19

これが「新時代」・・・!快適性が高すぎるのにとんでもなく漕ぎやすいあのサドルを試してみました!!!
by: 木村太陽

こんにちは、お茶の水店の木村です。

メーカー様のご厚意で最新サドルをお借りさせていただき、ライドに出かけてきました!

今回のブログでは感想や特徴をまとめていこうと思います!

FIZI:K
ARGO R3 ADAPTIVE

IMG_7128

商品詳細

・価格
 ¥46,400(税込)
・重量
 224g (140mm)、230g (150mm)
・サドル長
 265mm
・サドル幅
 140mm,150mm
・75mm幅部分の高さ
 45.5mm
・ノーズ先端から75mm幅までの長さ
 114mm
・レール
 7x7mm Kiumレール
・シェル
 カーボン強化ナイロン
・パッド
 Carbon® Digital Light Synthesis™ 3Dプリント
・I.C.S非対応
・対面販売限定商品

 

普段使っているサドル

IMG_0038

普段はSelle ItaliaのSLRシリーズを使っています。昔ながらの幅狭めロングノーズサドルで、且つ重量が120~130gと超軽量な点や、意外とベースがしなって乗り心地が悪くないという点で気に入ってます。SLRのサドル幅は132mm、今回お借りしたサドルは14mm幅です。これまでこのサドルに不満はなかったのですが、最新のサドルを体感してみたいと思い、メーカー様にお願いしたところ快くお貸しいただけました。この場を借りてお礼申し上げます。

 

最新技術を惜しみなくつぎ込んだ最新サドル

一口に「サドル」と言っても、そのパーツの中で場所によってかかる圧力が異なります。しかし、従来のようなベースにクッションを張り付ける方式だと、快適性を出したい部分は柔らかくして安定させたい部分は軽くするという事が難しかったため、各社から出ている穴あきサドルなどによって痛みが出ないようにして、快適性を確保していました。

しかし、フィジークは近年急速に発展を見せている3Dプリント技術によってこれまでにない全く新しいサドルを生み出すことに成功しました。それがこのADAPTIVEシリーズです。

IMG_7131

 

実際に触ってみると、座骨を支える外側の部分は硬めに

IMG_7130

痛みが出やすい軟組織を支える部分は指で押すとぷにぷに出来るくらい柔らかくなっており、一つのサドルの中でこれだけ柔らかさを変えることが可能なのかと驚きました。

快適性のみを追求したサドルだと、ペダリング時に座骨がはねてしまい、足を回しずらく感じてしまうことがあるほか、レーシーなサドルだとお尻は跳ねないもののクッションが足りず、長距離乗ると痛みが出てしまうという事が往々にあります。このサドルは、フィジークが持つ膨大なデータを生かし、最適な硬さになるよう設計されたという事を思い知りました。

実際に乗ってみると、快適そのもの。ただ、前述のとおりただ柔らかいというわけではないので、下りなどで足を止めたときや段差を超える時などには、ロード用サドルらしいしっかりとした硬さは感じます。むしろこういった場面でも快適なサドルですと、ぽよぽよしてしまって漕ぎずらいので、むしろ安心しました。このサドルが真価を発揮するのはペダリングをしているときで、パッドが座骨の動きを妨げることなく、違和感なく漕ぐことが出来ました。これまでにない感覚だったので言葉に表すのが難しいのですが、サドルの存在を忘れてしまうくらい自然な感覚でした。最近はSLRの穴あきモデルを使用していることもあり、股間の痛みが出ないかどうかが心配だったのですが、杞憂に終わりました。むしろ穴あきサドルだと淵の部分に圧力が集中して痛みが出たりするモデルもあるので、むしろ穴が無くやわらかいパッドがあるARGO ADAPTIVEの方が痛みが出辛そうです。

IMG_7129

見え辛い写真で申し訳ないのですがサドル前後位置の調整幅も広く、多くの方が不自由しないくらいには調整できそうでした。後部にくっついているのは私物のリアライト&マウントです。サドルに付属しないのでご注意ください。

ベースはカーボン強化ナイロン製の為、一番エントリーグレードのR3であっても220g程度と、超軽量ではありませんが十分軽いといえる重量に仕上がっています。さらなる軽量化を求められる方には、カーボンレールのR1やベースまでフルカーボンになる00グレードがございますので、そちらも合わせてご検討いただければと思います。

 

まとめ

総括としては、「非常に高い快適性を持ちつつも、座骨を安定させることによってどのような姿勢でも漕ぎやすくサポートしてくれるサドル」であると感じました。下ハンを握って深い前傾をとっても、逆に登りで上ハンを握り上半身が起き上がった姿勢であっても、良い意味でサドルの存在を感じることなくスムーズにペダリングすることができます。

多くの方にオススメできるモデルですが、なかなか高価なモデルのため、試してみないと不安という方も多いと思います(自分もそうでした)。上のバナーをクリック頂くことで、一部の店舗でのレンタルをお申込みいただけます。こちらでお試しいただけば、きっとADAPTIVEサドルの良さに気が付くはずです。サドル沼にはまっている方、最新のサドルを試してみたいなという方は是非。

 

在庫もあります!

8CD082D5-83F8-4936-93E4-31F810D34BBA

今回私が試したR3グレードの150mm幅が1点のみ在庫ございます。ご来店お待ちしております。