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6本のバトンスポークが目を惹くBITURBO AERO!スタッフが乗って比較してみました!!
by: 高橋藍生

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こんにちは!お茶の水店スタッフの高橋です。
6月に入りロードレースやトライアスロンの大会大会も始まりだしてきましたね!突然ですが、そんな大会で記録を更新するのに効果的なものの1つとして機材のカスタムがあるかと思いますが、そんな自転車のカスタムで一番効果があるものと言えば何を思い浮かべますか?
個人的には見た目を変えてくれるだけでなく走行性能も引き上げてくれるホイールだと思います!そして今回はロードだけでなくトライアスロンバイクにもオススメのとあるホイールをご紹介いたします!

MADE IN GERMANの高性能ホイール


皆さんはBIKE AHEDというブランドをご存知でしょうか?聞いたことが無い方のためにご紹介致しますとBIKE AHEDはドイツのオールアヘッド社が展開しているサイクルパーツブランドで、製品はすべてドイツの自社工場にて熟練の職人の手によって作られており、2010年に創業した新興ブランドながら高性能、高精度、高品質を特徴とし、既に世界的にも高い評価を受けています!
そんなBIKE AHEDのホイールの最大の特徴は独創的なカーボン製品をデザインしていることです!今回はそんな同社の6本スポークの独創的なルックスに仕上がっているディスクブレーキ用ホイールのBITURBO AEROをご紹介致します!(※一部シクロワイアード様より抜粋)

エアロダイナミクス性能を突き詰めたフルカーボンバトンホイール


BITURBO AERO
はリム・スポーク・ハブがカーボンで一体成型されたコンプレッション構造を採用しています!これによってホイール全体をカーボンモノコックとし、高い剛性を生み出すとともに軽量化にも貢献しています!そのためクリンチャータイプのディスクブレーキホイールながら、重量は前後セットで1450gと圧倒的な軽さを誇っています!また、BIKE AHED社曰く、剛性と重量、そしてエアロダイナミクスのバランスを研究した結果、スポークは6本が最適という結論に達したのだそうです!各スポークの形状も空気を切り裂くようなエアロデザインが与えられており、空力性能向上を図っています。

ディスクブレーキ・TL対応の最新バトンホイール

理想的な空気の流れを作り出すために、リムとスポーク形状とハブを総合的に設計されたホイールになります。
特にハブ周りの作り込みが凄まじく、造形美すら感じさせる仕上がりに!
軽量モデルにBITURBO ROADというモデルがありますが、同モデルの長所である『横風耐性』はそのままに、リムハイトを48.5mmという現代のエアロオールラウンドホイールのスタンダードとも言える高さに設定しています。また先述した6本スポークのブレードもプロペラのような形状かつ太めに作られており、ハブ周辺で集合するデザインとなっています。このモノコック構造を採用する事で、一般的なスポークシステムのようにリムがスポークに引っ張られることがないためリムを軽量に作ることができ、重量のバランスをホイールの中心に近づけられるとか…!これまでバイクアヘッドが培ってきたモノコックホイールテクノロジーに加え、エアロダイナミクスが与えられているため、高速域でのパフォーマンスにも期待ができそうですね!
それだけでなく、近年スタンダードになりつつあるチューブレスにも対応したリムとなっております!転がり抵抗の低さとパンクリスクを減らすことのできるチューブレス運用が出来るのは嬉しいポイントではないでしょうか?

