2016/04/01 19:20
渋谷本館でのバイオレーサープレミアム実施例その5です。
今回は色々と悩みがあり、それを改善したいということで当初は
バイオレーサー5000でのご予約希望でのご相談だったのですが、
色々とお話しさせていただく中で最終的にはバイオレーサープレミアムを
ご予約いただいたという経緯があります。
さて、どのような悩みかというと、最初のヒアリングでお伺いして
わかったのは、
・乗車していると右側がふわふわしてなんか浮いている感じがして
力が逃げている気がする。
・時間が経つにつれて疲労により両肩のコリが出てくる
・40kmを過ぎると足底が痛くなる
といった内容。
まずは身体計測とアライメントをチェックして現状を把握します。
色々と確認していくと、過去のスポーツ傷病歴で何度か右足首を
捻挫し、それが元で足底のカント角が左右で大幅にずれている様子。
実施前のラインディングフォーム&ポジション
上半身と上腕の角度が鋭角で、胸周りが窮屈そうですね。
ハンドルにもろに体重も乗っかってしまっていて、
これが肩こりの原因の一因にもどうやらなっていそう
と色々なことが判明していきます。
身体計測を元にバイクポジションを適正化し、さらに
パーソナルフィッティングを施します。
実施後のラインディングフォーム&ポジションは
どうなったかというと・・・・
上半身がリラックスした自然なフォームになりました。
腕が伸びてしまってはいますが、体幹の使い方に
慣れていないためですね。
体幹を使ったライディングに慣れてくればもっと腕も
リラックスできるはずです。
さらに右側のフワフワ感を修正、膝軌道左右のブレも
補正していきます。
右脚の発揮した力が、しっかりとペダルに伝わっている感を
得ていただくことが最終的にはできました。
ペダリングについてのレクチャーや、体幹部の重要性&
体幹部の筋力トレーニング方法、足底筋のトレーニング方法に
ついてもアドバイスさせていただきました。
ペダリングスキルはというと、
実施前
踏み遅れた「黄昏ペダリング」から
実施後
ペダリングの波形が理想的な綺麗なM字状の波形になっています。
また、波形のすぐ下の紫色の数字で表示されている
ペダリング効率を示す「ペダリングインデックス」も
大幅に改善されています。
左右のバランスも実施前に比べると改善が見られます。
今回かなり大幅にポジション変更がなされていて、実はこれでも
まだ最終段階ではないのです。
あまりにも大幅なポジション変更をしすぎると、
これまでの身体の使い方・筋力発揮の仕方が変わり過ぎてしまい、
馴れていないまま無理にライディングを続けると、身体への
負担が大きく障害の原因になってしまうことがあります。
そのため、2〜3ヶ月ほどライディングをしていただき、
身体が少し新しいポジションに馴れてから次の段階で
調整をしましょうとお話しさせていただきました。
(実は、そのためのアフターフィッティングもすでに仮予約を
いただいています。)
次回はサドルをさらに後ろに下げ、クランク長も伸ばす方向で
お話ししています。
バイオレーサープレミアムはこのように個人に合わせた
パーソナルフィッティングを時間をかけて実施して、
目的に合わせて効率よく身体に過度な負担がかかりにくい
ポジションを突き詰めていきます。
また、一度フィッティングをしたからといって、それで
おしまいではありません。
人の身体は日々変化していきます。フィッティングを施して
ライディングを続けていくと、徐々に体が馴れてきて
最初にフィッティングしたところと違うところに
次のズレや歪みが出てくることもあります。
それらを補正してすり合わせを行っていくことで、
より身体にフィットしたポジションを
追求していくことができます。
バイオレーサープレミアムを施行された方はそのための
アフターフィッティングコースもご用意しています。
(約1時間半程度、¥3,000-+TAX〜)
こちらのコースを活用して、より快適なロードバイクライフを
楽しんでいただければと思います。
興味がある方はお気軽に担当スタッフの佐藤まで
ご相談ください。
TEXT by D.Satoh 2016/04/01