2017/01/21 00:48
二年前に納車し 2万キロほど走行の
LOOK 695 ZR
里帰りオーバーホールしました。
スポーツバイクには四輪車の様な車検がありません
しかし 命を預ける乗り物なのは 同じです。
定期的にキチンとケアしなければ
アナタ様の安全は確保されません。
↑ まずはシフトワイヤーを交換します。
この様に 最大に解除した状態にし引き抜きます
↑ ワイヤーの素線の切断やはみ出しはありませんが
ポリマーコーティングが毛羽立っています。
↑ 拡大図。 この毛状のものは
ワイヤーではなく コーティング素材です。
シフトラインが7900以降、ハンドルに沿うようになり
シフトワイヤーは急な半径で巻き取られる負荷に晒され
この部分に負担がかかる。
一本 2000円のシフトワイヤーには・・・
ポリマーコートという滑らかなコーティングがされています。
確かにすばらしい初期性能なのだが
素晴らしい素材が剥がれて毛羽立ち
ワイヤーの動きを阻害することもある。
↑半額のオプティスリックというコーティングが好き。
圧倒的に耐久性があると思います。
ですので 今回もこのオプティスリックで!
緑色のキラメキが目印ですぞ。
↑ LOOK695系のシフトワイヤー交換で鬼門はここ。
↑ FDのワイヤーがBB下から90度に曲がります
STI直近からフレームにinしたワイヤーを押して
この部分に ワイヤー先端がさしかかると
急に曲がるため 詰まります。
そのまま 無理に押しても駄目です。
↑ワイヤーの進行を一旦止めて
ライナーだけをゆっくりと丁寧にBB内部から引っ張り
↑ 取り出したライナーをまっすぐにして
この様な形にしてから差し入れましょう。
そう・・・・急がば廻れでございます。はい。
↑ BB上にワイヤーが出たら
防水処理をします。
↑ 後輪がかきあげる汚れに晒されるFDワイヤー
この為にも 前出のライナーは大切にしたいのです。
更に ライナー中に汚れ侵入を防ぎたい
アリゲーター社の防水キャップは良い商品です
BB~BB下の穴に汚れが堆積して
FDの動作不良になった車両を何台も見てますので。
この350円は価値ありますよ。
で こんどはRDなんですけど
この RD6800以降 新設された滑り管
【最初はなかったRD9000にもサイレント・チェンジで追加されたのよ】
ここを外してみると・・・・
↑ つぶれて 壊れましたね
↑ 左が新品です。
滑らかそうですな。
↑ オーナー様からは ハンドルを下げて
このスペーサーを5mmに短縮せよとの指令もありました
コラムを切るのは簡単だけど
↑ このスペーサーを切るのは・・・・・
形状的に万力には挟めないし・・・・・
チョイ 難しいかなと
↑ やってみたら 割と簡単に切れたね。
↑ おお 5mm だと
なんかシャープな感じですね。
うんうん 素敵な相棒の復活。
by野澤
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