エアロロード・トライアスロンの殿堂 日本最大級トライアスロンショップ
2022/06/04 13:07
昨年、待望のモデルチェンジを果たしたSPEED CONCEPT SLR。
大変ありがたいことに、当店入荷分のフレームセットはおかげさまで完売となりましたが、完成車はS、M、Lの3サイズがそろっております!
今作で三代目となる新型SPEED CONCEPTは、前作より性能を高めるため、フレーム形状が維新されました。バイクを開発する際に空気抵抗値を確認するために行われる風洞実験では、ほかのメーカーがバイクのみで行うのがほとんどなのに対して、ライダーが乗っている状態のより現実に近い状況で実験が行われました。
↑実験の様子。
その結果TREK史上最速のバイクが誕生。その結果アイアンマン・コナのバイクパートでなんと6分間のタイム短縮を可能にしました!なお、巡航時のパワーは前作に比べて16Wも削減できるとのこと。
秘密はどのヨー角でも速く走れることにこだわったこと。Y軸は抵抗の大きさ、X軸は風の角度を表しています。グラフを見るとどこから風が吹いても抵抗が小さいことがわかります。実走では進む方向も風向きもその時々です。ある一定の角度にだけエアロダイナミクスに優れるのではなく、すべてのシュチュエーションで速いバイクです。
今作ではベースバーからフレームまでをツライチになるよう一直線に設計。一番最初に風を受けるヘッド周りの造形が非常に滑らかになっており、いかにも空力性能が高そうな形状をしています。
何度も風洞実験を行い、何千回もテストを繰り返した、TREKの開発努力が垣間見れますね。
DOMANE、MADONE等に搭載されているIso Speedの技術をトライアスロン向けにチューニング。Iso Speedは具体的には衝撃が加わるとポストがしなる仕組みですが、そのしなりを生みだす支点が前にシフトした結果、トライアスロンバイクの前乗りポジションで最大の効果を得られるようになりました。これにより前モデルより快適性が40%上昇!ある程度速いTT/TRバイクはその硬さで快適性がやや落ちる傾向にありますが、今作は速くて快適性の高いバイクに仕上がりました。空力の向上に加え、快適性も大きく向上した新型SPEED CONCEPTはトライアスロンバイクの最右翼に浮上したといえるでしょう。
トップチューブには補給食を収納できるストレージを標準装備。前作ではトップチューブの上にトップチューブバッグが載せられる形でしたが、フレームに直接埋め込まれたストレージを使用します。面一になるのでエアロ性能も損なうことなく、一般的なジェルなら最大8個収納可能。容量もかなり多い印象です。ちなみに着脱可能で食洗器対応だそうです(気が利く!)
また、DOMANEからヒントを得たダウンチューブストレージも搭載。カバーを外すと、かなりのスペースが確保されているので、携帯工具や予備のチューブなど、普段のライドで役立つツールを収納できます。サドルバッグやツール缶を取り付ける必要がないので、これはかなり便利。
バーの間にきっちり収まる専用のハイドレーションも別売りにはなりますがリリース。意外と市販のバイクで一番困るのはこのハイドレーションです、設計によってはそもそも取り付け不可な車体もあったり・・・。専用品が用意されているというのはそれだけで安心です。もちろんエアロダイナミクスを犠牲にすることなく取付可能!見た目もカッコいいですね、後述のエアロボトルを使って素早く充填が可能です。
こちらは専用のエアロボトル、付属品になります。各種ストレージやハイドレーションを駆使すればエアロポジションをとったままの補給が可能になるのでより速く走行することが可能です。
新たに開発された一体設計の専用ハンドルは、アームレストの幅、エクステンションバーの長さ、角度などが調整可能です。
https://www.youtube.com/watch?time_continue=2&v=hAUfNZS-pLE&feature=emb_title
この辺は動画をご覧になって頂いた方が良いのでリンクを貼り付けました。ほとんどの調整が一目見て「自分でもできそう」と思っていただけたはずです。複雑な手順は必要ないので「ちょっと調整してみよう」が割と簡単に出来る仕組みになっています。
調整幅もかなり懐が深い仕様です。スタックの調整幅はベースバーとスペーサーを組み合わせて最大115mm。リーチは160mmの調整幅を持たせているので基本的には最適なフレームサイズを選べばポジションが出せるようになっているはずです。遠征時もステムとトップキャップのボルトを外すだけでベースバー上部からが取り外せるので、各部分の調整を行うことなくボックス等に収めることが出来ます。
また、フロントディレイラー台座は一体成型ではなくボルトで固定されており、取り外しや交換が可能です。フロントシングル仕様で組み上げる場合は外すことができますし、万が一破損してしまった場合には交換ができます。
そして、ボトムブラケットにねじ切りのT47規格を採用している点もポイントが高いです。ネジ切りをしなければならない分、フレーム全体の重量は増加してしまいますが、圧入式に比べてメンテナンス性が高く、異音などのトラブルもは起こりにくいBB規格になります。
商品名:TREK SPEED CONCEPT SLR7
在庫カラー:Deep Smoke/Gloss Trek Black
在庫サイズ:S(160-170cm)、M(170-180cm)、L(175-185cm)
※バイオレーサーエアロの計測を強くおススメします。
価格:¥1,237,500(税込)→¥1,146,200(税込) 値上げ前の旧価格でご案内!
決して脅しているわけではありませんが、この機会を逃してしまいますと新規オーダーはPROJECT-ONEを含めかなりの納期になってしまいます。特に人気サイズのSが2台、Mが1台と在庫数も多くありません。最新のトライアスロンバイクをお探しの方、是非お早めにご検討下さい!