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目指したのは”現実世界最速”
by: 木村太陽

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こんにちは、お茶の水店の木村です。

先日こちらのブログにて詳しく解説させていただいた新型SES 6.7ですが、さっそく入荷してりますのでご紹介させていただきます!

ENVE
NEW SES 6.7

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詳細

ホイール重量:1,497g(SRAM XDR仕様)
リム重量  :F/430g R/449g
適合タイヤ幅:25~45C(推奨幅28C)
リム形状  :フックレス(ENVE社が推奨するタイヤを使用してください。)
ハブ    :ENVEアルミハブ
対応ブレーキ:DISCのみ 
価格    :¥499,950 (税込)

軽さ、安定性、空力的特性、転がり抵抗を優れたバランスで実現したSES 6.7は、実世界の環境での速さを定義し、現代のエアロホイール性能の水準を引き上げています。

目指したのは、現実世界での最速

スクリーンショット (1)

今回発表された新型SESのみならずどの世代のSESホイールであっても、バイクの種類を問わずより速く走れるようにするという目標は共通です。ENVEはリム形状、カーボン積層、タイヤ、ハブなどホイールを全体的にデザインすることによって達成します。ホイール、もしくはリム単体の風洞実験における空気抵抗の削減を目指すのではなく、実際に走行した際に最速になるようリム、タイヤ、ハブが設計されました。例えば、風洞実験を行う際の想定走行速度は、一般ライダーが出すことが難しい50km/hといった高速域ではなく、一般ライダーでも出力可能な32km/hの速度域、そしてプロを始めとした上位ライダーたちが走行する48km/hの速度域の2つで行われました。これにより、ENVEは多くの人にとって最速のホイールを生み出すことに成功したのです。

リムの設計においては、フロントのリムハイトをリアよりも低くし、スポークホール周辺の断面に丸みを持たせることで横風を受けた際の安定性とハンドリング性の向上が図られています。一方リアはリムハイトがフロントよりも高くなり、スポークホール周辺の断面が尖っていることで空気抵抗の削減が図られています。このように、前後でそれぞれ別の目的を持たせて設計することでトータルで高い性能を発揮する事が出来るようになっています。

現代のロードライドを新たに定義

ロードバイクにディスクブレーキが搭載されて以降、ロードライドというものは急速に多様化を迎えてきました。リムブレーキの構造による制約から解き放たれ、様々な人が様々な路面を走るようになったのです。新しいSES3.4と4.5では、旧SES ARモデル同様にグラベルライドを楽しめるよう、より幅広なタイヤが使用できるようになっているなど様々な路面に対応できるようになっています。
ENVEは現代のロードライドを以下のように再定義し、多様なライダーのライド体験を向上させる新たなパフォーマンスを引き出します。

・よりハイスピードで楽しく、走りの幅が広い
・安定性が自信を生み、自信が速さへとつながる
・ルートの地形、走り方、バイクの種類に合わせた専用設計
・27mm~35mmのタイヤ幅が主流となり、SES ARはSESと統合
・主流となってきたチューブレスタイヤのパフォーマンスを引き出すフックレスデザイン
・リム打ちパンクを防ぐプロテクション機構
・手厚い保証

スクリーンショット (2)

ホイールの基礎となるハブ

ハブメーカーが作るハブは最高なものもあれば最悪なものもあるなど性能がまちまちという事を長年の経験から知っているENVEは、より優れたハブを自社開発することを決意。ENVEのリムデザインを補い、さらに性能を引き出すためのハブを開発しました。素早い伝達を可能にする40tのラチェットや、従来よりも駆動剛性を向上させられるようなスポークパターンなど、ハブのみならず、リム、ホイールを開発するENVEだからこそできる設計が盛り込まれています。

ホイール界の重鎮であるENVEが満を持して「現実世界最速」と銘打ってリリースした新型SESホイール。きっとお客様のライドをラグジュアリーなものにしてくれること間違いなしです。6.7以外のホイールもご注文いただけますので、お気軽にお問い合わせください。

 

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