2023/05/15 18:58
【パノラマで頭、脚、腹を強打】
4年前の夏、富士見パノラマで散った日をいまだによく覚えています。
やっぱ訂正します、もうほとんど忘れました。
ひらけたゾーンの高速ドロップオフでへまして顔着。というか右半身全体。
小さい頃の記憶、まだ手をつけていない夏休みの宿題まで鮮明にみえたのです。
痛すぎで声が出ちゃいましたね。
5分後にはSNSに写真をアップしていましたが(笑)
CTスキャンだったか頭部周辺と足、腹の検査をした後ファミレスで最後の晩餐。
エスカルゴって見た目がえぐいですよね。
相当強く太ももを打ったみたいで翌日足を引きずりながら地元の花火を鑑賞。
当時私はまだ高校生でしたので落車したことより貴重な夏休みが!青春が!と騒いだのが懐かしいです。
しばらく経って自転車やヘルメットの点検。フォークにはガリ傷が入っちゃってるしヘルメット内側は見事に凹んでいました。
MIPSがしっかり作動していたのも確認済。
ゴーグルレンズと右肩にも男の勲章みたいな三本線。
【胸をハンドルで突かれる】
秋のトレイルって落ち葉がふかふかで超気持ちいいです。
しかし僕が転倒したゾーンの落ち葉の下にはつるつるてんの岩が登山口まで続いていたのです。
転んだときはノーダメージでしたが、ずさーっと滑り続け自転車が変なところで止まってしまい胸からダイブ!!!!
なんで今日に限ってチェストプロテクター着けてないんだ。
低めの悲鳴を上げながら残り2本走り切りましたとさ。
翌日から起き上がるのがとっても大変でした。
わざわざうつ伏せになってから立ち上がります。
レントゲンを撮りましたが折れたりヒビはなし。
けれど胸痛は一か月続きました…
こんな感じでロードで一度も落車したことがない私でもMTBだと何百回とこけてるわけです。
「防げる怪我は防ごう、軽減しよう」ということでおすすめ装備の紹介です。
運動強度が高く、長時間走行する機会が多いこの競技では汗を効率的に飛ばし不快感を抑える、装備品の簡素化、軽量化が重要です。
ウェアはロードバイク用のジャージがベストです。
サングラスは舗装、未舗装両方対応できる調光レンズや透過率の高いレンズ、トレイル専用のレンズがおすすめです。
ペダリング効率重視でビンディングシューズを使うのが定番です。
薄手のフルフィンガーグローブを使いましょう。
手の怪我は日常生活に一番支障をきたします。
あっ爪もしっかりカットです!
ロード同様装備は最低限に絞りサドルバッグやジャージのポケットに入れるのがベスト。
半分ハイキングなので自転車装備よりも登山装備を揃えるのが優先です。
経験上寒いのが一番辛いです…
汗冷えと防風対策重要。
山の天気は一瞬で変わります。
どんなに高価なGORE-TEXやNeoshellジャケットでも自転車は運動強度が高いので普通に蒸れますし自分の汗でびっちょりです。
じゃあレインウェアを持たなくていいのかというわけではなく、効果を発揮するのは雨が降ったその先。
風が吹いたとき壁になってくれるのです。
雨具は必ず携行するようにしましょう。
水と食料は余分に持つのが登山の鉄則。
転倒したとき緩衝材の役目も果たしてくれます。
効率重視のエナジージェルは山の中で食べるとなんだかさみしくなるので和菓子がおすすめです。
それから地図やコンパス、ポイズンリムーバー、ダクトテープを巻いたライターなどなど。
冬なら防寒着(ミッドレイヤー)も必須です。
滑落した時など仲間に救助を求めるためにホイッスルはバッグの外側につけましょう。
EVOCなどMTB系メーカーはバックパックのチェストストラップについてたりします。
日本のトレイルは急勾配な場所が多く、バッグが揺れたりズレます。
必ず身体にフィットするものを選びましょう。
トゥークリップ用のストラップ
これトレイル行くとき持ってると便利です。
・短時間の鍵代わり
・車に積むときの固定
・輪行時のホイール固定バンド(カーボンフレームの方はやめておきましょう…)
・止血バンド
富士見パノラマのように完全整備されたコースと違って曲がり角で草木が予想もしない倒れ方をしている場合が多々あります。
目に当たると危険なのでヘルメットはバイザーがあるタイプがいいです!
