日本最大級のスポーツサイクル専門店ワイズロードを凝縮した東北エリア初の「仙台泉店」
2024/05/27 22:56
国内でも少しずつ増えてきたグラベルライドイベント。未舗装の林道を走る、という事であれば『SDA王滝100km』や『松野四万十バイクレース(MSBR)』が代表的ですが、”グラベルロードバイク”が主体のイベントとなると『ニセコグラベル』、『グラベルクラシックやくらい』、『GRINDURO JAPAN』といったところが有名でしょうか。
今回は北海道は道央エリアで開催される『Panaracer NISEKO GRAVEL(パナレーサー ニセコグラベル)』に参加してきました。
メイン会場はJRニセコ駅前、中央倉庫群周辺。
https://niseko-soukogun.com/
観光名所でもあり、古い倉庫が立ち並ぶ様は圧巻。
受付、出展ブースは倉庫内外のこのエリア。受付後はスタートまで隣の公園などでまったり。ロングコース(104km)にエントリーしましたがスタート時刻が9:00と朝ゆっくりなのが良かったです。
そろそろスタートというところでブリーフィング。競技ではないのでスタート時刻すぎちゃってもOKな、ゆるい感じの会場雰囲気。
序盤のグラベルは上のような林間ではなく、農場脇を通る北海道的な景色が広がる気持ち良い道でしたが、画像なし。
林間のグラベルロードに入ると上の画像のように”渡渉”(洗い越し)が連続。
雪解け水が冷たい!靴がびしょ濡れで戦意がダウン...というのは言い訳でトレーニング不足がもろに出てのぼりがキツイ。増えた体重が重い。
ロングコースの累積標高は1700m、久しくそんなライドをやっていないのでかなり足にきます。
バイクも新しい『GRAVEL KING X1R』も調子良いけど人間がダメダメです。それでも雄大な景色に助けられ何とかこの林道区間はクリア。
渡渉は何度かのうちに慣れますが、大敵は”ブヨ”。止まるとまとわりついてくるし、なんとなく急ぎ足で走らざるを得ず。この虫たちの存在を全く意識しておらず足やら腕をかまれまくっていました。予防、対策をしなかったのでイベント後は猛烈な痒さにやられました。次の出勤日にWAKO’Sさんが自慢の『虫よけ』を持って来店。時すでに遅し。一応店頭にラインナップしていますのでぜひどうぞ。これから私の必携アイテムとなります。ムヒもいりますね。こちらは薬局で。
¥2,310/本 ヒルにも忌避性を発揮、とのことです。
林道から出たところでエイドステーション。コーラをいただいてちょっと復活。
山のふもとはこんな感じの気持ち良いグラベルロード。ずっとこんな感じを切に希望。
舗装路を行った先にまたエイドステーション。何か所もありこれはとても助かりました。
豊浦町名産のホタテが入ったお味噌汁。とても美味でした。この日は曇りのち雨予報。温かいものがなんと美味しい事か。
このエイドの後にもグラベルゾーンが繰り返し。
雲がかかっていますが右手に羊蹄山。前半の林道セクションよりも見晴らし良くオープンな感じが気持ち良いグラベル。
ただ、クマが出てこないのか・・・ソロで走ってて出くわしたら。それは最初から最後まで付きまとう不安ではありました。無事何事もありませんでしたが。もちろん、ハンドル付近やサドルバッグにはクマ鈴装着。
道道(県道と同義)でもグラベル区間。北海道を旅するとたまにあります。整備されたグラベル区間は気持ち良い!
しかしこの林道を抜けたところから雨。最後のエイドステーションからのルートは時間が間に合わないのでショートカットしてゴールすることに。久々に土砂降りの中走りました(画像なし)。バイクにはハーフタイプのフェンダーを装着しているのでそれほど苦にならず。運が良かったのは追い風だったこと。
東京サンエスさんオリジナルのフェンダー。在庫有!
ロングコース104kmのところ実走87kmでゴール。ゴール後のくじ引きでクマ鈴さらにゲット。
青いバルーンゲートが、制限時間で撤去だったのかと思いきや、トラブルでスタートを見送った後にしぼんでしまったようです。
多少の補給食(足りなかった)とエイドステーションのおかげで足やら体が攣ることもなく終了。パワーが出ない、体力のなさはトレーニング不足から。秋のイベントにも是非参加したいですね。おすすめです。
今回のルートはこんな感じです。中央に”昆布岳”という山があり、それを反時計回りにぐるっと周回するイメージ。
ニセコ地区はMTBのトレイルコース敷設に注力しており、パブリックトレイルを延長し続けています。スキー場(グランヒラフ)でもゴンドラを運用したダウンヒルコースをオープンするなどMTBerにとっても魅力的なエリア。
次回はMTB乗りに行こうかなと。
メイン会場にて
●パナレーサーブース
新作の中、”X1”シリーズ導入率が高かったように思います。私はX1 R 700×40cをチョイス。チューブレスにて使用。
●シマノブース
NEW GRXを搭載したリドレー(ミズタニ自転車)、OTSO(FUKAYA)バイクを展示。この時、NEW GRX Di2 は未展示。ちょっと期待したんですがデビュー前だったため仕方なし。
自動車で言う”SUV”的な自転車カテゴリー”グラベルバイク”。タイヤの仕様を変えるだけでロードバイク寄りにもカスタマイズ可能。守備範囲の広い1台で”旅”を楽しんでみませんか?