2023/02/23 12:57
目次
毎晩買えるはずもないチタンフレームを買い物かごに入れて翌朝消してを繰り返し生きています。
乗ることを第一にしている私視点のオフロード自転車種類分け記事第一回
今回は中級者がジオメトリ(自転車の各パイプの長さ・角度)を中心に分けてみます。
SYOA一覧
タイトコーナーが多く泥ゾーン・砂ゾーンなどむちゃくちゃな環境を周回する競技です。
ホイールの性能にまかせて足を止めて休むなんてことは許されるず、ひたすら漕ぎ続けます…
ロード以上に加速が重要なのでぎりぎりまで軽量化しています。
・担ぎやすいようにトップチューブ(一番上のパイプ)が水平
・加速重視BB位置高め(BB DROPが少ない)
・泥がつまらないようにタイヤクリアランスは広め
・空気圧は超低め、チューブレスで乗るのが主流
・レース後の洗濯が大変( ;∀;)
GIANT TCX ADV PRO 1
公式ページはこちら
次回メーカー入荷は2023年3月~予定です
HがBB DROP(位置)
前後輪の車軸を線で繋いだときBBがどのへんにいるかが重要です。
上の車体の場合は線から60mm低い
基本的にBB DROPの値が小さいほうがパワーロスが少ないです。
じゃあ反応性を追及してフレームをカッチカチにすればいいかというとそんなわけでもなく、最近増えてる根っこセクション、ミニドロップオフセクションをストレスなくクリアするために振動吸収性・安定感も必要。
元志木店スタッフで現役カテゴリー1ライダーの氏原君(写ってる人)もカーボンかクロモリを強く推奨しています!
OnebyESU JFF #801
辻浦選手共同開発のクロモリシクロ
パイプの中央を薄く&端を厚くして軽量に仕上げる”ダブルバテッド”の4130フレーム
トップチューブが短め、シートアングルが立ち気味、ベンドフォーク
日本人体系に合わせたテクニカルコース得意なバイク
なんかこう、クロモリって乗ってて安心するんですよね。
#801実はまだメーカー在庫あります、残り僅かなのでご相談ください。
当社とお取引のあるメーカーさんでクロモリシクロってほぼないんです。
現代では海外の小さなガレージメーカーだったりフレームビルダーさんにオーダーして作るとかそういう手段しか残されていない?
でもやっぱりクロモリに乗ってほしい、ただそれだけ(小さなメーカーはSNSが活発なのでInstagramのチェックがおすすめ)
数回一緒にトレイル走ったことがありますが超速いです。
ノブの低いタイヤでどこでも登ります、さすがチャンピオン!
シクロクロスライダーは総じて強い
あと朝が早い
cinelli Tutto Plusはクロモリフレーム、タイヤ幅45mmまでokの頑丈シングルスピードバイクです
BBハイトも高いのでSSCXと相性の良い車体かと
エンド幅が130mmなので固定ギアのハブ選択肢はほぼない(GRAN COMPE, SURLY)ですがトラクロもできる超コアなモデル
大阪本館紹介記事【ワイズロードスタッフ試乗会】CINELLI 『Tutto Plus』TRACKLOCROSSに出るのもアリ◎
SSCX=シングルスピードシクロクロス
TRACKLOCROSS=固定ギアシクロクロス
・全体的にストイック
・加速重視
・平地では進まない(足を止めているとき)
・かなり攻めた軽量化+バイクを痛めつける凶悪コース=寿命短い
・拡張性0
・あくまでレーシングバイク
レースよりは週末サイクリング、未舗装路を多く含むルートでのバイクパッキングに特化した自転車です。
ツーリングバイクでもある
・トップチューブが長くてステムが短め
・前傾は浅め、トップチューブもスローピングしたモデルが多い
・安定性重視なのでBB位置は低め
・荷物積載前提で各所にダボ穴がある
・石ころが跳ねてフレームにヒットすることを想定=強度重視
・ホイールは主に2サイズ=700c or 650B
↑古い26インチMTBをレストアさせてグラベルにする素敵な方もいます
GIANTさんのREVOLTは大手メーカーながらレーシーすぎないバランスのとれた見事な自転車です。
HがBB DROP(位置)
シクロ同様前後輪の車軸を線で繋いだときBBがどのへんにいるかが重要です。
上の車体の場合は線から80~81mm低い
なんとTCXよりも2cm低いんです!
