エアロロード・トライアスロンの殿堂 日本最大級トライアスロンショップ
2023/02/13 06:26
こんにちは、お茶の水店の木村です。
トライアスロン界において最難関とされるアイアンマンディスタンス。スイム3.8km、バイク180km、ラン42.195kmのトータルでおよそ226kmにもわたる長大なレースです。スイム、バイク、ランどのパートをとっても、それ一つだけで非常に大変な困難であり、完走できたというだけでもまさに「鉄人」というべき素晴らしいアスリートの証です。
そんな完走するのも困難なアイアンマンディスタンスにおいて、前人未到の7時間切りを達成した選手がいます。その名もクリスティアン・ブルンメンフェルト。彼の打ち出した記録は多くの人を驚愕、感動させ世界中で大きな話題となりました。彼の前人未到の記録達成を支えたバイクも発表とともに大きな反響を呼んでおり、当店でもお問合せ、ご予約が相次いでいます。
トライアスロンバイクの開発に力を入れるメーカーが減ってきている中で、このバイクは最近一番メーカーの熱意を感じたモデルなので、私も熱を込めて書かせて頂きました。
今回のブログでは、バイクについて細かいところまでユーザー目線で迫っていこうと思います。
目次
¥990,000(税込)
弊社スペシャルローンをご利用いただけます。クレジットカード等の分割払いよりも非常に金利が軸くなっておりますので是非ご利用ください。簡単見積りはこちらから。
Silver Rush(左) Aurora Hologram(右)
XXS(身長165cm前後)、XS(身長170cm前後)、S(身長175cm前後)、M(身長180cm前後)、L(身長185cm前後)
※上記は参考値となります。ご購入の際は当社が施工しているバイオレーサーエアロ等でのフィッティングの上サイズ決定されることをお勧めいたします。
現在当店でオーダーしているのは、
Silver Rush :XS (170cm前後) , S(175cm前後)
Aurora Hologram:XXS(165cm前後) , XS (170cm前後)
となっております。
上記サイズ、カラーに関しましては現時点では23年秋を予定しております。
すでにメーカー分完売となっており、新規オーダーが出来ない状況となっております。かなり貴重な入荷枠となりますので、お早めにご相談ください。
1店舗でこれだけオーダーしているのは、全国どこを探しても当店だけではないでしょうか。
※昨今の社会情勢等により、入荷時期が大幅に変動する可能性もございます。あらかじめご了承くださいませ。
異形のトライアスロン専用バイクが少なくなってきた昨今。制限に縛られないトライアスロンバイクだから実現できたトライアスリートの為のバイクとなっております。
CADEX TRIフレームセットはロードバイクやTTバイクから派生したものではなく、UCIルールなどいかなる規制に縛られることなく生み出された全く新しいフレームです。従来の前提条件を捨て、トライアスロンというスポーツを前進させるべく果敢な探求に挑む世界最速のトライアスリートたちによってデザイン、設計、テストされたCADEX TRIはこれまでと全く異なる存在となることは疑いようがありません。
フレーム全体がAeroSystem Shaping Technologyにより設計され、このバイクを正面から見たとき最も印象的に映る、左右が大きく開いた刃物のような長い形状のフロントフォーク、ホリゾンタルシートステイを含むエアロ性能に優れた特性をもつCADEX TRI。特徴的なFフォークはコクピット部まで伸びており、これによってバイク前部の剛性が高められたことでベースバー、エクステンションバーのたわみが少なくなりハンドリングの安定という利点ももたらしています。
そしてこのフレームは、ただ風洞での空力実験の結果が優れているだけでなく、180kmもの長い距離を走り切る間ライダーが空力的に最適なポジションをとれるよう設計されています。風洞実験上のデータを超えるパフォーマンスを発揮できるようサポートしてくれます。
ダウンチューブに設置された取り外し可能なベントーボックスは、複数の補給食をストックすることが出来るためエアロフォームを崩すことなくアクセスすることが出来ます。独自設計のラバー製カバーがあるため、画像の様に補給食の一部を出した状態で走行してもしっかりとホールドしてくれます。
フレームサイズごとに最適化された容量のハイドレーションがダウンチューブ内に設置されています。(Lサイズで1000ml)ハイドレーションにはヘッドチューブのエアロカバーから伸びるストローでアクセスでき、ライダーは水分補給のためにバーから手を離したり、エアロポジションを崩したりする必要がありません。また、ダウンチューブにあるポートからボトルを挿し込むことで容易にハイドレーションに水分を補充することが出来ます。トレーニング時の利便性を高めるため、ダウンチューブのみならず省かれがちなシートチューブにもボトルゲージ台座があり、暑い日に水分を多く持ち運ぶことが出来ます。
パンクなどのメカトラブルに対応するには、替えチューブやCO2ボンベ、携帯ツールなどが必要になります。そこでアスリートを悩ませるのが、ツール類の持ち運び方法。どれだけ空力が最適化されているバイクに乗っていたとしても、サドルバッグやハンドルバーバッグは空力を損なう要因となりアドバンテージが薄れてしまいます。
CADEX TRIでは、BB上部にツールボックスがあらかじめ備え付けられています。これにより、ライダーは空力を損なうことなくトラブルに対処することが可能となりました。ツールボックスにはマルチツールやタイヤレバー、CO2インフレーターが付属します。
