Cannondale CAAD13 新旧 比較してみました。
by: 仙台泉店

いつもワイズロードをご利用いただきありがとうございます。

スタッフの鹿又です。今日はたまたま古くから所有しているCAAD 9 を持ってまいりましたので、現行のCAAD 13 と比較してみたいと思います。
2008年モデルで大分古いですが、CAAD9といえばmade in USA 最後のモデルですので大事にしていたバイクです。
年々進化を遂げてきたCannondale CAADシリーズです。9~13 どれほど変わったのかご覧ください。

先ずはCannondaleの歴史をサラッと復習します。
1971年にアメリカ、コネチカット州の小さなキャノンデール駅の側でバッグを作る会社を作りました。
会社名はズバリ、駅名のCannondale。
1983年、初めてツーリングバイクを作り出します。ここからがアルミフレームCAAD(Cannondale Advanced Aluminum Design)の始まりです。
因みに、3代目まではCADとAが1つでしたが、4代目からCAADになったようです。

【CAAD 9】
IMG_0759[1]【CAAD 13】
IMG_0763[1]やはり9は、近年のロードバイクではどこかしらクラシカルなデザインと作りは否めません。
円柱のチューブを組み合わせて極限まで性能向上を目指したのでしょう。オーバーサイズなんて言葉も飛び交っていました。
13では円柱のチューブは何処にも見当たりません。空力、剛性などを高めるためにアルミの鋳造から変わったのでしょう。D型断面になったチューブで相変わらず美しい溶接接合部はしっかりとして見えます。
made in USA時代でも溶接だけは世界一技術が高いと言われた台湾で行い、USAで塗装、組立をするというこだわりの製造過程だったようです。
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IMG_0764[1]D型シートポストのためシートポストの固定方法も独特です。この方式は最近のカーボンバイクでは見られますがアルミで採用しているのはCAAD13だけかもしれません。アルミの加工を得意とするキャノンデールならではですね。
シートステイの位置やエンドのデザインも大きく違っています。
9のシートステーの形状はCannondale独特のアワーグラスと呼ばれ、「硬い」と言われるアルミフレームのリアタイヤのハネを抑えた快適な乗り心地を実現ました。それを更に進化させてきたのでしょう。アルミフレーム特有の硬さを吸収させて和らげているのでしょうか。
13では扁平加工され湾曲したD型断面の細めのシートポストの採用し、更に衝撃吸収性を高めています。

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20241025_114838ヘッドチューブ、BB周りは大分変わってきました。ヘッド角度などもフロントフォークの変更に伴って大きく変わっています。
今となってはクラシックなフォークですね。名前は”ULTRA” でしたが。
CAAD9は2007年発表ですが、この後にハイエンドモデルにはBB30が採用されております。
カーボンバイクが主力になりつつある2010年以降、”カーボンキラー”と呼ばれ異彩を放つ存在としてCAADシリーズはアルミフレームを進化させ続けてきました。「地球上で一番速いアルミフレーム」とも呼ばれました。
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如何でしたでしょうか。
当時は製造がUSAから台湾に移り心配する声があったことは事実ですが、移ってからCAAD 9, 10と進化をする中で全く心配が取り越し苦労であったかのように人気が上昇しました。製造国の話題なぞ話題にもなりませんでした。
CAAD13 新型の105を装備してCannondale CAADの名に恥じないモデルです。

Cannondale CAADシリーズの進化、 これからも楽しみですね。

 

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