エアロロード・トライアスロンの殿堂 日本最大級トライアスロンショップ
2024/11/16 15:14
みなさんこんにちは、ワイズロードお茶の水店 関です。
今年もワイズロード社内試乗会の季節がやってきました!
多くのメーカー様にご協力いただき、最新製品など様々な商品や情報を勉強させていただいたので、順番にご紹介させていただきます!!
今回はGIANT2車種の乗り比べ。
それぞれちょっと昔のモデルは乗ったことがありますが、数年でどこまで進化を遂げているのでしょうか?
今回最初に試乗したのはGIANT PROPEL ADVANCED SL
GIANTのロードラインナップのうち、エアロ性能に特化したモデルです。
早速、乗ってみました!
まずは漕ぎだしの加速が軽く速い!!
ホイール、フレームともしっかりとした剛性感で、踏み込んが力をダイレクトに加速力に伝達してくれているのが感じれらます。
ハンドリングは直線では安定し、ハンドルを振るとかなり機敏に反応します。今回の試乗コースでは細かなコーナリングはありませんでしたがクリテリウムのような加減速やコーナーの連続するクリテリウムにも最適でしょう!
もちろん加速や空力を活かしたロードレース、トライアスロンはもちろん、剛性と軽さを活かしてヒルクライムでも活躍できるでしょう。
乗り心地は超快適とは言えないものの、レーシングバイクとしては平均的で、一昔前のカーボンバイクにあった嫌な硬さや細かい突き上げは感じにくくロングライドや長距離のレースでも活躍できそうです。
トータルとして硬く、軽い最新のレーシングモデルで、ガンガン走りたい方やレース系の乗り方なら万能に使えるバイクと感じました!
他のメーカーも含めて、ここ数年のハイエンドモデルは4~5年前のものと比べて加速感や乗り心地がさらにもう1ランク上がってきた印象がありますが、プロペルもしっかり肩を並べて進化してきていることが実感できました。
過去のちょっと重くてもっさりしたプロペルを想像していると加速のキレと軽さにびっくりしますよ!
ここからはメーカーの方に伺った話も交えながら細部を見ていきます。
コンポはアルテグラでしたが、重さや鈍さは一切なく変速も加速もシャキシャキしていました。
エアロロードとしてはフレームの厚みは少なく、トレンドのエアロ性能を重視しつつ、軽くて万能なバイクという印象。
それでもエアロ性能には妥協がなく、フレーム形状はもちろん、ボトルケージはそれぞれ専用設計でフレームにピッタリ幅のデザイン。
専用エアロボトルを用意するブランドもありますが、使い勝手を優先して通常のボトルが使用可能。
低い位置のシートステー、シートチューブ、フォークなどのカムテールデザインなどエアロロードらしいデザイン。
コラムが一般的なものより太く、ヘッド周りの剛性や機敏なハンドリングに寄与しています。
ワイヤーも露出しないデザインですが、、
ステム内は内装せず溝に収まっているので、(ブレーキホースの長さが許容すれば)ステムの高さや長さを簡単に交換することができます。
ハンドルとステムは別なので、ポジションの調整がしやすく、ハンドルによってはDHバーを付けてトライアスロンにもオススメ。
付属のサイコンマウントは下にライトもつき、角度や長さも調整できるので使いやすいです。
シートはISP(かぶせるタイプのポスト)でGIANTの伝統を引き継ぎます。
調整が面倒なイメージがありますが、実際に面倒なのは我々ショップスタッフで、ライダーの皆さんは普通のポストとほぼ変わりなく使うことができます。
もちろん後から微調整もでき、身長が5Cmとか大きく変わることが無ければ、サドル高もほぼ変わらないので困ることもありません。
逆にISPにすることで、フレームにシートポストを差し込むより軽く、しなやかになるのでいいことづくめです!!
ホイールはCADEX 42 Disc Tubelessというかなり良いホイールがついてきます!
カーボンスポーク、フックレスリム、チューブレスという最新仕様てんこもり。
42mmハイトで 1327gという驚異的な軽さ!
軽さや加速感はこのホイールによるところも大きいはず。
CADEX製品はGIANT取扱店の中でも限られた店舗でしか販売できませんが、お茶の水店では扱いがございますので、ホイールだけでも是非お問い合わせください!
