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【カスタマイズ】グラベルバイクを目的に合わせ個性的にチューンアップ!
by: 山根裕平

グラベル・アドベンチャーバイク、グラベル(未舗装路、オフロード)での使用率が上がってくると、フラットバー化のカスタムへと辿り着くこともあります。その理由はドロップバーでは路面のギャップを処理しきれない場合があったり、滑りやすいコーナーでのコントロール性に不安が出たり、といくつかの問題に「どうにかしたいな」という悩みが出ます。

平坦路では巡行スピードの維持のしやすさや姿勢変化の幅広さといったドロップバーのメリットもありますが、平坦路の割合が低く、グラベル走行の割合が多い、特にルーズな路面を走ることの多い方には「フラットバー化」のカスタム、お勧めです。

今回はハンドル回りもさることながら「サスペンションフォーク」そして「シートドロッパー」という新しいアイテムも導入していただけました。より理想をかなえる格好となり、お客様のホームコースにアジャストしたグラベルバイクに仕上がりました。

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BOMBTRACK  HOOK  EXT

今回、カスタムのご依頼をいただいた車体のモデル。

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(メーカーサイトより、参考仕様)

BOMBTRACK はドイツのバイクメーカーで、主にグラベルバイクなどのオフロードよりなキャラクターのバイクを製造しています。
スチールフレームの材料には定評のある『COLUMBUS CROMOR』のパイプが使用され、テーパードヘッド、ねじ切り式のBB(T47規格)、前後スルーアクスルといった最新の規格を採用。内装式ドロッパーシートポストを使用する際のケーブル用通し穴もシートチューブに用意されています。フォークはフルカーボン。チェーンステーのヨーク部も細かく作りこみがなされており納得の1本。と、ここまで書いておいて何ですが、弊社での当ブランドの取り扱いはございません。

輸入元はGTやFELT、BBB等を扱う『ライトウェイプロダクツジャパン』。

https://www.riteway-jp.com/bicycle/bombtrack/

スモールパーツ等のお取り寄せは可能ですのでアフターケアはご依頼いただけます。

 

では、カスタムさせた頂いた箇所をご紹介していきます。

ドロップバー⇒フラットバー

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ドロップバー仕様がデフォルトですが、深い砂利の道、特にコーナーでのコントロールに注意が必要。段差や路面のうねりによる上下動も合わさりなかなか忙しい操作を求められます。

THOMSONエリートステムにNITTOハンドルでコントロール性を向上できました。

フラットバーにすることで得られるメリットは、上体と腕に余裕が生まれ、アイポイントも高くなることで様々な路面の状況に対処しやすくなることです。とは言え、細かい微振動までは吸収し切れませんので次なるアイテムを…

 

リジッドフォーク⇒サスペンションフォーク

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フルカーボンフォークからグラベルバイク用サスペンションフォークへと換装。
FOX 32-TC(Taper-Cast)  パフォーマンスシリーズ(当モデルは今季22-23完売)
40mmストロークの高性能サスペンション。ダンパーの調整機能とエアサスペンションのエア圧調整で好みのフィーリングが得られます。
テーパードコラム仕様のバイクになら搭載可能です。1,226gと軽量な仕上がりですのでそれほど重量は感じません。

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肝心の動きも初期から滑らかに作動。多すぎないストロークは沈み込みによる姿勢変化も少量で抑えられます。

そして、フォーク交換のついでにヘッドセットをWOLFTOOTH製品にバージョンアップ。

 

THOMSONシートピラー⇒FOXシートドロッパー

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こちらもFOX製、TRANSFER SL パフォーマンスシリーズ。50mmストローク、27.2mm径。
操作するレバーはWOLFTOOTH製ReMote Light Action(IspecEV)。非常に軽い引きでオススメのレバーです。

カタログ上でレバーには「IspecEV」等の説明記載があったりしますが、これはブレーキレバー側に用意されているシフトレバー取り付けに関する規格の名称です。現行のSHIMANOブレーキレバーはほぼ「IspecEV」。他にIspecⅡ、IspecBなどありますが互換性はありません。お選びになる際は十分ご注意ください。

ドロッパーシートポストは、まず手元レバーを押し、同時にお尻でサドルに荷重を下にかけるとそのストローク分ストンと下がります。特に下り坂では股下に余裕が生まれバイクのコントロール性が上がり、なおかつギャップ通過時にサドルに突き上げられにくくなります。副産物的に、信号待ちで作動させれば足つき性も確保できます。サドルの高さを戻すには、お尻を浮かせ中腰状態にしつつレバーを押し込むとストンとサドルが元の高さに戻ってきます。FOXやROCKSHOXなどはそれほどでもありませんが、その戻りのスピードが恐ろしい勢いのものがありますので股間にご注意を。

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こちらはブレーキ、ドロッパーレバー付近の画像。

 

ドライブトレイン

ドロップバー時はSHIMANO GRX仕様でしたが、フラットバー化に伴いMTB系リアディレーラー、シフター、ブレーキセットへと交換。

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11速のリアディレーラー、RD-M8000シリーズは現在でもリペアパーツとして入手可能です。現行品ですとRD-M5120でも代用できます。RD-M8000は11-46Tまでのキャパシティを持つので、さらなるワイドレシオ化も可能としています。

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タイヤはPANARACER GRAVEL KING SS&SKをチューブレス化。

 

カスタマイズのご紹介は以上です。

I様、この度はご依頼誠にありがとうございました。

 

当店の取り扱いがないブランドでもメンテナンスやカスタマイズできることがあります。

今回ご紹介しましたBOMBTRACK 、その他SURLYやSPECIALIZEDなどもご相談ください。

 

本ブログの登場アイテム、ワイズロードオンラインでもご購入可能です!

FOX  TC32  FS  オレンジ 仙台泉店 店頭在庫あり

 

 

FOX  TC32  FS  ブラック 仙台泉店 店頭在庫あり

 

 

SHIMANO RD-M8000シリーズ

 

 

THOMSON ステムなど

 

 

 

PANARACER  GRAVELKINGシリーズ