エアロロード・トライアスロンの殿堂 日本最大級トライアスロンショップ
2023/01/26 18:30
こんにちは!お茶の水店、坂口です。
1/20日に味の素スタジアムで行われたスタッフ試乗会に私も参加して参りました。
当日は各代理店様、メーカー様のおかげで様々な自転車に乗ることができ、とても有意義な時間を過ごすことができました。ありがとうございました!
目次
試乗会では各社のミドルグレード(セカンドグレード)を中心に乗りまくりました!さすがに時間に限りがあったので全てのブランドを走破することは出来ませんでしたが、ほぼほぼ乗れたんじゃないかなと思います。前日に100km走っていたこともあり、試乗会なのにかなり疲れました…笑。
なぜ今回ミドルグレードばかり試乗したのかというと、ハイエンドモデルはみんな乗るのでブログが被りそうなのと、もし私が次のバイクを買うとしたら予算的にミドルグレードあたりかなーと考えているからです。私の場合ファストランやレースでの使用が中心になるので、落車で壊す可能性を考えると高額なバイクは手が出しにくいのです。それに加え、最近スポーツバイクの値上げがハンパないという現状も…。
そういった考えのもと、色々乗ってみた中で私が一番コストパフォーマンスに優れていると感じたバイクはコチラです!
昨年発表されたMERIDAの新型オールラウンドバイク、SCULTURA Vです!バーレーン・ヴィクトリアスの選手たちが先駆けて使用していたこともあり、かなり話題になっていましたね。もともとSCULTURA自体が軽量山岳向けモデルだったので前作の時点でかなり軽いバイクだったのですが、MERIDAによると新作はさらにそこから軽量化され、その上で空力と快適性を向上させているとのこと。つまり、完全な上位互換品に仕上がっているわけです。詳しくは下記のURLからメーカーサイトをご覧ください!
https://www.merida.jp/special/scultura_v_team/
しかし、これはあくまで上位グレードのお話。ミドルグレードでも形状はまったく同じなので空力に関しては同等かもしれませんが、カーボンのグレードがCF5からCF3へとランクが落ちるので、当然ながら重量は重くなってしまいます。
また、一般的にカーボン素材のグレードが落ちると反応性も悪くなってしまうハズ。CF3を採用したSCULTURAの実力はいかほどか。ワクワクしながら試乗に臨みました。
コンポーネント:SHIMANO R8170 Di2
ホイール:REYNOLDS AR41 DB
タイヤ:CONTINENTAL GP5000
カタログ重量:7.7kg
さてさて、実際に乗ってみての感想ですが・・・いい意味で期待を裏切られました!
まず第一に感じたのが、漕ぎだしの軽さ。試乗コースは平坦基調で折り返し箇所が90°コーナーになっているのですが、減速してからのコーナーの立ち上がりがとても楽に感じました。そこからの加速も非常にスムーズ。もちろんエアロロードやハイエンドバイクの爆発的な加速感はありませんが、ミドルグレードなのに完成度高いなー!というのが正直な感想です。私が普段乗っているバイクはペダル込みで約7.3kg程の重さなので重量差はそれなりにあるハズですが、少なくとも今回の平坦コースでは全く気になりませんでしたね。
また、普段のバイクよりも重いせいなのか設計による違いなのかは不明ですが、巡行時やコーナリングの挙動はSCULTURAの方が安心感がありますね。変にヒラヒラ感が無いので、そこまで気を使わなくても上手く走れる気がします。
ここまでイイことばかり書きましたが、気になった点もあったのでつらつらと。
まず、高速巡行はそこまで得意なバイクではないと思います。当日はエアロロードなどにも試乗したのですが、それなりに速度が上がるとやはり見劣りしますね。あくまで軽量オールラウンドモデルなので仕方がない部分ではありますが。
また、ある程度速度を出してからさらに踏み込んで加速しようとすると少し頭打ち感が。カーボンのグレードによる違いもあり、この辺りはさすがにハイエンドモデルに軍配が上がります。
以上の感想を踏まえ、私がCF3グレードのカーボンを採用した新型SCULTURAを一言で表すならば、「初心者から熟練者まで幅広くカバーできるコスパ抜群のオールラウンドバイク」といったところでしょうか。総じてミドルグレードの中ではとても完成度の高いバイクだと思います!
これからロードバイクを始めたい方で、最初からある程度いいものが欲しいという方には自信をもってオススメできます!また、フレームそのもののポテンシャルが高く、ホイールをアップグレードすれば化ける可能性が高いので、レースやイベントを念頭に置いている方や熟練者の方でコスパを重視される場合もよい選択肢になるハズ。
もし私がCF3カーボンのSCULTURAをカスタマイズするとしたら、50mm前後のハイエンドホイールを履かせて完全なレース仕様にします!巡行と軽量性、そして反応性に優れたハイエンドホイールを履かせれば、弱点が見当たらないバイクに仕上がること間違いなし。その上で具体的な商品名を上げるなら、値段が上がってしまったものの、私も愛用しているSHIMANO WH-R9270-C50はとてもオススメです。
さて、今回紹介させていただいた新型SCULTURAですが、当店にも入荷予定がございます!
グレードとサイズは以下の通り。
商品名:SCULTURA 4000
コンポーネント:SHIMANO R7000
価格:¥374,000(税込)
入荷予定カラー:RED/BLACK(TEAM-REPLICA) | ERK9
入荷予定サイズ:44cm(XXS)160~170cm、46cm(XS)165~175cm、48cm(S)170~180cm、50cm(M)175~185cm
入荷時期:6月頃
商品名:MERIDA SCULTURA 6000
コンポーネント:SHIMANO R7100 Di2
価格:¥528,000(税込)
入荷予定カラー:WHITE(GUNMETAL GREY) | EW46
入荷予定サイズ:44cm(XXS)160~170cm
入荷時期:11月頃
入荷予定カラー:METALLIC BLACK(SILVER) | FK05
入荷予定サイズ:46cm(XS)165~175cm
入荷時期:9月頃
※入荷時期は目安です。伸びる可能性もありますのでご了承ください
いずれもかなり先の入荷になってしまいますが、お待ちいただく価値は十分にあるバイクだと思います。
ご予約も可能です。ぜひご検討いただき、お茶の水店まで足を運んでいただければと思います!