エアロロード・トライアスロンの殿堂 日本最大級トライアスロンショップ
2024/11/17 13:00
みなさんこんにちは、ワイズロードお茶の水店 関です。
今回は私の妻が新調したバイクをご紹介します。
妻は身長が150cmくらいで、サイズ選びも大変なので、身長の低い女性でロードバイクをお探しの方の参考になるかもしれません。
ちなみに身長160cmあればほとんどのバイクに乗る事ができますが、150cmくらいだと乗れるバイクは非常に限られます。その中で好きなグレードやカラーはなかなかないので困りますよね、、、
身長150cmの方の自転車選びは、トップチューブのサイズが500mmを切るかが一つの基準です。
そんな中で選んだのが、、、
LIV Langma Advanced Pro 0
¥847,000
まずはサイズ、女性向けブランドだけあって、しっかりポジションが出ます。
XXSサイズのトップチューブ長は498mm。
ステムは70mm~選択することができるので、身長150cmあれば十分乗れますね。
他のメーカーでも、何とか乗れるモデルはいくつかありますが、ステム長や落差を含め、しっかりポジションが出るバイクは少ないです。
組み立てていきます。
フォークは内装用の大きな穴が開いていて作業性◯
ヘッドからハンドルへホースを通していきます。
ステムは初期の80mmから70mmに交換。
スペーサーは構造上10mmは必須で、最大50mm弱積めます。
付属のサイコンマウントは優秀で、、
伸びるので大型のサイコンにも対応。
ライトも付きます。
完成!
ブレーキや変速調整は最新モデルだけあってとても簡単でした。
最近のGIANT/LIV、本当に塗装がきれいです!
このモデルは海をイメージした深い青で、ツヤもとても深い!!
見る角度や光の当たり具合で色合いが変わって本当の海のよう。
モデル名のランマは「チョモランマ」のランマ。
シートチューブ裏に小さなエンブレムがあります。
ボトルはロゴに合わせてゴールドに。
メインコンポはアルテグラ 12s Di2で初期装備でGIANTのパワーメーターが付属しますが、今回はいったんアルテのクランクを外して105クランクに交換。
クランク長は短めの160mmにして足の回しやすさを向上!
ROTOR製のクランクに150mmのクランクがあるので今後交換予定。
また、ROTORなら、小さなチェーンリングがあるので、シマノ純正よりも軽いギアにすることも可能です。
最新のDi2は変速精度もレスポンスも最高!
シンクロシフトモードを使えば、リアの変速操作に合わせて、勝手にフロントも最適な変速を自動でしてくれるので、初心者さんでも簡単に、快適にギアチェンジできます。
ハンドルはXXSサイズで360mmのカーボン製が標準増備!
ブレーキホースはステム裏に隠されていて、見た目も作業性も両立。
ブレーキローターは前160mm、後ろ140mm。
前後異径で、両手同じように握れば勝手に理想的な前60%後ろ40%くらいのブレーキングになります。
これによりリアがスリップしにくくなります。
ホイールはGIANTのGiant SLR 0 40 WheelSystem。
カーボンスポーク、フックレスリムの最新仕様で。
40mmハイトで驚異の1339g!
GIANTのサイトから自分に最適な空気圧を計算することができます!
ライトはキャットアイの限定カラーがよく似合う!
このライトは数量限定、店舗販売限定商品です!
ボトルケージ、ペダル込、105クランクで7.5kg!!
めっちゃ軽いです!!
フレームがしっかりスローピングしているので、ちょっと大きなサドルバッグも付きそう!
この状態でサドル高約600、落差20。まだもう少しハンドルは下げることもできます。
超軽量バイクだけあって以前乗っていたものより1kg以上軽くなり、登坂の軽さが実感できたようです。
フレームは適度な剛性感でしょうが、ホイールは間違いなく硬く、加速は良いものの、チューブレスの恩恵か他のカーボンロードよりも快適性が高く感じるそうです。
軽量モデルですが、若干エアロ形状でもあり、40mmのホイールと合わせて平地での空力の良さも実感できたようです。
軽くて速くて快適。 最高のバイクですね!!