どれだけ風洞で速かろうと、それを駆るライダーにとって乗りづらいバイクであれば記録を成し遂げることはできません。たとえ180kmものバイクパートであろうと、快適かつ空力に最適化されたポジションをとれるような配慮がなされています。
1,000通り以上のセッティングが可能な構成で、ほぼ無限ともいえるライディングポジションの調整が可能です。すべての選手にパーソナルメカニックが帯同するわけではないため、調整するためのハードウェアもシンプルなスペーサーやより少ないネジ類によって最小限の部品で構成されています。ケーブル類はクリーンにまとめられているため、コックピットの調整をするたびに整備しなおす必要はありません。つまり、あらゆる身長や体格のライダーが、パワーと空力的な効率および長時間における快適性兼ね備えた完璧なフィット感を簡単に実現できるのです。
パーフェクトなフィットを得るためには、フレームのサイズだけではなく、ペダル、サドル、ベースバー、アームレスト、バーエクステンション等の重要なコンタクトポイントの調整も欠かせません。専用設計されたエクステンションバー、縦長のアームレスト、ベースバーが付属してきます。エクステンションバーは前腕部を置く凹みが成形されているため、快適性の向上につながります。もちろん、お気に入りのモデルを使っていただくことも可能です。
コックピットの構造は、全体として一体化されていながらセットアップ自体はそれぞれ独立しており、エクステンションバーの位置を動かさずに高さを調節できるほか、高さを換えずにエクステンションバーやパッドの前後位置のみ変更するといったことも可能です。
サドルの位置の調整幅が非常に広いこともCADEX TRIの特徴です。前後に70mmもの調整幅があるため、有効シートチューブアングルは、最も前に出した状態で約80°、最も後ろに引いた状態で約76°と、およそ4°も調整幅があります。
以上の様に、トライアスロンフレームで5つのサイズ展開を行うのみならず、同一サイズ内であってもポジションの調整幅が非常に広いことがこのCADEX TRIの特徴ということが出来るでしょう。
超人的な記録を出したクリスティアン・ブルメンフェルトは、CADEX TRIについて次のように語りました。「私たちは、エアロダイナミクス、ペダリングの効率性、そしてもちろん快適性を向上させる方法を常に追求しています。180kmという長いコースの間では少しの変化が積み重なり、時には風洞実験でうまくいったことが、ロード上では同じようにうまくいかないこともあります。ポジションとフィッティングを最適化しようとするときに、これらの調整を素早く簡単に調整できるのは、画期的なことです。」
CADEX Triフレームセットには最上位グレードのT1000カーボン繊維と、最先端のカーボンレイアップ技術が用いられ、重量がわずか4,577g以下*でありながら、クラスをリードするペダリング剛性とねじれ剛性を獲得しています。この並外れた重量剛性比は、ペダリングのストローク時にパワーロスがないことを意味します。フィッティングの調整幅が非常に広い点、エンデュランスに革新的に最適化されたエアロテクノロジー、一体化されたハイドレーションと栄養補給のシステムとの組み合わせで、記録を破る総合的な効率性という結果をもたらします。
*Mサイズ(コックピット、シートポスト、ストレージ類の総重量)
コンポーネント等の組み合わせにより変わりますが、完成車の組み立て時重量は9kg前半程となり異形のトライアスロンバイクとしては十分な軽さも確保できると思われます。
トライアスロンへの参加は遠征と切っても切れないもの。日本のみならず世界各地で開催される大会に参加するためには、飛行機に積むことが必須となってきます。CADEX TRIは遠征に必要な手順を最適化することで遠征に伴うストレス、トラブルを軽減させライド中以外の時間もサポートしてくれます。また、フレームセットにはTOPEAK製のトラベルケースが付属してくるため、専用の輪行袋を用意する手間もかかりません。トラベルケースは頑丈なポリカーボネートで作られており、対衝撃性・防護性があります。また、空港での移動を容易にするキャスターが付けられており、航空会社の荷物制限に準拠しています。さらに、ケースの中には保護用のスリーブ、ドライブトレイン用のカバー、フレームをケースのなかで保護し固定するマウントシステムが含まれます。このマウントシステムは、ミニワークスタンドとしても使用できます。
ベースバーとエクステンションはコンパクトなサイズに折りたためるようにデザインされており、パーツを取り外すことなくトラベルケースに収納可能なため、目的地に着いた後は容易に元のポジションに戻すことが出来ます。
走行性能、ポジション、遠征の容易さ、全ての面において一切の抜かりなく最適化が図られたCADEX TRI。フレーム価格は税込99万円と、決して安くは無いものの、妥協ない世界最高峰の性能、トラベルバッグを始めとする豊富な付属品、そして見るものを驚愕させるその異形など、性能からすると決して高すぎるということはないと感じます。
人類に不可能だと思われていた7時間を大幅に更新したクリスティアン・ブルメンフェルト選手。彼が世界最高のアスリートの一人であることは間違いありませんが、その記録を支えたこのフレームがトライアスロンバイクの中で突出していることは疑いようがありません。
前人未到の記録を成し遂げたこのフレームが、あなたの新記録達成を強力にサポートしてくれるでしょう。
フレームセットのためコンポやホイールなど仕様次第では、コストを抑えて組むことも可能です。分からないこと、迷っていることはトライアスロンバイク、バラ完の知識が豊富なお茶の水スタッフが相談させて頂きます。
ご相談、お待ちしております。