エアロロード・トライアスロンの殿堂 日本最大級トライアスロンショップ
2024/12/07 16:35
こんにちは!お茶の水店、サカグチです。
ポガチャル選手が愛用し、トリプルクラウンを達成したホイール、ENVE SES 4.5。当店でも最近人気が高まっており、白ロゴのシマノフリーは入荷してすぐに売り切れに。そんなホイールのブラックラベルが1セットのみ入荷しました!
目次
リムハイト:F50mm,R56mm
対応フリー:シマノHG
対応ブレーキ:ディスクブレーキ
対応タイヤ:フックレス対応のチューブレス
重量:1,432g
価格:¥499,950(税込)
前作のSESから変更があったのはホイールのハブです。
以前までは首折れスポークに対応したハブを採用していましたが、新型はストレートタイプのスポークに対応。それに伴い、ハブ本体も新しい形状となり、60gの軽量化を実現しました!
ストレートタイプのスポークを採用することで、軽量化以外にもメリットがあります。
一つはスポークの耐久性。首折れスポークよりも引っ張り強度が上がるため、同じスポークテンションで組んだ場合でもより折れにくくなります。
もう一つは横剛性の向上。
詳しい話は省略しますが、今回のハブで採用された新型形状により、ドライブ側と反ドライブ側でスポーク長を揃えることができ、スポークテンションの左右差が是正されました。
これにより、横剛性が旧型比で10%も向上したそうです!
横剛性って重要なの?と思われる方もいるかもしません。どんなに剛性に優れたホイールでも横剛性が低いとダンシングした際やスプリントの時に撓んでしまい、進まないホイールになってしまうので非常に重要です。
進化したのは外側だけではありません。中身も大幅な進化を遂げています。
それがこちら。ラチェットです。ベアリングの大きさを超える大型のラチェットを採用することで、耐久性が向上する他、ベアリングの寿命も伸ばすことができるとのこと。
面白いのが、オプションでラチェットの歯数を複数用意しており、用途に合わせてカスタマイズすることができるという点です!純正の60t以外にも別売りで40t、80t、100tが選択可能。
しかしながら、歯数が多くなるとそれと比例して踏み込んだ時のかかりがよくなるものの、ホイールの回転抵抗が増えてしまいますし、メンテナンスの頻度も高くなります。
ENVEによるとロードやグラベルでは40tや60t、MTBでは80t、ダウンヒルでは100tを選ぶといいとのことなので、SESを使う多くの方は純正品のままで良さそうです。
従来のハブはウェーブワッシャー(均一な力でベアリングを押さえる為のパーツ)を支えるためにCirclipというパーツを採用していましたが、新型のハブではこのパーツを排除。より構造がシンプルになったことで扱いやすくなりました。
それに加え、ラチェットの保持力自体も上がったので、ハブを分解した際にパーツを無くしにくくなりました。ハブのメンテナンスをご自身でされる方にとっては朗報ですね!
SES4.5のシマノフリーはホワイト、ブラック共にメーカー欠品中となっており、店頭在庫もこの1セットのみ。是非お早めにご検討下さい!
当店ではSES 4.5の試乗ホイールをご用意しております。詳しくは下記ブログをご覧ください!
以上、サカグチでしたー