そして絶対アイウェアを付けましょう。顔面に蜘蛛がぶつかります(^^)
私みたいに下手くそはスピードが出ると上半身も揺れてしまうので頭部をがっちり固定できるゴーグルがおすすめです(笑)
サングラスだとけっこう吹っ飛びます。あとたまに無くします泣
上ったり下ったりかなり汗をかくのでトップスは薄手。
中にメッシュインナーを着用するとさらに快適になります。
膝パッドはD3Oやハードカップが入ったもの、肘パッドはカット耐性があれば良いでしょう。
下り坂で最速タイムを競うこのジャンルでは軽い落車なんてものはなく、こけたらだいたい入院です。
少しでもダメージを軽減するために以下の装備は必ず着用しましょう。
フルフェイスヘルメットは必須です。
ゴーグルと同様視野が狭くなりますが、ダウンヒルはそもそも前しか見ないのが前提なので問題ないということです。
「レーサーはまっすぐ前しか見ないんだ!」のCMを思い出しました。
事実プロの走りを見ればわかりますが驚くほどラインがまっすぐ。
トレイルライドみたいにわざとホイールをあっちこっちに飛ばしたり、根っこを探すとかはないです。私の場合は下手くそでハンドルとられてるだけですが…
面ではなく点を繋いで走っている感じ。プロライダーの走りはまったく参考になりません(良い意味で)
チェスト&バックプロテクターも必須です。
地面にぶつかるってより木に激突したり自転車に覆いかぶさるようにして転ぶことが多いです。
ちょっと高額ですがインナーと一体型になった高性能なものもあります。
ニーパッドは厚手の緩衝材が入ったものを選ぶようにしましょう。
パンツの下に隠れるもの、パンツの外に着用するものがあります。
ファッション的には内側に着用したいですが高価なダウンヒルパンツが破れてしまうのでマネーセーブしたい方は外側で(笑)
あとは太ももプロテクターもおすすめです。
パッドが入っている部分は地面に打ちつけることが多く、しばらく歩行に支障が出ます。
シューズはプロテクター入り&足の入り具合が深いものが良いです。
柔らかかったりストリートライディング用の浅いシューズはバランスを崩したときに脱げます…
絶対ランニングシューズはやめましょう。
岩にぶつけると爪が折れます。
富士見パノラマAコースはしょっぱなからこのおっかないゾーンが待ち受けています(^^♪
長野は本当に空気が最高です!
ステージがいくつか用意されており、総合得点を競うレースです。
その間基本的に個人でトラブルに対処する必要があるのでトレイルとダウンヒルをMIXしたような装備品です。
軽量化、小型化がポイントです。
ダウンチューブストレージやコラム、ハンドルの中など穴という穴に格納するのがトレンドです。
しかしバッグの重さ(人側)とバイクの重さのバランスも重要でして、車体に積みすぎるとハンドリングが悪くなります。
私はバイクが壊れたらいらなくなる物(工具や空気入れ、チューブ)、生存に必要な物(水や防寒着、エイドキット)でグループ分けしています。
スパイ道具みたいでいいですよね。
「男の子ってこういうのが…」のやつです。
ハイドレーションをウェアの下に隠せちゃうベストとかも存在します。
間違ってもSuper Sixのこの穴に入れちゃだめです(*^^*)
このジャンルは全てがぶっとんでるので動画のような人になりたいならまず残された家族のために保険とかパスワードの整理、遺書を書くことからスタートしましょう!
軽装備がド定番、グローブも着けてないライダーがいます。
曲芸ってやつ?
特に規則はないので装備紹介はイカしたTシャツのみで
そういえば常設コースに行くたびに「パッドすり減り切っちゃったー」が多いので予備をいつも持ち歩くようにしてます。
あんまり自宅で交換したことないかもです笑
あとはバルブコアやチェーンのクイックリンクも必ず持ってます。
さすがに「リアサスが破裂しちゃったー」には誰も対処できません…
超楽しいマウンテンバイク、しっかり装備を揃えて悲しい思い出にならないようにしよう!
プロテクター類は高価ですが医療費と生活への影響を考えると絶対に外せないアイテムです。
バイクのカスタムより先にプロテクター!!!
次回はオフロードライディングのシューズ、ペダル選びについてお話します(^^)/
長年、志木店をご愛読頂きまして誠にありがとうございました。
閉店後のお問い合わせやサービスにつきましては、以下の店舗にて承ります。
お客様には大変ご不便おかけしますが、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。
ワイズロード入間店
https://ysroad.co.jp/iruma/
ワイズロード越谷店
https://ysroad.co.jp/koshigaya/
ワイズロードでも有数の技術を誇るメカニック陣をはじめ、経験豊富なスタッフが揃っているので、自転車に関する様々な知識も学べます。
スポーツバイクに興味がある方であれば、性別年齢は問いません。
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