エアロロード・トライアスロンの殿堂 日本最大級トライアスロンショップ
2023/07/10 21:02
こんにちは、お茶の水店の木村です。
お茶の水店で開催されていた、DT SWISSのPOPUPに便乗してワタクシ木村も試乗用ホイールをお借りして1日ライドしてきたので、拙いながらもインプレをさせて頂ければと思います!
タイトルにある通りですが(笑)、ホイールの空力性能を語る際必ずと言っていいほどベンチマークにされるホイールである、ARC 1100 DICUT DB 62をお借りしました。
装着するとこんな感じ。SCOTTのエアロロードFOIL(先代)に合わせたので、相性ばっちり!グランツールを走っていてもおかしくない機材になりました(笑)
ホイールのスペックは以下になります。
リムハイト:62mm
ブレーキタイプ:ディスクブレーキ
対応タイヤ:チューブレス・クリンチャー
前後重量:1676g
店舗定休日に合わせてホイールを持ち帰り、いつも走っているコースで試乗しました。これまで使ったことのあるホイールはONE AER DX5と新型デュラホイールC50です。これらと比較しての感想になることご了承ください。ONE AERってなんぞやという方はコチラをクリック。詳しく書いたブログがございます!C50に関しては別途記事を上げる予定なので、良ければそちらも見て頂けると嬉しいです。
なぜこのコースにしたのかというと、どれだけ登れるか試したかったからです!空力研究の重鎮SWISS SIDEと共同開発したこのホイール、しかもその中でもリムハイトが高めです。平坦がダメなわけがないじゃないですか。そこで、平坦の良さを確かめつつ、登りと下りはどうなのか、ということに集中して乗ってきました。
鍵を外し忘れて、映えない写真になっております・・・笑
普段乗っているDX5と比較して、ホイールが300g重くなっているので、どうしても重さは感じてしまいます。ただ、剛性が高いので30km/h~35km/hまで速度がするすると上がっていく印象でした。そこから先はライダーのパワー次第でしょうか(笑)パワーをかければかけるだけ、余すことなく推進力に変えてくれるような印象を受けました。もちろん、一度上がった速度の維持は超ラクチン!機材に関して鈍感なことに定評のある木村でも、巡航のしやすさをはっきりと実感する事が出来ました。写真を撮り忘れてしまったのですが、25cタイヤを履かせるとタイヤの横面とリムサイドがツライチになるので、見た目的にも空力が良さそうです。
平坦区間をパスすると、千葉県の尾根幹ことうぐいすラインへと突入します。斜度5%~10%の登りが出現し始めます。プロのレースにおいては、このホイールを履いて山を越えている選手も見受けられるので、ある程度は登れるホイールであろうと予想していたのですが、予想以上。重いホイール特有の登りに入ったとたん失速する感じもなく、するすると進んでいきます。ただ、軽量ホイールのような足がすっと落ちるような感じはないので、パワーで回して登っていくような感じになるでしょうか。思っていた以上に登るホイールだったので、剛性の高さとも相まってどんどん踏んでみたくなりました。
下りに入ると本領発揮といったところでしょうか。怖いくらいにぐんぐんスピードが上がっていきます。開発時に正面からの風だけではなく、様々な方向の風で検証したリム形状とホイール全体の剛性の高さから、横風の影響をあまり受けることなく狙ったラインを通っていくことが出来ました。
走り終わってみると、いつもの何回も通っているいつものコースでPRをいくつか更新していました。下り、平坦が更新できていたことはまあ予想通りなのですが、登りでもPRが出ていたり、PRでなくても2,3番目に良い記録が出ていたので驚きました。キャノンデールの研究によると、6%の勾配までは軽量化よりも空力性能向上の方がパワーをセーブすることが出来るようなので、それを実証できたという事でしょうか(笑)「10%越えの坂を上るのが好き」「獲得標高数千メートルのライドをしたい」という方には、もっと良いホイールがあるかもしれませんが、それ以外の多くの方にとっては、非常にオススメ出来るホイールであると感じました。特に、TTやトライアスロンに出場される方にとっては、かなりメリットが大きいのではないでしょうか。
残念ながら店頭在庫はないのですが、お取り扱いはあるのでご相談いただければお取り寄せ可能です。(その際はご来店いただく必要がございます)もちろん他のモデルもお取り寄せ可能ですので、お悩みの方はスタッフまでご相談ください。
また、ブランドキャラバンの一環として新橋店や府中多摩川店にて実際にお試しいただくことが可能です。そちらも併せてご検討いただければと思います。詳しくはこちらからブランドキャラバンに関する情報をご確認ください。