エアロロード・トライアスロンの殿堂 日本最大級トライアスロンショップ
2024/12/14 12:07
みなさんこんにちは、ワイズロードお茶の水店 関です。
今回は2種類のTPUチューブを比較してみたいと思います。
TPUチューブとは、熱可塑性ポリウレタンという素材を使用した新しいチューブです。
チューブの素材は他に、
乗り心地が非常に良くそこそこ軽い反面空気抜けが速いラテックスチューブ
一般的な黒いブチルチューブがあり、ブチルチューブの中には軽量チューブもありますが、パンクには強くありません。
TPUチューブは非常に軽く、パンクに強い特性があり、近年注目されています。
発売当初は1本あたり¥6000を超えるものもあり、気軽に使うことはできませんでしたが、最近ではお手頃な製品も増えてきました。
そこで今回ご紹介するのがこの2本。
圧倒的な低価格でTPUチューブユーザーを一気に増やしたMAGENE EXAR(左)¥1650
新登場。チューブといえばこのメーカー!パナレーサーのPURPLE LITE(右)¥1980
どちらもカタログ重量36g。中には約20gのTPUチューブも存在しますが、36gはTPUでは平均的。
一般的なブチルチューブは約100gなので回転部の重量を1/3程度に抑える事ができます!
バルブの長さはメーカーごとにラインナップが異なり、パナレーサーは65・85mmの2種類。
今回は40~50mmのホイールに使うことを前提にバルブ長を選んでいます。
コチラがチューブ本体。
公式重量は同じですが、パナの方がコンパクトに見えます。
バルブキャップを外したチューブ単体の重量。
カタログスペックと1g差でまずまず。
MAGENEはバルブナットは省略されているかわり、バルブがカタつかない様にシールがついています。
逆にパナレーサーはチューブレスバルブのようにRワッシャーやOリング、アルミ製のキャップまでついてかなり豪華なつくり。
そのままの重量は38gで、
チューブ単体の重量はピッタリ36gです。
TPUチューブは特性上つなぎ部分が膨らみにくい物があるので注意。
空気を入れて数日放置することで自然と膨らむようです。
メリットも多いTPUですが、新素材故に注意点もあります。
すぐに実感できるメリットはやっぱり軽さ!
タイヤやチューブは回転部の末端なので軽量化の効果は単純な重量以上に実感できるはず。
加速時や登坂時は効果大です!
一般的にはパンクに強く転がり抵抗も減るといわれ、人によってはタイヤの剛性が増したように感じるようです。
非常にコンパクトで軽いので予備のチューブにもオススメ。
TPUチューブは非常に薄いので取り付け時に噛みこまないように注意しましょう。
熱には強くないので、リムブレーキで使うときは長時間のブレーキでリムが過熱しないように気を付けましょう。リムブレーキでの使用を推奨しないTPUチューブもあります。
使用すると伸びてしまうので、基本的には再利用できません。
パンク修理はできるものとできないものがあります。
チューブ単体の状態でチューブをあまり膨らませないでください。
シュワルベ エアロザン
重量はTPUではそこまで軽くないが、ラインナップが豊富で耐熱性が高くリムブレーキでも安心して下れるのが特徴。
ECLIPSE ROAD TUBE ULRTA TUBE
比較的安価ながら超小型で超軽量!驚異の19.5g!!
Vittoria Ultra Light Speed
30gとTPUの中でも軽く、補修用パッチが付属する!
*ディスクブレーキ専用
TPUチューブは様々なメーカーから出ています。
軽さの他に、バルブ長、リムブレーキ対応、メーカーの信頼性などで選ぶとよいでしょう。
今回はチューブレスタイヤの予備チューブとして購入したので、実際にはまだ使用していませんが、軽量コンパクトで予備チューブとしても満足です!
*今回ご紹介したチューブは全て取り寄せ品です。転倒にてご注文いただくか、ワイズロードオンラインをご利用くださいませ。
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