリさせながらも平均時速38キロで走り切れました。

 

そして、最後はラン10キロ。
バイクを降りた瞬間また攣ってしまいましたが、ストレッチして回復。
いつものペースで走り出せました。
心拍を上げ過ぎないよう最大心拍の80%~85%を目安に一定ペースで走りました。
折り返し地点を過ぎてもペースは落ちず、
ビーチ沿いに出てからは若干ペースを上げ、海を感じながら気持ち良く走れました。
ゴール前には2歳と4歳の娘2人が待っててくれて一緒にゴール。
トライアスロンを満喫しました。

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リザルトは、
スイム:31分29秒 (276位)
バイク:1時間8分21秒 (104位)
経過順位:(139位)
ラン:55分8秒 (853位)

男子総合成績 : 2時間35分8秒 (330位/1311人中)

 

ランで200人近くに抜かれていて驚きましたが、
毎回苦行となっていた最後のランが
今回はゴールまで気持ち良く走り楽しめたので成功と言えるでしょう。
タイム的にも40分は切りたかったのでいちお目標達成です。

 

 

共に出場した友人も初オリンピックディスタンスを無事に完走しました。
去年まで一度も泳げた事がなかった友人がトレーニングを積み
今年の昭和記念公園でトライアスロンデビュー、
そして次の目標に掲げたのが99Tでした。
その目標に向かいオーシャンスイムスクールで海でしっかり練習し、
一週間前に不安が襲い出場を断念しそうになったようですが、
今までの練習を信じ、また娘さんにも背中を押され
今回挑みました。
最後は娘さんと一緒にゴールし、娘さんは号泣されていました。
友人は今回スイムが一番気持ち良かったそうです。
努力は報われますね。

 

ただ、逆に全くトレーニングを積まずしてお試し感覚でトライアスロンに挑むのは
死亡事故に繋がる可能性もあり危険です。
目標に向かって真剣にトレーニングし、本気で楽しんでこそ、
トライアスロンには格別の魅力があります。

 

私もまた来年の大会に向けて、本気で楽しみたいと思います。

 

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