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勝つために生まれたあのフレームが、コンポとセットで完成車よりもかなりお得にバラ完可能です

2023/08/02 21:14

商品紹介

勝つために生まれたあのフレームが、コンポとセットで完成車よりもかなりお得にバラ完可能です
by: 木村太陽

こんにちは、お茶の水店の木村です。

この前フィニッシュを迎えたツール・ド・フランスを始め、ステージレースの総合争いから超級山岳、そしてスプリントまですべての分野で活躍しているオールラウンドバイクが、コンポセットで完成車よりもお得にバラ完可能になっていますのでご紹介させていただきます。

1 COLNAGOV4Rs PREMIUM PACKAGE
2 “Built to Win”勝つために生まれたバイク
3 Vの系統を受け継いだサラブレッド

COLNAGO
V4Rs PREMIUM PACKAGE

カラー

UAE Team Emirates

TEAM ADQ

Black

Red

White

各画像はイメージです。実際の使用とは異なる場合がございます。

サイズ

420,455,485,510,530,550,570

サイズに関しては、店頭にて計測を行った後にお客様に最適なサイズをご提案いたします。

完成車・フレーム購入よりお得?

V4Rsのフレームセット(￥810,000税込)に、専用一体型ハンドル・バーテープ・コンポーネント・サドル・ホイール・タイヤ(ホイール＆タイヤは無しも選択可)がセットになっているパッケージになります。完成車販売ではないので、フレームカラー・フレームサイズ・ステム長が自由に選べるというメリットがあります。
付属している物を並べてみると、「いや、お得なパッケージとか言ってるけどそれただの完成車では？」と思われるかもしれません。僕もそう思います。では、コチラのページから完成車の価格とプレミアムパッケージの価格を比較してみましょう。

・完成車
　DURA ACE Di2＋ FULCRUM WIND 400 DB
　 ¥1,760,000(税込)
・プレミアムパッケージ
　DURA ACE Di2 +WH-R9270 C50TL
¥1,520,000（税込 ¥1,672,000）

となっています。コンポは同じですが、ホイールが違うのでそれぞれの定価を比較してみましょう。WIND 400は完成車付属用のホイールで単品売りしていないので、同等品と思われるWIND 40の価格で比較を行います。

FULCRUM WIND 40 DB ￥218,900(税込)
SHIMANO WH-R9270 C50 ￥291,940(税込)

いかがでしょうか。プレミアムパッケージの方がホイールのスペックが上がっている、かつ一体型ハンドルのステム長・ハンドル幅が選択可能というメリットがあるにもかかわらず、価格が低くなっているというよくわからない状態になっております。そのため、V4Rsをご検討されている方にはぜひこちらのプランをご利用頂きたいですね。上記はあくまでも一例ですが、他のパッケージでも明らかにお得な内容になっておりますので、例えばホイールなしパッケージにENVEホイールを履かせてUAE仕様にしてもお得に仕上がると思います。

パッケージ一覧

CAMPAGNOLO SUPER RECORD EPS +CAMPAGNOLO BORA WTO DB + COLNAGO CC.01
¥2,145,000(税込)

Shimano Dura Ace Di2 +WH-R9270 C50TL + COLNAGO CC.01
¥1,672,000(税込)

Shimano Ultegra Di2 +WH-R8170 R 36C + COLNAGO CC.01
¥1,422,300(税込)

CAMPAGNOLO SUPER RECORD EPS +COLNAGO CC.01（ホイールセット無）
¥1,760,000(税込)

Shimano Dura Ace Di2 +COLNAGO CC.01（ホイールセット無）
¥1,386,000(税込)

Shimano Ultegra Di2 +COLNAGO CC.01（ホイールセット無）
¥1,226,500(税込)

全てのパッケージに共通で付属するものとして、

サドル Selle ITALIA SLR BOOST TM

COLNAGO Dot バーテープがございます。

ホイール込みの場合には、

タイヤはChallenge Strada 300TPI Clincher 25mm Blackが付属致します。

納期

現時点で、およそ23年の年末～24年年明けごろを予定しております。フレームカラー・サイズによって異なる場合がございますので、詳しくはスタッフまでご相談ください。

“Built to Win”勝つために生まれたバイク

COLNAGO社は、ツール・ド・フランスを始めとしたグランツールからクラシックレースまで、あらゆる場面で勝利を目指すUAE TEAMの要求に応えるべく、既に完成度の高かったV3RSを超える、新型のバイクを開発しました。開発の過程においてタディ・ポガチャル選手を始めとするUAE Teamの選手らのフィードバックを受けるなど、一切の妥協なく開発が行われた結果、V4Rsが誕生します。このモデルは先代から5つの面で進化しています。一つ一つ紹介していきます。

