2026/06/08 14:32
いつもワイズロード洗足店のブログをご覧頂き、誠にありがとうございます。
今回は『ロードバイクカスタム how-to』として、『タイヤ交換のススメ』をお届け致します。
アスファルトと接するタイヤは走りへの影響が大きく、カスタムの効果を最も実感のしやすいところです。
もちろん完成車パッケージのままでも、ロードバイクの軽快な走りにきっと驚かれたと思いますが、ライドスタイルに合ったタイヤを選び、性能を特化させることでよりパーソナルなロードバイクへと変える事ができるんです。
まだタイヤの交換をしたことがない方に向けて、メリットと要点を解説していきましょう。
目次
多くの方のロードバイクデビューの入口となっているエントリーモデルでは、コストパフォーマンスを重視したタイヤが採用されます。
例えば採用率の高いタイヤで『VITTORIA ZAFFIRO』は定番タイヤのひとつです。
スポーツサイクリングを楽しむのに十分なタイヤですが、タイプは耐摩耗性に優れた『ロングライフ』系です。
エントリーモデル相当となりますので1本あたり2,500円円前後のタイヤとみていいでしょう。
長い期間使用することを前提として、コストを重視し、トレーニングや通勤・通学で毎日乗るサイクリストに最適なタイヤです。
ですが、より本格的なスポーツとしてロードバイクを楽しみたい方には、重量があり、『コンパウンド』と『ケーシング』の硬さが気になると思います。
ここからより軽快なロードバイクを目指して、タイヤ交換してカスタマイズしましょう。
タイヤを構成する主な要素は『コンパウンド』『耐パンクベルト』『ケーシング』の3つが挙げられます。
コンパウンドがどんな性質なのか、耐パンクベルトがどこまでカバーしているのか、ケーシングの素材や本数はどれぐらいかなどでタイヤの性能が決まってきます。
路面抵抗やグリップ力に関係するのが『コンパウンド』です。
地面に直接ふれている部分なので、走行性能への影響は大!
表面に溝を設けてグリップ力を高めるなど、コンパウンド素材とトレッドパターンはメーカーのこだわりポイント。
異物の貫通を抑止し、パンクを防ぐのか『耐パンクベルト』です。
タイプによってトレッド面からサイドにかけて配置に違いがあり、基本的に重量とトレードオフの関係にあります。
パンクトラブルを避けたいライダーは重量が増えてでもここを重視することがオススメ。
タイヤの骨組みとも呼ばれる土台部分が『ケーシング』です。
空気で膨らむタイヤを丸い形にとどめる重要部分、糸の素材、太さ、編み込みによりしなやかさに影響します。
『TPI』で表記される数値は高いほどしなやかになり、低いほど耐久性が高くなる傾向にあります。
見えないところですが踏み出しの軽さやコーナーリンググリップ、快適性に違いを生みます。
ケーシングはカーカスとも呼ばれます。
ライドスタイルに応じて最適化されたタイヤが各社からラインナップされています。
タイヤ選びの難しいところで、また面白いところでもありますが、ざっくりと4タイプに分けて解説します。
レースを目的とした開発されたコンペティションタイプは最高レベルの走行性能をバランスよく追求したモデルです。
しなやかな転がり、確かなグリップ力、軽快な軽さ、適度な耐パンク性を併せ持ち、ロードバイクとして完璧な走りを味わいたいサイクリストは、レースに出なくても愛用する方は多数。
それほどの違いを感じることが出来る為、ロードバイクをより感覚的・直感的に走らせやすくなります。
当然価格はお高めですが、速さが求められるロードバイクという乗り物の本質を楽しむならば、一度は使ってもらいたいタイプです。
コンペティションタイプを更に速さに特化したのがタイムトライアルタイプです。
更に軽く、更に速くを追求する為、耐パンクベルトを最小限、もしくは完全にない構造で作られています。
耐摩耗性も低く、長い距離使用することに適しませんが、タイムを競うヒルクライムやタイムトライアルレースなどで活躍します。
ここ一番のイベント時に使用したい決戦用タイヤです。
多くのサイクリストにとって現実的な選択肢となるのが主にミドルグレードに位置するオールラウンドタイプです。
コンペティションタイプのバランスをリーズナブルな価格で実現し、サイクリング・トレーニング・ロングライドなど様々なスポーツサイクリング用途に適しています。
レースのような走りを求めなければこれで良し、エントリータイプからの変更であれば走りに驚く変化を感じていただけるはずです。
耐パンク性と耐摩耗性を何よりも重視しているのがプロテクションタイプです。