数年前はデザイン的にLIVはちょっと、、、といっていた妻も、このモデルのグラフィックや性能は大変気に入っているようです。
大事に乗ってください。
ここからはおまけです。
以前奥さんのために組んだ650Cのクロモリフレームをご紹介します。
ただ、店頭ではご案内できる650Cフレームはほぼありませんし、パーツも古いもので廃番したものも出てきます。
軽く読み流していただければ幸いです。
ひょんなことから手に入ったコルナゴの650Cフレーム。
650Cはちょっと昔にクロスバイクやTTフレームでちょっとだけ流行った700Cより小さなタイヤ径。
現在はフレームもホイールもタイヤもほぼ絶滅。
こんな変なサイズに乗るよりも、今だったら700CのディスクロードにMTBの主要サイズである(700Cより少し小さい)650Bホイールを付けるのがオススメです。
クロモリフレームは組む前の下処理が大切。
BBのタップをかけてネジ山をキレイに。
フェイシングで面を整えます。
BB幅は68mmのJISでもなく、70mmのITAでもない69mm!!
新規格か!?
実際はITAだったと思います。
BB裏の肉抜きが美しい!
フォークのネジ山もタップを立て直します。
この工具は数年に一度有るか無いかの登場。
フォークの刻印は色が落ちているので、、
再塗装。
メインコンポはカンパニョーロ アテナ。
自分の使っていたものをとられました。
コンポは数年使ったものなので移植前にお掃除。
グリスアップと調整で新品並みによくなります。
完全分解はオーバーホールAで承ります。
*Di2パーツや最新のシマノリムブレーキは構造上完全分解はできません。
クランクはストロングライトの150mm!!
歯数も小さいジュニア用。新品で代理店から購入しましたが結構な年代物です。*廃番
当時のメモ。
現代では「105」や「アテナ」など規格化されたコンポーネントを組付けるので、何も考えずにフレームの規格に合ったBBを選んでクランクを付ければ正しく動きますが、古いバイクや社外クランクを使うときはチェーンラインを考えないと正しく変速しないのです!
チェーンラインに合わせてBBの軸長を選びますが一番短い物でもちょっと長い、、
チェーンリングは44-34T!!
ホイールは奥様のワガママこだわり。MAVICリムのおそらく手組みホイール。
予算も限られる中で、そもそも650Cホイールが新品・中古含めて少ない。
その中でチューブラーなら手元にありましたが、クリンチャーが良くて、
ただ、650C自体が古い企画でボスフリーや10s用の物はぼちぼちあっても11s用の物が少ない、、、
(今考えればフリーボディーだけ交換できる気もしますが)
古いホイールなので内部もしっかり掃除してから使います。
リムもザラザラ傷んでいます。
砥石をかけてピカピカに。
古い物を大事にすることは大切ですが、知識を持ってメンテナンスしてから使うようにしましょう。
シマノのSTIレバーではブレーキレバーの初期位置を近づけることができるので、手の小さい人でも使いやすいのですが、カンパにはそのような機構はありません。(もともとレバーが小さく握りやすい)
グロータックから発売されていたこのパーツを組み込むことで握りを近くすることができますが、廃番になってしまいました。
付けるとこんな感じ。
ワイヤーはクラシカルなデザインで、かつ引きもめちゃくちゃ軽い日泉ケーブル!
ブレーキの取付。
ブレーキの位置とリムの位置が相性悪くシューの位置が高くなってしまう、、、
そんな時はコレ!
ブレーキシューの位置を1cm下げられるホルダー!
バッチリブレーキがかかるようになりました!
完成!
絶滅危惧種の650Cタイヤ。
この時は数種類ありましたが、いつ無くなるかひやひや。
普通サイズの自転車と比べると、フレームもホイールもクランクも小さいのがわかります。
このバイクはすごく極端な例ですが、お客様のご要望に合わせて自分だけのバイクを作るお手伝いをいたします。ぜひご相談ください。
クロモリで小さなサイズをお探しの方もご相談ください。例えばトマジーニではサイズオーダーが可能です。
当店2Fはレディース館!女性向けモデルや小さいサイズ、ウエア等も在庫しておりますので、ご来店、ご相談お待ちしています。
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当店でのメンテナンスは予約制です。お電話・店頭でご相談の上ご予約ください。
現在、おかげさまで多くのご依頼を頂いておりますため納期がかかる場合がございます。
状況により、自転車をお預かりすることができない場合がございます。
大変ご迷惑をおかけいたしますが、作業の可否、価格、納期等お気軽にご相談くださいませ!
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