エアロダイナミクス

現在どんどんと重要性を増している空力性能。レースの為に開発されたV4Rsも当然高い空力性能を備えています。風洞実験の際には、フレームだけではなく、コクピット・ホイール・タイヤ・そしてライダーまでを含めて一つのシステムと考え検証を行いました。
その結果、

・トップチューブ
フォークまでが流線形でつながるスマートな形状に変更され一体感が高まることで、正しい空気の流れを作り出します。

・フォーク
新しいフォーク形状となり、軽量化されました。タイヤクリアランスは、メーカーにも依りますが最大32mmに対応します。

・コクピットデザイン
ヘッドセットのアッパーベアリングを大型化することで、従来のD型コラムなしでケーブルの内装化ができ、強度と安定性が大幅に向上しました。

などの改良が施され、空力性能が最適化されました。

同時に開発された専用一体型ハンドルも、空力抵抗削減に大きく役立っています。V3RSのコクピットと比較して、剛性を落とさずにおよそ16%の抵抗を削減。NACA(アメリカ航空諮問委員会)による翼型デザイン（NACA airfoil）は、層流（圧力分布が一定の空気の流れ）を生み出し、効率よく安定した空力特性を作り出します。

軽量性

ロードレースにおいて、順位を大きく左右し選手たちが大きくふるいにかけられるのが登りです。ここでのアドバンテージを得るため、さらなる軽量化を目指しましたが、それは困難を極めました。なぜなら、V3RSが既に軽量化を遂げていたため、そこからさらに重量を落とすのは容易ではないためです。しかし各部を見直すことで、システム全体、つまりフレーム、フォーク、ヘッドセット、ハンドルバーの総重量を比較しトータルで47gが軽量化されています。

塗装込み重量を削減するため、チームカラーはマット塗装を選択。これによってグロス塗装に対しておよそ200g削減することに成功しています。

堅牢性と信頼性

厳しいレースでは、ロードバイクへの堅牢性や信頼性は大切なポイントです。V4Rsでは、レース中に衝撃を受けやすいパーツの耐衝撃性も向上しています。シートステーは一新し、エアロダイナミクス形状に加え、曲げや衝撃に対する抵抗力が大幅に上がりました。また、ヘッドセットにセラミックスピード製のSLT(固体潤滑技術)を備えたベアリングを装備し、耐久性と剛性を高めています。

品質と堅牢性を高めるため、V4Rsが完成するまでにはUAEチーム・エミレーツと共に多くの段階を経ています。昨シーズンのレースでは、「Colnago Prototipo」と名付けられたフレームが、さまざまなレイアップ（特定の層のカーボンファイバーの重ね合わせ）で実際に使用されました。そして最終的には、ツール・ド・フランスで最高レベルの結果に到達し、V4Rsの誕生へと繋がっています。

ジオメトリ

プロ選手からのフィードバックをもとにジオメトリが再設計されています。特に、リーチとスタックハイトが見直されており、全てのサイズでバランス良くパフォーマンスが発揮できるように調整されています。シートチューブ長とリーチの関係がほぼ同一となり、より簡単に正確なサイズ選択ができます。またサドル位置の調整による可能性の幅が広がりました。リーチ/スタックハイト比の最適化によりチェーンステーは短縮されています。

動的剛性

走行中、ロードバイク全体にはさまざまな負荷が同時にかかります。その負荷を正確に計算するためCOLNAGOのエンジニアは、実験室などの静的な測定と、実際のサイクリング時の動的な測定を組み合わせた剛性測定を開発しました。この新しい手法は、屋内環境化で静的・動的剛性を測定することができ、さらに、曲げやねじれ負荷に対しても測定ができます。その結果をもとに、V4Rsはあらゆるパーツの剛性調整を行いました。そしてあらゆる極限の条件が課せられるレースという状況で、最高のパフォーマンスを発揮できるロードバイクに仕上がりました。