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【スタッフライド】日本一平坦な県で1000UPしながら手掘りトンネルを巡った話。
by: 木村太陽

こんにちは、お茶の水店の木村です。

唐突ですが、日本で一番平坦な県はどこだかご存知ですか?

そうです、私が住む千葉県が日本一平坦な県なんです。千葉県に住むローディーはなかなかヒルクライムの練習が出来ないという悩みを抱えながら日々暮らしているのです・・・(´;ω;`)

そんな千葉県で獲得標高1000mを目指しつつ、車やバイクでは行きづらい千葉のディープスポットを巡るライドが最高だったので、ルートと共にご紹介したいと思います!

ルート

スクリーンショット (2)

ガーミンコネクトから。私がルートを引くときに個人的に意識していることは、行きと帰りで別のルートにすることと、ガーミンコネクトのウェイポイント機能を使い、食事場所やコンビニなどをわかるようにしておくことです。千葉県の中央部などは特に、コンビニが20km先まで無いなんてことも普通にあり得るので、これをしておくことで最寄りのトイレどこだ!?と探し回る必要がなくなります。また、往路復路で通る道を変えることでルートに飽きるのを防ぎ、お家につくまで新鮮な気持ちでライドを楽しむことが出来るのでお薦めです。

ライドログ

前日夜に某サッカー大会の3位決定戦があったので、遅めのスタート。8時に千葉駅を出発し、8時半過ぎには蘇我駅にて友人と合流しました。蘇我駅からは国道357号はトラックなどの交通量が非常に多くて怖いので、すぐ横の房総往還へと退避。そのまま暫く南下し、大多喜街道へと曲がっていきます。大多喜街道をずーっと直進すると、一つ目の観光ポイントにつきます。

スーツケースの壁

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サンデーライドに来ていただいているお客様ならわかるかもしれないのですが、何を隠そうわたくし木村はとっても雨男。サンデーライドに参加したい!と思った日に雨を降らせたこと数知れず。木村がいかない日がめちゃくちゃ晴天なのは、きっと小西の晴れ男POWERでしょう。この日も例のごとく降水確率0%かつ、雨雲レーダーに何も映っていないのにも関わらず土砂降りでした(笑)雨に打たれながらなんとかたどり着いたものの、「スーツケースの壁って聞いてたのにレンガじゃん!」と不満に思ったのですが、、、

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こっちが表側でした(笑)テレビでも紹介されたこともあるこの「壁」は、市原市上総川間駅に鎮座しており「いちはらアート×ミックス」という芸術祭にて作成された作品だそうです。無人駅の物寂しい雰囲気とカラフルなスーツケースとの対比がとても印象的でした。

いよいよ本題!観音堀りにて作られた手掘りトンネル

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本日のメインディッシュ、手掘りトンネルにやっとご対面。柿木台第一トンネルというらしいです。1900年ごろに掘られたと思われるこのトンネルは、「観音掘り」と呼ばれる古い手法で掘られており、きれいな五角形をしているのが特徴です。ちなみに手で掘るといっても素手ではなくて、つるはしやピッケルですよ。私の友人は勘違いしておりました(笑)まだまだたくさんのトンネルが待っているので、サクッと写真を撮って次へ!

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第一があれば第二もあるよね、ということでこちらは柿木台第二トンネル。トンネル入り口にぶら下がっているツタが非常に秘境らしさを醸し出しており、雰囲気◎です。自分が撮った写真は残念ながらブレブレだったので、友人の写真を拝借。

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トンネルを抜けると素敵な林道が広がっていました!こういう道を自転車で走るのって最高ですよね~入口の雰囲気とも相まって、まるで映画の世界に入ったかのようです。

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どんどん次へ!こちらは柿木台第三、、、ではなく永昌寺トンネルです。柿木台第一トンネルと同じく観音掘りで掘られたものですが、少し角が鈍いのが特徴でしょうか。第一トンネルの方がシャープな形をしていた気がします。ここまで紹介した3つのトンネルは1kmのうちに集中しているのに加えて、一本道なのでとっても探索がしやすかったです。

