エアロロード・トライアスロンの殿堂 日本最大級トライアスロンショップ
2022/11/16 12:29
こんにちは!お茶の水店スタッフの高橋です。
突然ですが自転車ブランドを代表するカラーがあることをみなさんはご存知でしょうか?例えば有名なものですとイタリアの老舗ブランドであるBianchiはチェレステカラーといったようなものが例に挙げられます!そして同じくイタリアのブランドであるGIOSには特徴的なカラーである「ジオスブルー」というものが存在します!今回は実際に乗った感想も交えながら、そんな「ジオスブルー」を纏いながらも、地形問わず走る事が出来るオススメのバイクがお茶の水店オリジナル仕様+αでありますのでご紹介致します!以前に乗った際のインプレを踏まえながらの為少し長くなりますがお付き合いいただければかと思います…。
目次
GIOSは創業1948年のトリノの伝統的なブランドです。そんな同社のバイクの特徴は何と言っても先述した通りフレームには「ジオスブルー」と呼ばれる有名な青のカラーが使われたモデルがあり、細身で精度の高いクロモリフレームで有名です。また、クロモリのイメージが強いですが、カーボンバイクやアルミバイクも取り扱っています。そして最近GIOSの軽量レーシングモデルで名車として名高いLEGGEROが最新カーボンモデルとなって帰ってきました。高いねじれ剛性を持つハイモジュラスカーボンで適正にレイアップされ、ライダーのパワーを余すことなく推進力に変えてくれます。
フレーム形状は空気抵抗を減らす為に最近流行のカムテール形状を採用しつつもエアロ形状でありながらフレーム重量が940g(公称)、フォークが同じく公称で350gとなっており、合計のフレームセットで1,290g!!非常に優秀であるといえるでしょう!
また今回ご紹介しております車体はブラックからブルーへのグラデーションが美しいだけでなく、画像だと伝わりにくいかもしれませんが、ブラックの部分にラメが入っており光の下だとより美しく、所有欲も満たしてくれるフレームとなっています!個人的にはこのカラーリングの車体を街中で見かけたら思わず振り返ってしまうと思います!
コンポーネント類の品薄によりフル105は揃えられなかったため、手に入らなかった一部パーツがアルテグラとなっております。具体的には
・左右のSTIレバー
・ブレーキローター
がそれぞれ105より一つ上のアルテグラの物を採用しています!
レバーをアップデートしたことによって、変速の際にレバーを倒し込むストロークが短くなるので、より楽に&よりスムーズに変速する事が可能です。ここは105からアップグレードする際に変化を感じやすいところなので、最初からアルテグラが付いてくると言うのはお買い得と言えますね!
また、ブレーキローターは本来付属する105グレードの物よりも性能面では放熱性、制動力の向上が期待できます。また、外観面では黒基調の車体に白いワンポイントとなるので嬉しいポイントだったりします!
クランク・変速機等のメインのコンポーネントは105を採用。チェーンリングは50-34Tがアッセンブルされている為、坂に自信が無い人でも大丈夫!スプロケットは11-28Tを採用しているので、ある程度踏める方でもギアが軽すぎるといった問題は起きない丁度いい塩梅のギアを搭載しています!
細かいところとして、シフトワイヤーをシマノのケーブルの中で最もグレードの高いポリマーコーティングの物を採用。アルテグラのレバー、105の変速機というシマノ上位コンポーネントたちとも相まって非常に軽いシフト性能をライダーに提供してくれます。
また、本来ですとタイヤはVittoria ZAFFIROのものを履いていますがお茶の水仕様の方はVITTORIAの最上位グレードのCORSA SPEED G2.0 TLRを採用しています!転がり抵抗が非常に低く、最速のタイヤのうちの一つと言えるでしょう。また、グリップ力もさすがVITTORIAと言ったところでしょうか、軽快な走行感にも拘わらずコシのあるグリップ力を誇ります。
ホイールの方も元々はSHIMANO WH-RS171というものですがお茶の水仕様車はDT SWISS P1800 SPLINE DISCになります。品質の高いDT SWISS製のアルミホイールが快適な走りをサポートしてくれます。ホイール・タイヤ共にチューブレスレディの為、シーラントをお買い上げいただければチューブレス仕様でお渡しできます!
バーテープには高いグリップ力とデザインの良さに定評のあるスパカズを採用しました! 世界選手権3連覇のピーターサガン選手も選択するほどのバーテープだったりします!そして車体に合わせたブルーの☆がワンポイントですごくオシャレです。個人的にはバーエンドの部分がワンポイントで映え、コチラのフレームとかなり良い組み合わせだと思います。
ここまでLEGGEROの特徴を上げてきましたが実際に私が普段乗っているバイクと比較した時の特徴について触れていきたいと思います!