耐パンクベルトがより強力タイプになり、またトレッドだけでなくサイドまでカバーされるので異物を踏んだ際のサイドカットも起きにくくなります。
異物が貫通しにくいようケーシングも強固になり、走行性能はそれなりですがそれだけ安心して乗ることが出来ます。
サイクリング中のトラブルでもっとも多いのがパンクトラブル、直せば走り出せますが、それが何よりの手間です。
パンクトラブルに見舞われずに走り切れるならば言う事無し、重量増でもノートラブルの方が目的地に一番早く到着します。
長い距離を走るロングライドや通勤・通学など日常的にロードバイクを活用する方にイチオシです。
ロードバイクタイヤの規格には『クリンチャー』『チューブレス』『チューブラー』が存在します。
タイヤ交換においてどの規格なのかはとても重要で、ご自身だけで選ぶときに間違いやすいポイントだと思います。
今回『チューブラー』に関しての説明は現在メジャーではない為、多くの方の選択肢になり得ないので割愛させて頂き、現在主流となっている『クリンチャー』と『チューブレス』についてかいつまんで解説させて頂きます。
タイヤとチューブを組み合わせた様々な自転車で使用されているベーシックなタイヤ規格です。
日常的な管理が行いやすく、パンク修理も容易で、多くのサイクリストに愛用されています。
ロードバイクに乗り始めたばかりの方や、メンテナンスの手間を極力減らしたいならクリンチャーがオススメです。
中に入れるチューブの素材には『ブチルゴム』『ラテックス』『TPU(熱可塑性ポリウレタン)』があり、比較的セットアップ難易度は低めです。
チューブにこだわることで、軽量化や走行性能をより高めるメリットもあり、費用対効果も高いカスタムです。
ですが軽量なチューブほど肉薄となっているのでセットアップに少し経験が求められますのでご注意ください。
ワイズロードではタイヤ・チューブ交換を解説した動画もご用意しておりますので、これから自分でも出来るようにしておきたい!という方はぜひご覧ください。
名前の通りチューブを必要としないタイヤ規格がチューブレスです。
現在主流となっているのは液体の『シーラント』を使用する『チューブレスレディ』となっており、タイヤとホイールのみで空気を保持する『ピュアチューブレス』は少数となっています。
『チューブレスレディ』はクリンチャーよりも低い空気圧で優れた転がり抵抗と快適性を両立することが可能で、プロレースシーンでは今や使用率100%と言って過言ではありません。
前述した『シーラント』によって気密性を作り空気圧を保持する仕組みとなっており、タイヤに生じた小さな穴であれば『シーラント』によって塞がり、パンクトラブルを防ぐ効果もあります。
基本的には良いことだらけなのですが、デメリットは『対応ホイールでなければ使用ができない』『シーラントの定期的な管理が必要』『タイヤにより指定シーラントがある』『セットアップの難易度が高い』などが挙げられます。
運用面については、プロショップに作業を頼ることがオススメです。
どちらのタイヤ規格にするかは使用しているホイールと用途によって相談が必要です。
タイヤブランド各社、どちらの規格でも優れたタイヤを用意しておりますので、どちらでも選択肢が広い点はご安心ください。
はじめてのタイヤ交換という点では、スタッフ個人としてはまずはクリンチャーをオススメします。
ロードバイクは『機材スポーツ』にカテゴライズされ、機材にこだわる事も重要なスポーツです。
機材の差はパフォーマンスに如実、それはレースの結果として現れることもありますが、使用者が感覚的に走りやすいと思えることこそが何よりのパフォーマンス向上だと思います。
タイヤはその違いを知る第一歩として、カスタムしやすい価格であり、違いを感じてもらいやすいパーツとして、最初のカスタムにオススメしております。
ホイールやコンポーネントのグレードアップ、カーボンパーツによる軽量化などは、後回しにしてまったく問題ありません。
ロードバイクをカスタマイズする醍醐味を、まずはタイヤで味わってみてください。
(2026年6月8日現在の工賃価格)
タイヤの交換作業はワイズロード各店にて承っております。
せっかくのタイヤ交換、安心して乗りたいですよね、ぜひスタッフにおまかせください!
またどんなタイプのタイヤが自分にピッタリなのか分からない、オススメがどれか知りたいという方は、より詳しくタイヤについてご案内いたしますのでご来店ください。
みなさまからのタイヤ交換のご相談、心よりお待ちしております。
ワイズロード洗足店スタッフ、オオモトでした。