冒頭で述べた通り雨上がり且つ日陰のため路面はフルウェット。落ち葉やぬかるみもあり25cのロードタイヤだとさすがに少し怖かったです。グラベルロードに乗る友人が羨ましく思えて、なんだか欲しくなってしまいました。

路面の状況がかなり悪いので、この時点ですでに自転車がすでに泥んこに(笑)

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洗車のたびにコーティングをしていたおかげで、泥汚れなどはライド後に水をサラッとかけるだけで落ちました。愛車の艶が増し、汚れも落としやすくなるので非常におすすめです。コーティングをするとヌルテカでとってもいいですよ~

トンネルより楽しみといっても過言ではないランチ

3つのトンネルを堪能した後はランチへ。スタートが遅く、雨宿りしたこともあり時刻は既に12時。事前リサーチで行きたかった場所へと足を動かします。

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この日は「休憩所たむら」さんに行きました。写真を見るだけでおなかがすいてくるほどおいしそうなこのピザは、本格的な石窯で焼いた後にバーナーで炙り焼き色を付けるという拘りよう。サイズも結構大きいので、成人男性4人だとLサイズ2枚をシェアするのでちょうどよさそうでした。不定休だそうなので、もし行かれる前は事前にご確認いただくとよいかと思います。

まだまだ続くよトンネル巡り

ここまではまだ序の口。まだまだたくさんのトンネルが私たちを待っていました。結構数が多いのでかいつまんで載せていきます。

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何個も手掘りトンネルを通過していると疲労も相まって最初の感動が薄れてきて「おぉ~」という薄い言葉しか出なくなって参りました(笑)

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トンネルを通る時はライトの点灯を忘れずに。特にリアライトは直ぐに手が届かないので点灯を面倒くさく感じがち(木村調べ)ですが、後ろから車やバイクに追突されないためにもフロントライトと同等以上に大切です。私が使っているのはBONTRAGERのリアライトで、GARMINとBlueToothにて連携できるため、ライトを直接触らずともサイコン上で点灯、消灯、光量や点灯モード変更などの操作が可能なためかなり便利です。最大で90ルーメンとかなり明るいのも高評価なポイント。

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養老川を見下ろす絶景ポイントを通過しつつ、観光地として有名な養老渓谷へと進んでいきます。千葉は山はないのですが、アップダウンがかなり連続して結構しんどいです。

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過ぎに我々を迎えてくれるのは、SNSなどでしばしば映え写真が投稿されている手掘りトンネル界のスーパースター。

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そうです!ここ!ここ!全国的にも珍しい2層構造になっているトンネルなんです。元々は上の方が使われていたらしいのですが、道路整備により下のトンネルが掘られたのですが、その際に元のトンネルが埋められなかったことから現在の状態になっているそうです。

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道幅が狭いので周囲に気を付けながら記念写真を撮って次へ。緑っぽく見えているのは照明の関係で、実際のトンネル内は緑じゃないですよ。

ここを過ぎたらライドは終盤に。

もう一つの目玉である近未来トンネルです。

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相互通行につき、トンネル内で停車することが出来ないため外からの一枚。鉄骨と簡易的な照明の組み合わせが近未来感を醸し出しています。

ここを抜ければトンネル巡りは終わり。あとは千葉市街へと帰るのみです。

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久留里駅を過ぎればもう下り&平坦しかありません。リカバリーがてら30km/hくらいで流して帰宅。

いやーやっぱりサイコンでルートを確認できるととんでもなく便利ですね!いったん止まって道を確認する必要がなくなるのでストレスフリーなライドになります。

結果こんな感じになりました。

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獲得標高を稼ぎづらい千葉でのライドでこれだけ登れたら上出来!程よい疲労感とともにぐっすりできました。

最近コースに飽きてきた・・・なんてお方!ライドコースもご相談して頂ければと思います!