2019/08/20 19:49
走り出してから後悔するパターンのヤツです。
まいどどうも、ワイズロード渋谷本館の千原でっす。
皆様、お盆は如何お過ごしでしょうか?
私は父方の実家である岐阜県飛騨高山までロードバイクで行ってみようってな計画を企て、
実際に行ってみたらめっちゃ大変でしたが充実したライドになりました。
東京(高円寺)~長野県茅野市で一泊。茅野市~岐阜県高山市という一泊二日旅です。
ちなみに、トータル距離は二日で340km。獲得標高は4579mになりました。
8/11 10:04
今回は、今年の富士山ライドでも活躍してくれたTREK EMONDA ALR 5で行きます。
……いや、まだCEEPOのカーボンバイクが組みあがっていないんです。
CEEPO用に買ったSHIMANO PRO VIBE エアロカーボンハンドルのケーブル取り出し口の穴が
小さくシフトとブレーキケーブル二本が通らない。まぁDi2用になっているからなんですが……。
なので昨晩もヤスリでゴリゴリ削って穴の拡張をしていました(自己責任でやってます)
で、あぁ、これは間に合わないなと。
まぁ、EMONDA ALRもステム、ピラー、ホイールなど手を加えてそこそこ軽量なので、
コイツで行きましょう!
そして、朝も準備でドタバタしており出発が10:00になっちゃいました。
本当は7:00くらいには出発したかったのですが。そしてこれが後半の落車に繋がるとは。
8/11 14:49
道中は、長野県塩尻市まで甲州街道20号線沿いをつたっていきます。よろしく20号。
20号線は高尾山脇から大垂水峠、相模湖、猿橋、大月、笹子、勝沼と通っていくのですが、
大月辺りまでは単調な道が続くので写真も無くカット。
この日も暑く笹子峠入る前から暑さでバテバテでした。ハハハ。
大垂水の下りから相模湖ICまでの10kmくらいは渋滞に巻き込まれたり、めっちゃ暑かったりで、
休憩は多めです。まぁまったり行きましょう。
8/11 15:17
笹子峠手前で休憩ですが、素晴らしい快晴、雲が良い感じ!こりゃ暑いわけですね。
この日はサイクリストは少なくここまでの道中で一人抜いてきた程度でした。
この看板が見えてきたら、ここから二つ目の峠道である「笹子峠」に入ります。
ちなみに一つ目の峠はカットしちゃった大垂水峠なのですが、奴は関東の峠の中では最弱ぅぅぅ!
ってレベルなのでロード乗り始めの方の練習に丁度良いと思います。
ってか、矢立って見るとアニメ会社サンライズの矢立肇を真っ先に思い出すのはオタクならでは?
マメ知識だと矢立肇って人は実在しなくてサンライズのペンネーム的なものなんですよね。
8/11 15:33
めっちゃブレブレ。笹子峠は通る人が中々居ないので自転車乗りながらの撮影で失礼。
杉並木を気持ちよく登っていきます。日は遮られ、風も気持ちよく夏にピッタリな道です。
斜度に関しては5~7%くらいで激坂はありません。
路面の斜度は数字上大きくなっても比較的登り易い路面状況なのでそんなにキツく感じないっす。
距離はそこそこ長いですが、セミの声を聞きながらまったり登り切って笹子峠頂上で一枚。
笹子は車の多い笹子トンネルもありますが、あっちは狭い暗いトラック多いの三重苦であり、
トンネルを通る場合は死を覚悟するレベルです。大人しくこっちの峠へ行きましょう。
笹子隧道を抜け下り坂を安全運転で降りて行けば甲州突入です!
8/11 18:02
現在諏訪まで50km切りましたが、そろそろ暗くなってくるので明るい内に最後の一枚。
甲州から甲斐市、韮崎までは街中なのでカット。ちなみに甲州から笛吹市までは下りで爆走です。
走り始めてリアルタイムで8時間経ちましたが、走行距離147.9kmです。
思いのほかスピードが上がらないのは暑さのせいでもありますが、やっぱりモチベですかね?
