エアロロード・トライアスロンの殿堂 日本最大級トライアスロンショップ
2023/11/05 15:20
こんにちは!お茶の水店、坂口です。
11/3のスポーツバイクデモに先駆けて開催された社内試乗会にて、個人的に気になっていたエアロロードを乗って参りましたので、その様子をお届けします。
当日は各メーカー様、代理店様のご協力のおかげで有意義な時間を過ごすことができました。この場を借りて感謝申し上げます。ありがとうございました!
開催場所は味の素スタジアム。昨年と同じ場所だったので特に迷うことなくたどり着けました。
試乗コースは短めのコースで180°コーナーが二か所あります。コースの特性上、巡航性能よりも反応性や加速性能を試すことができる感じ。
実は自転車に乗ること自体が久々でしたので、脚力はすっかり弱まっています笑。そのあたりも踏まえてインプレッションをつらつらと綴っていこうかなと。
今回試乗したのはコチラのバイク。WINSPACE T1550。SNS等で存在自体は知っていたのですが、以前まで取り扱いのないブランドだったということもあり、実車を見ること自体が初めてでした。
まず、なんといっても見た目がカッコいい!個人的に真っ直ぐなチューブで構成されているよりも適度に弓なりになっているバイクの方が好きなのですが、まさにこのT1550はドンピシャです。
塗装もシンプルながら高級感があり、安ぽっさを感じさせません。今回メーカーに持ってきていただいたカラーはカーボン地が透けて見えるBLKカラー。これも私の好みでとてもいい感じです。
試乗車のコンポはSRAM FORCE E-TAP AXSで、ホイールは自社のLUN HYPERというカーボンスポークのホイールにIRC S-LIGHT TLR 28Cがアッセンブルされていました。T1550は流行りの28Cが履けるクリアランスを備えています。
ハンドルも自社製の一体型が付いていましたが、通常のステム・ハンドルを使って組むこともできるとのことでした!最新のバイクは専用ハンドルしか使えない物もあるのですが、私は自分の好きなハンドルを使用したい派なので、むしろこちらの方が好都合。また、機械式コンポにも対応しています。そういった意味ではパーツアッセンブルの選択肢が広くていいですね。
コースを走り回った感想としては、いい意味でエアロロードっぽさを感じさせない、そんな感じでした!
というのも、エアロロードは巡航性能の高さや加速性能に優れたモデルが多い一方、どうしても挙動に癖があって慣れるまで時間がかかるバイクも少なくありません。しかし、このT1550は私が普段乗っている軽量オールラウンドバイクに比べてそこまで違和感なく乗ることができました。おそらくフレーム重量の軽さが効いているのでしょう。
WINSPACEの方によると、未塗装のMサイズで880g前後に仕上がっているとのこと。あくまでエアロロードという位置づけですが、この重量であれば平坦のみならず登りでも不利になることはないのでは?実際に乗っていてもそんな感じでしたね。
また、ハンドルを90°以上曲げることができる通常設計のヘッド周りもこの素直な乗り味を生み出しているかもしれません。エアロを優先したバイクはヘッドにストッパーが内蔵されていて、ハンドルを大きく曲げることができないモデルもあります。それ自体は悪いことではないのですが、やはりハンドリング性能に多少なりとも影響してきますし、輪行などが難しくなってしまいますので。
加速性能に関しては大手メーカーのエアロロードと比べると少し劣るかなという印象です。コースが短めといえど、バイクによっては明らかな速さを感じる物もありましたので…。T1550はどちらかというとグングン加速するのではなく、気が付いたらスピードに乗っているという感じでした。
しかし、逆にこの味付けが落ちるところまで落ち切った今の私の脚力にはピッタリ!やっぱり速いバイクはどうしても脚が疲れやすいのです…。あくまで私の感想ですが、脚力に自信のない方でも扱いやすいバイクなのではないでしょうか。
価格はフレームセットで税込み¥320,650。他社のハイエンドだと50万は当たり前で、中には100万円近くするものもあることを考えるとコスパはかなり高いのではないでしょうか。
しかも驚きなのが、リムブレーキモデルも選べるという点!ディスクブレーキに完全に移行しているメーカーもある中で、このように選択肢を残してくれていることは素晴らしいですね。
いかがでしたでしょうか。こちらのバイクは国内チーム、スパークル大分の選手たちも使用しており、実際のレースでも活躍しています。T1550はコスパに優れ、実績のある扱いやすいエアロロード、というのが私の総評です。バラ完や載せ替え候補のフレームとして是非ご検討してみてはどうでしょうか!