2024/12/29 18:55

商品紹介

【HUUB】1秒でジッパーを外す。ブレイクアウェイジッパーについてご紹介します。
by: 山本研一

いつもワイズロードお茶の水店をご利用いただきありがとうございます。
本日は当店でも人気のトライアスロンブランド、HUUBより出ている各種ウェットスーツの多くで採用されているブレイクアウェイジッパーについてご説明いたします。

ご利用の参考になれば幸いです。

Huub Breakaway Zipper

当店で去年・今年と一番人気のウェットスーツ、ARAYA 3.5 のフルスーツを参考にご説明いたします。
こちらのモデルにも採用されているブレイクアウェイジッパーとは、背中に採用されているファスナーになります。

HUUB製品の全てに採用されているわけではないので、ご自身のウェットスーツにこのジッパーが採用されているかについては分からないお客さまは、一度着ずにジッパーを締めて頂いた際、左がやや長いことをご確認いただくと分かり易いです。
採用されている場合は下の写真のようになると思います。

信頼性の高いYKK製の特許製品を採用し、ウェットスーツに最適な動作を行ってくれます。
スライダーにはYKKやHUUBの『Ｈ』ロゴが刻印されています。
付属のリボンでウェットスーツ着用のまま、自分一人で開閉可能です。

通常のオープンファスナーともいわれる左右が分かれる形状になっています。
他のウェットスーツブランドはジッパーを一番下にしても分かれないようになっているモデルが多く、ここが最も異なる点だと思います。

理由はこの後記載させていただく開け方が関係しています。

ジッパーの先端をしっかりと合わせる

ジッパーの先が左右で分かれている場合、まずは写真の様に合わせる必要があります。
ウェットスーツはゴム生地で伸びますので、少し引っ張りながら両端を合わせます。

両端、特に上げる部分が付いていない方は浅く入りがちです。
しっかりと奥まで差し込んでください。

噛み合いがしっかりすると写真のようなかみ合わせになります。

下部がしっかりと嚙み合っている事をご確認頂いたらウェットスーツを着始めて下さい。
店頭ではアラヤでしたらHUUBのBくらいまで上げてから着てくださいとご説明しています。

ジッパーを締める際は気持ち右上に向かってリボンを引っ張って下さい。
左上に上げて強く引っ張ると、ジッパーは開いてしまいます。

少し上げておかないと先端がズレてしまい、一人で着るときにジッパーが上げられない事があります。
万が一、ウェットスーツ着用後にうまくジッパーが上げられなかった場合はどなたか他の人に手伝ってもらうと良いと思います。

しっかりと上ると左側の端部ががやや長く残る見た目になります。

この後記載する『開け方：方法１』を行う場合、脱ぐために付いている長いリボンを写真の様に上に出してからマジックテープを締めてください。
端部はマジックテープが少しついているため、くるっと回して首元に付けておけばバタを抑えられます。

『開け方：方法２』の様に下に引っ張る場合はこの限りではありません。
その際は下に逃がして止めていただければOKです。

このジッパーの神髄、1秒でジッパー開けれるリリース構造。

首のあたりに止めたリボンを掴んでいただき、左上に少し強めに引っ張ります。
すると、写真の様に左のやや長い部分にのみジッパーが引っ掛かっている状態となります。

この時、下にリボンを束ねた方や生地の痛みが怖い方は、マジックテープ部分を先に外しておくといいと思います。

その後、首のマジックテープがついている人は掴んで剥がします。

リリースが成功していると画像のように、長かった左側にのみスライダーがはまった状態になります。
両肩・腕へと生地を裏返すように脱いでいただくことで上半身を脱ぐことができると思います。

以降は他のウェットスーツ同様、腰・足と裏返して脱ぐことでスムーズかつ楽にご利用いただけると思います。
着るときもですが、外側のネオプレン素材は破れる恐れがあるためご注意ください。
脱ぎ着するときは爪などを立てず、強く引っ張ることよりも裏返しにすることを意識すると、商品を傷めづらいと思います。

コチラは他のウェットスーツと同様になります。
リボンを掴み、下に降ろした後は『方法１』と同様生地を裏返しにしながら肩・腕と脱いでいただけると思います。