【スタッフ日記】筑波山ライドでWINSPACEのLún HYPER 3.0 D45を試す!
by: サカグチ

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こんにちは!お茶の水店、サカグチです。

他社を圧倒するコストパフォーマンスを誇るWINSPACE。最近、様々な自転車系インフルエンサーの方々が紹介していることもあり、注目度の高いブランドです。今回はそのメーカーのホイール、Lún HYPER 3.0 D45をお借りし、ライドしてきました!

詳しいスペックは公式サイトをご覧下さい

https://winspace.jp/collections/%E3%83%9B%E3%82%A4%E3%83%BC%E3%83%AB%E5%85%A8%E3%81%A6/products/lun-hyper-3-0-%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%B9%E3%82%AF%E3%83%9B%E3%82%A4%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%82%BB%E3%83%83%E3%83%88?variant=41537264353368

ロケーションは筑波山周辺

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今回ホイールを試した場所は茨城県の筑波周辺。コースはこんな感じで、不動峠からきのこ山まで行って戻ってくるルートです。当日はスタッフ関さんと一緒に走ることに。本当はもっと距離を伸ばそうかと思ったのですが、今の自分の状態を考え、約50kmの距離に。登りはもちろん、平坦も試せるコースになっています。ちなみに今回の目標は山の中にあるカフェにたどり着くこと!

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家の車が無かったので土浦駅まで輪行しました。

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ちなみに、久々の輪行にてこずり、道具の準備不足も重なり集合時間から遅刻してしまい、結局駅辺りまで関さんに迎えに来てもらうことに…。本当にすみませんでした!(お詫びとしてカフェでドリンクをおごらせてもらいました)

不動峠で一発目の登り

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りんりんロードで合流して15km程走った後、すぐに不動峠を登り始めます。久々に峠を走ることもあり、序盤からかなりしんどい…。苦しみに耐えながら登りましたが、その際、このホイールにはとても助けられた気がします。不動峠は最後こそ10%の斜度がありますが、それ以外は傾斜面が続くこともあり、約50mmハイトのこのホイールが活きる感じ。

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非常に太いカーボンスポークを採用していることもあり、全体的に剛性の高さを感じます。しなりが無い分、丁寧なペダリングを心がけるとグイグイと進んでくれる印象。関さんには秒で置いていかれましたが、頂上でそれ程お待たせすることなくゴールすることができました。

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というか、この人早すぎますね…。さすがワイズロードスタッフ屈指のクライマー、恐るべし。

次の山までの道中で巡行性能を試す

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不動峠を下ったあとは平坦路(一部短い坂あり)を駆け抜け、きのこ山を目指していきます。その道中で驚いたのがD45の巡航性能の高さ!ホイールのリズムに合わせて漕ぐととても気持ちよく走ることができ、誇張抜きで普段よりもギアが一枚分軽く感じました。フロントホイールのスポーク数が20本と少ないことも影響しているかもしれません。そしてストップアンドゴーでの加速も非常に軽快。前述したカーボンスポークのお陰か、一気に巡行速度に乗せることができます。

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昨年の試乗車に付いていた旧型のLún HYPERとは全くの別物で、このあたりの性能がとても良くなっている印象を受けます。前作はカーボンスポークを採用していながらも、良くも悪くも普通のスチールスポークに近い乗り味に感じたので。あまりの加速の良さにもう楽しくなってしまい、ガンガン飛ばしていきました。まあこれが悲惨なことに繋がっていくのですが…。

二本目の峠の序盤から脚が売り切れる

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はい、きのこ山の登り始めから全く踏めなくなりました。ペダルに全く力が入りません…。どうやら道中の道で踏みすぎてしまったようです。後で関さんに話を聞いたのですが、平坦で後ろに付いたのに200W以上出ていたらしい。この日はガーミンを充電切れで持ってきていなかった為、感覚を頼りに走っていたのですが、それが災いして頑張りすぎてしまったようです。いやーアホですね。蛇行しながら、ただ無心で頂上を目指します。隣で関さんから「がんばれー、このままじゃタイムアウトになっちゃうよー」と励ましの言葉?をもらいながら。

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やっとの思いでパラグライダー場まで登り切ることができました。

