2018/02/25 18:43
みなさんこんにちは。渋谷本館のいりさわです。
今日もご紹介してまいります。
お客様から「最高の一台を組み上げたい」とのご依頼を
頂きまして、それに沿ったご提案をさせて頂いております。
その内容を連載方式にて、掲載していきます。
連載も今日を含めてあと二回!!佳境に入って参りました!
今日のご紹介はタイヤとホイールです!
ちらりと見えるこのフォント・・・。
ライトウエイトです!
実はこのホイール、お客様が元々お持ちホイールです!
いやぁ参りました!流石わかっていらっしゃる!
究極の回転体と呼ばれるホイール、ライトウエイト。
ほぼすべての部品をカーボンで仕上げているため、
これだけのリムハイトにも関わらず、重量は前後で1000g以下だったりします。
もちろん、ハブはフルセラミックのベアリングを搭載。
驚くほど、滑らかに加速し、そして、その速度を維持できるように出来ています。
VELOFLEX / EXTREME
1本 定価:¥15,400-+税
重量:240G サイズ:22c TPI:350
イタリアで唯一のハンドメイド!
最高峰のハイグリップレーシングタイヤです!
EXTREMEは、ヴェロフレックスの両雄の片方とも言えますでしょうか。
軽量性ならRECORD(190G)に軍配が上がりますが、耐パンク性なら
EXTREMEですね。耐パンクベルトを搭載してもなんと重量が240G
こんなに軽いチューブラーは中々ありません。
それにヴェロフレックの神髄はケーシングにあります!
ケーシングとは、固定枠などと表すもので、タイヤの構造体の芯の部分です。
地面と接地するとこはトレッドといいますが、その中の部分ですね。
TPIとは一インチ辺りにどのくらいの量のケーシングがあるかを示す数字。
この数字が大きいほど、細い糸を密集させて作ってあることになります。
なんとヴェロフレックスのTPIは350!
平凡なタイヤは60、ミドルグレードでも150前後ですから、
なんと倍以上の数値になるわけですね!
一本一本の糸が細かいことで、地面のデコボコなどに対して柔軟に変形
することが可能になるため、とってもしなやかな乗り心地になります。
同時に絶妙にコンパウンドを配合したトレッドを敷くことで
転がり抵抗の低減と、トラクションのかかりの良さ、
本来両立することが出来ないモノを成立させているのです!
ただし、TPIが大きいことで、耐久性は多少落ちますので
そこはレーシングタイヤとしての宿命だと思いますので
長持ちは致しません!激しいブレーキングでタイヤをロック
させますと、トレッドもずりむけますし、ケーシングも痛みます。
是非その辺りは、ご理解頂きつつ、ご使用いただけれ幸いです。
トレッドパターンもしっかり計算されてますね。
サイドは倒し込んだときに食いつくように
センターは転がるようにパターンが切られています。
乗り物では地面が唯一に接する部分です。
タイヤは用途に合わせて、考えて考えて拘って
コストをかけるべき部分だと私は考えます。
今回のような最高の性能を求めたバイク以外でも
お客様のご要望に合わせたタイヤも沢山ありますので
是非、気になるかたは店頭にてご相談ください。
次回でこの連載も終了します!
完成した姿を皆様に披露できますので、
どうぞお楽しみに!