さすがに安定性が別次元です。
80~81mm… ん?
1mmは最近のMTB、グラベルによく採用されるフリップチップシステムによって変化します。
詳しくはライトウェイさんの記事へ
REVOLTはリアについてます。
単純にBBからの距離が遠いほうが直進安定します、反対に近いほうがカーブで後輪がもたつかないのでレース向きセッティング
あとは太いタイヤを履くときのクリアランス確保ですね。
最大で50mm程度まで履ける車体が多いです。
先ほどご紹介したシクロクロスTCX(半透明緑)と重ねてみました。
トップチューブの角度、BBの位置がかなり違うことが分かります。
↓バイクパッキングや旅に向いたサイクリング用グラベル
クロモリフレームを採用しクラシックな雰囲気、耐久性を確保しながら規格やパーツは最新!
私が一番好きなタイプです。
モチベーション維持? ロマン?
我が家のグラベル号(ママチャリスタンドも取付できるヤバいバイク)
なぜか10年近く壊れないボトルケージ
似たような車種だとNICASIO SE
正しい遊び方=積極的に水溜まりに突っ込む です
フレーム三角内スペースを有効活用できるバッグ
小さめもあります
ママチャリほどではありませんがけっこういろんなことできます。
エブリデイバイクって呼んでる同士もいますね。
↓タイヤクリアランス狭め、TTバー付けて砂利道爆走するレース用グラベル
cervélo Aspero 5
フロントチェーンリング36T…
まだまだ少ないですがパリルーベの上位互換みたいなレースがあります。
それ専用のバイクだと思っていただければ
私はレーシーなグラベルのみグラベルロードとかエアログラベルって呼んでいます。
拡張性はほぼ0に近いですがTOPSTONEはまるで雲の上にいるような走行感
レースでも使えるし荷物も積みたいならKING GAVEL
試乗したことがあるんですが舗装路もぜんぜんもたつきません。
最近のアルミバイクはすごいや
↓もうそれMTBじゃない?なモンスターグラベルが存在します
サイクリングジャージだけでなく、気楽に半袖&短パン
まるで夏休みの小学生みたいな恰好で乗るのも悪くないです。
ダボ穴がたくさんあるのでカスタムは無限大
トップチューブが長くてステムが短めがとっても分かりやすいモデルです。
あとドロッパーポストまでついてます…
・万能
・サブジャンルにレース特化型モデルがある
・中距離通勤にとてもおすすめ
・強度が高い(重い)
・拡張性が高い
「レースとか軽量化、性能がとかそういうストイックな考えから離れよう」
な要素が強い界隈なはずなのにみんな必死に研究しすぎているので結局一番めんどうなジャンルなのは間違いない
僕らは考える前にもっともっと走るべきですねハハ
けど嫌いじゃないです。
一日中ライド、キャンプならバッテリーが交換できるVOLT 400NEOがおすすめ
当社でWHITE INDUSTRIESの取り扱いがあったことにびっくり
・シクロとグラベルはまったく設計が違うバイク
・ロードバイクより高強度なトレーニングを望むならぜひシクロクロスへ
・かっちかちのバイクが欲しいならシクロクロスへ
・いくつになっても冒険したいならグラベルへ
・ついつい砂利道に入っちゃう人はグラベルへ
次回はマウンテンバイクのサブジャンルについて書こうと思います。
長年、志木店をご愛読頂きまして誠にありがとうございました。
閉店後のお問い合わせやサービスにつきましては、以下の店舗にて承ります。
お客様には大変ご不便おかけしますが、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。
ワイズロード入間店
https://ysroad.co.jp/iruma/
ワイズロード越谷店
https://ysroad.co.jp/koshigaya/
ワイズロードでも有数の技術を誇るメカニック陣をはじめ、経験豊富なスタッフが揃っているので、自転車に関する様々な知識も学べます。
スポーツバイクに興味がある方であれば、性別年齢は問いません。
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