カラーリングは旧モデルの物ですが、GIANTの上位モデルはどれも塗装がすごくこっているのも魅力!
以前は単色のイメージでしたが、最近は美しいグラフィックの物が多いです。
しかもこれ、デカールではなく塗装だそうで、1台づつわずかに違うそうです。
最新のモデルはコチラ
Propel Advanced SL 1 ¥1,100,000
続いてご紹介するのは、、
同じくGIANT Defy Advanced Pro
快適性を重視したエンデュランスモデルです。
漕ぎだして加速の良さに驚きました!(再び!)
エンデュランスロードといえば快適性を高めるためにフレームを柔らかくする反面、加速が鈍かったり、
設計も安定性を高めると機動性は下がってしまうことがよくあります。
それは必ずしも悪い事ではなく、用途の違いなので、エンデュランスロードとはそういうものだと誰もが思っていたし、実際過去のDEFYはそうでした。
しかしこの新型DEFY、よく進み、重さを感じません!
それもそのはず、先程のプロペルの完成車重量は7kgでこれはかなり軽い物ですが、デファイはプロペルより100g以上重いホイールがついて完成車重量7.3kg!!
これは軽い!!
もちろん、スプリントや漕ぎだしの加速は若干プロペルの方が勝りますが、デファイでも巡行時は程よくしっかりした剛性で気持ちよく加速してくれます。
ポジションも極端なアップライト姿勢ではなく少しラクくらいで、具体的にはS~MLサイズはヘッド長がプロペルより5~10mmとわずかに長く、そもそも落差が出にくいXSサイズは同じ長さとサイズごとに最適化されています。
ワイヤの通り方はプロペルと同じで、、、
横から見るとほとんどワイヤは見えません。
シートポストは扱いやすい一般的なポストですが、専用のD型断面ポストを使用します。
上側はくびれていて振動を良く吸収するようになっています。
ヘッド周りはエッジが立っていてしっかりしたボリューム感。
各パイプは快適性や軽さ重視なのか丸に近い断面ですが、ヘッドやフォークなど可能な限りエアロ性能も良くしたい意図が読み取れます。
ボトルケージはプロペルとも違う専用品で、FD台座をよけるようにピッタリフィットするデザインで細部までこだわりを感じます。
レースのような乗り方であれば、プロペルやTCRが第一候補に来るところですが、一定ペース以上のロングライドやブルべ、エンデューロ、その他ロングライドには断然デファイがオススメ。
エンデュランスといいつつも友人とのちょっとした競争やライドイベントでも後れを取ることはないでしょう。
超快適な姿勢や低速でのライドならまた別のモデルをお勧めしますが、このデファイがあれば、一人でのサイクリングも、複数人でのグループライドやイベント、ちょっとしたレースまで快適に楽しめそうです!
第一目標がレースでない方で、なおかつエアロ性能(つまり平坦高速性能)が最優先でない方は個人的にはデファイの方がオススメ!それくらいいい意味で期待を裏切られました!!
Defy Advanced Pro 0 ¥836,000
プロペルよりホイールが100g重いと書きましたが、それでも1442gと十分すぎるほど軽量なカーボンホイールがついてこの価格!
しかもプロペルもデファイも紹介したモデルはどちらもクランク型パワーメーター標準装備という鬼コスパ、、、
高性能なフレームはもちろん、ホイール、パワーメーター、美しい塗装、、、どう考えても価格以上のスペックです!
そして今のGIANTはただ「コスパの良いメーカー」というだけでなく、プロレースでも存在感を発揮し、性能もどこにも引けを取らないみんなが憧れるブランドの一つになりました!
ちょっと重いプロペルも、進まないデファイももういない!!
人気のモデルはすぐに完売になることも多いです。ご興味ある方は是非ご相談ください。
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当店でのメンテナンスは予約制です。お電話・店頭でご相談の上ご予約ください。
現在、おかげさまで多くのご依頼を頂いておりますため納期がかかる場合がございます。
状況により、自転車をお預かりすることができない場合がございます。
大変ご迷惑をおかけいたしますが、作業の可否、価格、納期等お気軽にご相談くださいませ!
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