私高橋が普段乗っているバイクですが…
・LOOK 595
の2台になります。前者がリムハイト58mmのZIPP404を履いた所謂平坦仕様、後者が前後でリムハイトが異なるものの50mm前後のENVE4.5を履いたオールラウンド仕様です。これらのバイクを踏まえた上でのLEGGEROに乗った感想を軽くですが述べていきたいと思います。
まず加速性能からですが、ホイール単体で見ますとLEGGEROの履くDT SWISS P1800 SPLINE DISCのホイールは決して悪いホイールではないですがアルミホイールである以上、ディープホイールながらもカーボンで軽量になっているZIPPやENVEに比べると正直性能では劣ります…。ですが!!!このLEGGEROに履かせた状態で乗るとその差をふと忘れてしまうぐらいスルスルと進みだします!ホイールの重量がやや重でこの加速感が実現できると思っていなかったので、フレームの軽量性が影響しているのかな?と思いました。
続いて巡行性能ですがホイールの方は先述した通りやや重ですが、逆に言ってしまえば慣性の法則で1度速度が乗ってしまえばリムハイトこそ低めなものの、速度が下がりにくくなります。
またLEGGEROの車体は軽量フレームながらもBB側のシートチューブがタイヤに沿って削られておりエアロダイナミクスも考慮されたものとなっています。その為、後ろに引っ張られるような減速の仕方はせず巡行する事が出来ました。また、剛性感も個人的にはガチガチ過ぎず柔らか過ぎずで漕いだ分進んでくれるような印象を受けました。比較としてDOGMA F8の方はツールドフランスを制したトッププロも乗っていた車体なだけあってガチガチな部分があり、合う人合わない人がそれぞれいるかなと感じていました。また、595の方はバネのような剛性で人によっては柔らかくて嫌いという人もいるかと思います。LEGGEROも好みは人によって分かれるところではありますが、丁度良い塩梅であることから多くの方に合うのではないかと思いました。
続いて登坂性能ですが、軽量フレームとだけあって坂道も軽快に登っていきます。また、ダンシングで左右に車体を振ってもつられてそのまま倒れる様な印象は受けず先程の巡行性能の面も考慮するとまさにオールラウンドバイクなんだなぁと感じました。ちなみにですがリムブレーキ、マイバイクのDOGMA F8の重量が電動デュラで約7.4キロ、595の方が機械式デュラで約6.8キロとなっていますが、コンポが105かつディスクブレーキ車のLEGGEROはお茶の水仕様車で8.05キロほどとなっています!このことからLEGGEROの軽快な走りはまさに”重量は走りの軽さに比例している”という言葉に当てはまると思いました。
最後にまとめですが、自分のバイクのコンポーネントのデュラエースとLEGGEROの105の差などは埋まりはしませんが、DOGMA F8や595といった他社のハイエンドバイクや上位モデルに迫るポテンシャルを秘めており、高いレベルでまとまっているバイクであると感じました。同時に、この性能で同価格帯のモデルと比較しても優れた性能を持ったバイクであるという印象でした。
また、LEGGEROの性能をより高める為にホイールをWH-R8100 C50などのカーボンホイールに変えてあげて、タイヤをチューブレスで運用してみるのもいいかも?なんてことも思いました!
・モデル:GIOS LEGGERO 【お茶の水オリジナル完成車】
コンポーネント:SHIMANO 105×ULTEGRA MIX
サイズ:520(170㎝前後の方向け)
ブレーキ:油圧ディスクブレーキ
タイヤ:Vittoria CORSA SPEED G2.0 TLR 25c
カラー:METALLIC GIOS BLUE BLACK
価格:¥319,460(税込)→ワケありの為10%オフの¥287,100(税込)!!!
・GIOS LEGGERO ⚡R7100 Di2⚡
コンポーネント:SHIMANO R7100系 Di2
サイズ:500(165㎝前後の方向け)
520(170㎝前後の方向け)
ブレーキ:油圧ディスクブレーキ
タイヤ:Vittoria ZAFFIRO 25c
カラー:METALLIC GIOS BLUE BLACK
価格:¥470,800(税込)※スペシャル特典あり!!
※どちらの車体も詳しいフィッテングはバイオレーサーにて計測させて頂きます!
いかがだったでしょうか?上の価格帯のモデルや他社のハイエンドモデルに匹敵する性能を秘めたイタリアンバイクのLEGGERO。個人的にこのLEGGERO、すごくおススメしたいモデルとなっております!!!お茶の水店仕様は1台限りですが、先日新たに発表された比較的お手頃に電動変速を実感していただける105Di2搭載の完成車仕様の方は数台ですが在庫として取り揃えております!!在庫に限りがございますので気になった方はお茶の水店までお早めにお問い合わせ下さい!
トライアスロンにもおススメのバイク、MAMBA-Rに試乗したスタッフ木村のインプレ記事はコチラから!!