実際に乗ってみて他ホイールとの比較

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ここまでBITURBO AEROのホイールの特徴や良いところなどをご紹介をしてきましたが、この記事を書くにあたって「それでもバトンホイールと言えば重そうなイメージがあるし、実際に乗ってみない事には良さは分からないのでは…?」と思いましたので、当店の試乗車であるCervelo S5 DISCにアッセンブルして試走してみました!(※試乗車は現在この仕様ではございません。)
私自身リムブレーキのバイクのみの所有で、使用しているカーボンホイールとしては
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ZIPP 404 Firecrest チューブラー(以下ZIPP)
ENVE SES 4.5 チューブラー(以下ENVE)
になります。また、試乗車に元々装着されているBORA ULTRA WTO 60(以下BORA)でも試走したことがありますのでこれらを4つの項目に分けて比較していきます!
スタート」と「ゴール」のイラスト文字 | かわいいフリー素材集 いらすとや
まずは漕ぎ出しですが、リムブレーキ用のホイールのZIPP、ENVEと同じような、重量通りの軽快な加速をしていく感覚を受けました。ただ、同じディスクブレーキ用のBORAのほうがほんの僅かで立ち上がりの軽快さは勝っているような気がしましたが、同じ状況下で無いこと等を考慮すると、差はないと言えるレベルです。
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次に巡航性能ですが、ブレード状のスポークのおかげなのか非常に高く、空気を切り裂いて前に進むような感覚を受けました。ZIPPのようなディンプル加工なし、ENVEのようなエアロ効率と軽量を両立した前後異なるリムハイトではない、BORA程のリムハイトはないにもかかわらず、遜色ないどころか上回る性能である印象を受けました。また横風による車体の振られ具合も一般的なスポークのホイールよりあおられるかなと思いましたが、そんなことはなく研究の成果なのか安定したハンドリングでした。
カチカチのイラスト(触感) | かわいいフリー素材集 いらすとや
続いて剛性ですがチューブレスタイヤでの試走もあってか、凄くゴツゴツした見た目とは裏腹に硬過ぎるわけではなく程よい塩梅でありますが柔らかいホイールに見られる力が逃げる感じもせず、不思議なホイールであると感じました。他との比較ですがZIPPやENVEのホイールはリム剛性が高く反応性に長けている一方で路面の凸凹からくる振動をダイレクトに感じやすく長距離となると脚に来るような感覚がありました。一方で、BORAはリムの剛性もZIPPやENVEと同様に高いですが、チューブレス仕様ということもあってソフトな乗り味となっていて、BITURBO AEROに近いですが微妙にBORAの方が剛性が低いかな?と感じるほどでした。
登坂イラスト/無料イラストなら「イラストAC」
最後に登坂性能ですが、超高性能ホイールのインプレで散見される「ギアが数枚軽くなったように感じた!」というような感覚はありませんでしたが(自分が鈍感なだけですが…。)前述した剛性もあってか「キビキビと登ってくれるなぁ」という印象を受けました。自分が使用しているZIPPやENVEはリムハイトが50mm前後で斜度がキツイ坂となると低リムハイトの軽量ホイールに軍配が上がるかなと感じていましたが、BITURBO AEROも超軽量ホイールには敵いませんが48.5mmのリムハイトでありながも、近いレベルにあるなと思わされました。
総論としては完成度の非常に高いホイールで、究極のカーボンディスクブレーキホイールのBORAと遜色ない1品であると感じました。特に空力性能は高く、前からの風を切り裂く感覚、そして横風にも強いという面はBORAを上回ると感じることが出来るほどでした。また重量の面ではリムブレーキタイプのチューブラーディープホイールとほとんど変わらないというのも驚きでした。

商品詳細

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モデル: BITURBO AERO 前後セット
構造:6スポーク、カーボンモノコック
ブレーキ:ディスクブレーキ専用
リム:ハイト48.5mm、内幅20mm、チューブレス、チューブドタイヤ対応
フリーボディ:シマノ
重量:1,450g
耐荷重:95kg(ライダー+荷物)

価格:¥594,000(税込)

エアロホイール新時代のバトンホイールを愛車に装着されてみては?

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ここまで長々とインプレを書き綴ってしまいましたが、いかがだったでしょうか?新興ブランドながらも優れた性能を有するホイール、BITURBO AERO。性能の高さももちろんですが皆様の愛車の見た目もよりカッコ良くしてくれます!個人的にはロード用のホイールとしては勿論、性能の高さからTTバイクにおいてチューブレス運用がオススメかなと思います☺気になった方は是非お茶の水店まで!!