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とてもきつかったですが、この絶景を見ることができたので、諦めずに登り切れて良かったとしみじみ。

ダウンヒルへ

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少し休憩した後は事前に見つけておいたカフェを目指します。この日は10月にしては気温が高く、半袖ジャージでちょうどいい感じでしたが、さすがに下りは身体が冷えます。新しく購入したパールイズミのストレッチウィンドシェルをポケットから取り出し、着用してダウンヒルへ。

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このウェアがまた最高でして、身体にピタッと密着し、バタつきを全く感じさせません。防風もしっかりしており、一切寒さを感じることなく下りきることができました。背面がメッシュ生地なので、汗冷えも特になく。これは皆さんに是非オススメしたいアイテムですね。

カフェまでの最後の登りで脚を攣る

最後はカフェまでの登り。当初の予定では風返し峠を登り、下りながらカフェを目指す予定でしたが、私の脚が限界を迎えていたのでルート変更。峠を迂回し、逆側からカフェを目指します。ちょっとした坂道が続きますが、斜度も緩いしゆっくり登れば難なくたどり着けるだろうと高を括っていましたが…。

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突然、ピキピキッと脚の筋肉が伸縮したまま戻らなくなりました。完全に脚を攣ってしまい、思わず自転車から降りて歩道へ避難。ストレッチをして何とか治そうとしますが、なかなか良くなりません。ただ単に自分の体力不足が原因だと思いますが、今思うと水分補給も足りていなかった気が。

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正直もう下って帰ろうかなとも思いましたが、目的を達成せずに帰るなんてもったいない!という気持ちが沸きあがり、再び乗車。関さんからもらったBCAAを補給し、攣った脚をごまかしながら、カフェのことだけを考えて登っていきます。

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そして、何とか到着!!営業終了一時間前でしたが、滑り込みセーフ。

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店員さんにまだ注文できますか?と聞くと大丈夫とのことだったので、ジュースとハンバーガーを注文。疲れ切った身体に染みわたります…。

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今回お邪魔したCAFE 日升庵さんですが、ハンバーガーがとても美味しかったですし、内装もとてもオシャレでした!もし筑波山を走る機会があれば、是非立ち寄ってみてはいかがでしょうか!

帰宅

カフェを出ると、すっかりと日は落ちて外は真っ暗。集合場所の駐車場までライトを付けながら走ります。念のため持ってきておいて良かった…。ここからさらに土浦駅まで自走するつもりでしたが、関さんが車で駅まで送ってくれるとのこと!両脚を攣って満身創痍だった私にとっては渡りに船。今回のライドでは最後までお世話になってもらいっぱなしで、本当に頭が上がりません。感謝感激。

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ちなみに当日まで知らなかったのですが、土浦駅には「りんりんスクエア」という施設がありまして、輪行するサイクリストにとって最高の環境が整っていました。改札を出てすぐのエレベーターで地下まで行くと、コインロッカーやシャワールーム、無料で使える更衣室が配備されています(疲れ切っていたので写真は撮り忘れてしまいました)。そして1Fはレンタルサイクルショップ、「ル・サイク」があり、整備なども行ってくれるそうです。

もちろん私も行きと帰りで利用させてもらいました。特にシャワーが最高ですね。さっぱりとした状態で帰りの電車に乗ることができました。筑波山や霞ケ浦を走られる際は是非利用されてはいかがでしょうか。

Lún HYPER 3.0 D45の感想まとめ

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極太のカーボンスポーク採用で加速、巡航性能◎。ホイール自体が軽量なので、激坂でなければハイトの割に登れる。一方で、脚が無くなると剛性の高さが災いして一気に踏めなくなる印象。

というのが私の感想です。マイペースでまったり走りたいという方にはあまり向かないかもしれませんが、スピードを追い求めている方やレースなどでの使用では非常にオススメしたいホイールです!特にクリテリウムやロードレースでは反応性の高さがアドバンテージになること間違いなし。一方で踏み過ぎには注意しましょう笑。

ご注文お待ちしております

もちろん、当店でもWINSPACE社の取り扱いがございますので、注文は随時受け付けております!是非ご検討下さい。

以上、サカグチでしたー