出発が遅れたのも直前までヤル気が出なくてウダウダしていたのが原因です。
そしてこの先は全くの未知の領域であり、下調べも無かったので、
いつの間にかビミョーに登っていると思ったら歩道橋に富士見峠とか書いてありました。
諏訪まで行けるだろうと思っていたら真っ暗闇を登っており必要以上に体力削られ。
諏訪から30km南の茅野市で一泊取ろうと決意。
峠を下り茅野市に入った直後、縁石を見落とし前輪の側面をコスリながら転倒。
左の肩、脚を擦りむきヘルメットをオシャカにしてしまいました。
軽い脳震盪を起こしていたので、ヘルメット大事マジで。
とりあえず、今日はもうヤメだ!という事で近くのビジネスホテルへ足から血を流しながら突入。
8/12 07:04
翌日、今日は茅野市からスタートです。
幸いなことにEMONDAはバーテープをゴリゴリ削っただけで取りあえず大丈夫そう。
身体の方は、傷がグジュグジュする感じではあるが走れない事は無さそうです。
そして、今日も素晴らしい快晴。いや~天気に関しては持ってますわ私。
とりあえず、まずは諏訪大社でお参りをしたいので下諏訪へ向かいます。
ってか諏訪大社は上諏訪、下諏訪どっちにお参りに行けばいいんですかね?両方?
諏訪湖到着!諏訪湖は大きいですねー。次回が有ったら冬に来て御神渡りを見てみたいですね。
諏訪湖では凍った湖の氷にバキバキッと音を立てながら一直線に氷が割れせり上がる事があり、
それを昔の人が神様が今その場所を通ったと考え御神渡りと付けられてます。
ってかこんな広い湖が凍るのか……めっちゃでっかいスケートリンクやな。
8/12 08:06
諏訪大社下社秋宮に着きました~。
下社に着くと自転車停める所にKUOTA乗りのサイクリストを発見。
話を聞くと広島から(車で)いらしてて、昨日は乗鞍を走ってこられてたみたいです。
私もこれから乗鞍行くんですよとお話すると、やっぱりトンネルが危ないらしく
車道のど真ん中走った方がいい!と。下調べでもやっぱり危なさそうな感じはあったので、
気を付けて行ってきますと伝えて分かれました。
後は、神頼みです。お賽銭箱に500円放り込んでお参り。
昨日の落車もあったので、今日一日安全運転で行きますので、どうかお守りください。
って、お願いしてきました。しかし、〆縄が立派ですね。
8/12 09:41
そして松本市に到着です。
ちなみに松本までの間に塩尻峠もあるんですねー。まったくノーマークやったわ。
まぁ、そんなにキツイ坂ではないので楽勝でしたけどね。
しかし、良いロケーション!EMONDAと松本城のツーショットも良い感じです。
松本城内に入れるらしいのですが、この日は80分待ちで、まぁ無理っすね。残念。
松本城近くの蓮のお池は綺麗な花が咲いていました。
一番近くの遠くの花は一眼とかじゃないと難しいので近くの蕾の蓮を一枚。
さて、今回の旅の目的でもあった諏訪大社と松本城を軽く観光できたので、
メインディッシュと参りましょう。
長野県松本市と岐阜県高山市を結ぶルートは一つだけで国道158号線なのですが、
途中から84号線に乗り換えてヒルクライマーの聖地である乗鞍岳へと行きます。
ちなみに、私はクライマーではないです。だけど行きます。待ってろ乗鞍!
梓川沿いの渋滞している道を根気よく進み、
渓谷に差し掛かってくるころにはアップダウンが多くなってきます。
8/12 11:20
第一休憩地点の「道の駅 風穴の里」に到着。
もうこの時点で疲れていますが何か……。
あと、今回の旅は飲み物買ってばっかり。それだけ暑いって事ですが……。
ちなみに、ここは乗鞍の「の」の字にも差し掛かっていないので、まだまだ先です。
休憩中にカレラに乗った元気そうな20代くらい方に乗鞍ってどうやって行ったらいいですか?
って聞かれました。
風穴の里にある大まかな地図を見せながら乗鞍の「の」の字にも来てないよ。まだまだ先だよ。
と先輩風をふかしながら優しく教えてあげました。
……まぁ、私も乗鞍初めてなんですけどね。
風穴の里を後にして奈川渡ダムに着きました。
ダム湖はこんな感じです。大きくてきれいなダム湖です。が!
