【お客様の一台】GT ZASKAR LT COMP　トレイルデビューにサイコーの１台”！　同時にカスタムしました
by: 山根裕平

トレイルライドに丁度良い季節がやってきました。

そしてまたMTBer誕生！！

しっかりカスタマイズを施したお客様の一台をご紹介します。

”ZASKAR”

アメリカを代表するMTBブランドの一つGT。様々な名車を生んできましたが、この車名も同社を代表するもので、アルミフレームのフラッグシップに冠されてきました。

BIKE：GT ZASKAR LT COMP

SIZE：S

スラムが提唱するUDH（ユニバーサルディレーラーハンガー）対応、軽量なアルミニウム製フレームで、「LT」は下りをアクティブに遊ぶトレイルライドに照準を向けたジオメトリー設計が特徴。フロントフォークは130mmストローク。あえてリアセンターを長めに設計しており、クイックさよりも安定性を優先。ツボを押さえた設計、仕様で初めてのMTBにもってこいなモデルです。

いくつかのカスタムを新車時に施しました。新車購入時であれば工賃無料なカスタムもありますので大変お得！

カスタムポイント①　タイヤ

IRC　TANKEN　GEKKOTA（ゲコタ）

29×2.3

ゲコタとはヤモリのこと。まさに柔軟に地を這い、多様な路面状況に柔軟に対応。柔らかいコンパウンドのトレッドゴムが路面によく食いつきます。余談ですが、赤いサイドウォールは「MISSILE(ﾐｻｲﾙ)」「KUJO(ｸｼﾞｮｰ) DH」「Mythos(ﾐｻｲﾙ) XC」など20～30年前くらいのタイヤによく使われていたもののオマージュ。当時はチューブ併用でしたが、現在はチューブレスレディ仕様です。
ただ赤くなっているだけではなく、補強、リム打ちパンクへの備えもされています。

とてもオススメなのですが、人気が高くメーカー＆弊社でも完売。どこかにまだあればぜひ入手を。

チューブレス対応リムが標準装備でしたので、リムテープ＆バルブを取り付けてチューブレス運用としています。

リムテープ＆シーラントはMuc-Off製、バルブはWOLFTOOTH。

カスタムポイント②　グリップ

ODI　RUFFIAN　

やや細めの握り、ヤスリ目状の表面でしっかりグリップ。とても操作性の良い（個人比）オススメモデルです。

ハンドルバー幅はノーマル。好みが出てきたらカット、またはバージョンアップしましょう。

ハンドル回りやペダルなど、まずは操作性を上げることがMTBカスタムの第一歩です。ブレーキレバーの位置、レバーリーチも調整します。

カスタムポイント③　ペダル

FIREEYE　SKITTLES BB

ペダルシャフト根元に大型ベアリングを仕込んだ高剛性モデル。ナイロンボディで軽量にも仕上がっています。シューズへの食いつきもバッチリ。回転性能さえ良ければナイロンボディも全然アリです。

標準装備な優れもの・ドロッパーポスト

トレイルを主に走るMTBに欠かせない装備となった「ドロッパーポスト」。左手手元のレバーを操作することで、サドル高を調整できます。急な路面や姿勢変化に即座に対応できるので、今や必需品と言っても良いでしょう。それが標準装備とは嬉しい。

それと、「ZASKAR LT」とあるトップチューブの形状が股下に余裕をもたらします。そしてその付近から後ろに流れるフレームパイプ（シートステー）がフローティング形状となっているため、路面からの突き上げをいなし、乗り心地の向上に寄与しています。なかなか凝った造りですよね。

ドライブトレインはマイクロシフト社製、ブレーキはテクトロ製となっていますが、まずは十分な性能を発揮しています。このあたりも今後カスタマイズしていくとよりコントロール性が増すこと間違いなし。

Hさま、この度はご購入ありがとうございました。

ガシガシ乗って楽しんでください！

新車時はもちろん、今お乗りのMTBカスタムもご相談ください。

ヤマネ