エアロロード・トライアスロンの殿堂 日本最大級トライアスロンショップ
2022/12/24 09:54
こんにちは、お茶の水店の木村です。
皆さんは「輪行」された経験はありますでしょうか。自走で行ける範囲から大きく行動範囲を伸ばすことが出来るようになるため、自転車の楽しみ方の選択肢がより増えるという利点があります。自分が住んでいる千葉から箱根や榛名山、そして富士山など遠くに繰り出して、普段走らないエリアを楽しんでいます。
そこで不安になるのが、「愛車に傷がつかないかな」ということですよね。私なんかは自他ともに認める神経質な性格なので、愛車に大き目の傷なんかが出来てしまったときには、そこを撫でながら「あぁ・・・」とつぶやいたりすることもあります(笑)
「傷は勲章!」とも言われたりはしますが、できるだけ傷は減らしたいのが本音ですよね。そんな「絶対に傷を付けたくないマン木村の輪行」を今回はご紹介したいと思います。
フル内装×ディスクロードという輪行の難易度がやや高いかな?と思われがちな仕様ですが、SCOTTはフル内装であってもハンドルがしっかりとトップチューブに当たるまで切ることが出来るので、他のロードと比べて手こずることはないと思います。
まずは車体からホイールを外します。これは普通の輪行とおんなじですね~
各所で言われておりますがディスクロードを輪行する際は「必ず」ダミーローターを挟むこと!これがないと不意にブレーキレバーが動いてしまったときに、ブレーキのピストンがせり出してきてしまいホイールをはめることが出来なくなってしまいます!
これでOK。
ここでひと手間加えて、、、
スルーアクスルをはめておく癖をつけておくと紛失防止になるのでお勧めです。せっかく何時間もかけて目的地に着いたのにスルーアクスルが無かったらそれだけで走行不能ですからね。クイックと違うのはフレームごとに微妙に規格が違うということ。ネジピッチなどが異なるため、一言でスルーアクスルといっても合う合わないが生まれてしまうので、出先で自身のフレームに合うスルーアクスルのみ調達するということは不可能に近いと思います。
後輪にも忘れずに。
ここでもうひとポイントなのですが、後輪のスルーアクスルをはめるときに画像のようにチェーンをひっかけておくとテンションがかかるのでだらーんとなったチェーンがフレームを傷つけるといったことが無くなります。
後はレバーを操作してRDを軽いギアに入れておくと、持ち運んでいるときにRDをぶつけてハンガーが曲がってしまうというアクシデントが起こりづらくできます。特に階段や改札ではぶつけやすいので要注意ですね。
このステップが、普段の輪行と大きく異なってきます!
今回使う輪行袋はオーソドックスなもので、国内メーカーOSTRICHさんのロード220を使っていきます!
こちらの商品はリム用、ディスク用の二種類が用意されているので自身が使用されているバイクに合わせてお求めください。
そして輪行袋と別に用意する今回の目玉がこやつ!
ででん!そう!ホイールバッグです!!!輪行時に車体に傷がつく最大の原因が、フレームとホイールが袋の中で擦れてできる傷。輪行袋のみの輪行であっても、しっかりと3点を紐で止めがっちりホイールを固定することで大きな傷をつけることなく輪行が可能ですが、何度もされている方ならともかく、初めての方には特に難しいのではないでしょうか。かくいう私も、初めて輪行した時にはトップチューブとシートステーの接続部分に大きな傷をつけてしまい、とても悲しかったのを覚えています・・・
そのような悲劇がそもそも起こらないようにするために、傷の原因となりうるフレームとホイールを別々に持ち運んでしまおう!というのが今回の趣旨です。私は購入したホイールについてきたものを使用しましたが、ホイールバッグのみをお求めであればこちらがお薦めです。
ホイールバッグに詰めて・・・
後輪を袋詰めする前にはスプロケットにカバーをしておくことで、ローターに油分が付着するのを防ぎ音鳴り予防になります。
後はフレームだけ輪行袋に入れれば・・・
完成!
自宅についてから組み立て慎重にチェックしてみましたが、傷はついていませんでした!
まずこの輪行方法、一番大きな課題はとにもかくにも荷物がかさばるということ。輪行袋だけでも周囲の人に見られるほど大きな荷物であるのに加えてホイールバッグが追加されますから、それはもうとんでもない荷物です。この方法を使うときは周囲の方の迷惑にならないよう利用者が少ない時間に、端っこの車両に乗るようにしましょう。
そして目的地の駅に着いた時、輪行袋はともかくホイールバッグをどうするかという問題。出発地点とゴール地点の駅が同じであれば駅のロッカーなどに預ければOKだと思うのですが、それらが違う場合には邪魔になってしまいます。泊りがけのライドであれば宿泊先に預けさせてもらうなんでこともできそうですね。
いかがでしたでしょうか。一口に輪行といっても、目的や交通手段によってやり方が色々あると思います。輪行をしてみたいけど何から揃えたらよいかわからない・・・という方は是非店頭にてご相談ください!
普通の輪行のやり方については、こちらの動画で詳しく解説されておりますのでご参照ください!