この前後のトンネルがマジでヤバかった。トンネルの名前は残念ながら確認できませんでしたが、
奈川渡ダムの手前の入山トンネル?はトンネル内に分岐があり危険です。ちゃんと高山方面へ!
分岐手前から車線中央を走り大きく手信号で右折を後続車にアピールして走行しましょう。
奈川渡ダムの先のトンネルは正直、東京電力仕事しろ。って言わんばかりの真っ暗さ。
「東京電力 奈川渡ダム」って書いてあるやん!メッチャ暗ッ!メッチャ怖ッ!
あと、トンネル内ガッタガタ。これはマジでヤバイ。しかも長い。
路肩に寄ったらマジで死ぬかもしれん。
そんな怖いトンネルを7つ8つ超えた先に、
来た!乗鞍岳へと続く84号線!ここまで来れば安心です。怖いトンネル内とはおさらばです。
マジで今年一番怖かったかも知れない。ありがとう諏訪子様。無事でした。
8/12 11:50
乗鞍口隧道!ここを超えたら本格的に乗鞍チャレンジです。
って言っても乗鞍高原やヒルクライムレースのスタート地点である乗鞍高原観光センターまでは、
まだまだ先で、トンネル後~観光センターまでの登りが結構キツイ感じでした。
斜度で言うと7~10%程度が続く感じ、まずここで脚を持って行かれますわ。
まだこの段階では標高は低いので木々は多く茂っていますが、夏らしい景色で良いですね。
乗鞍岳の山頂付近は森林限界を超えるのでこの木々が無くなっていくのも見どころです。
むしろ、まだ山頂の方は氷雪の塊が残っていますからね。
8/12 14:13
写真を撮り忘れてしまいましたが、乗鞍高原観光センターと駐車場を過ぎた地点です。
標高1460mに位置するこの場所が乗鞍マウンテンサイクリングin乗鞍のスタート地点。
青看板で19km。一応大会コースMAPでは20.5kmのひたすら長い登りです。
ってかここまで280km走ってますからね。私。280km走ってからの乗鞍ですからね。
ちょっと、頭おかしいレベルですよ。
ちなみに、この丸の箇所ですが小っちゃくバスが走っているのが見えるんですよね~。
……マジで?あそこまで登るの?
乗鞍高原観光センターからの斜度は、大体は6~7%。たまに10%になります。
3~4%程度の所もあるのでそこでは高ケイデンスで加速して最終的には18人抜いてきました。
非常に登り易い路面状況で楽に登れてイイですねー。
まぁ、18人抜いて4人抜かされましたが。ハッハッハ。
でも、観光センターの向かいの駐車場まで車で自転車持ってきている人ばっかりですからね。
乗鞍岳の麓から走ってきてるので、4人程度に抜かされるのはご了承下さい。
ちなみに、森林限界で木々の背が低くなる地点からが本番と言わんばかりか、
その先はずっと10%程の傾斜が続いて超キツイですね。ってかマジキッツ!
なんとかギリギリまで耐えて頑張って踏ん張って上って、ゴールです。
8/12 14:51
長野県松本市と
岐阜県高山市の県境。非常に疲れましたね。
乗鞍到達時のサイコンでは、走行距離291.42km、獲得標高4579mでした。
結果として、乗鞍はキツイけど楽しい。登っている感覚だと富士山よりちょっとキツイかな?
って程度なので誰でも登れると思います。まぁ、クロスバイクやMTBの人も居ましたし。
あとは、ランナーが多い印象。乗鞍行く時はランナーやバスに気を付けて下さいね。
松本方面から登ると景色が綺麗でオススメです。むしろ高山方面は木々が鬱蒼としておりました。
売店で飛騨牛コロッケを食べて、あとはココから楽しい楽しいダウンヒルになるのですが。
今回もMAXXIS HIGH ROADが活躍しました。クライムもダウンヒルも安定感抜群!
特に自分はダウンヒルが好き過ぎなので、この高グリップタイヤは神レベルです。
このタイヤだとダウンヒルのコーナーの怖さが軽減されます。
バンバン下って高山駅で待ち合わせの父親と合流。
今回の旅も無事?まぁ落車してますが、一応無事に目的地に付けました。
皆さんもまだまだ夏はこれからです。色々遊びに行きましょう。
では、また。