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2024年10月13日をもちまして閉店いたしました。
2018/09/28 18:48
数ヶ月前に志木店で販売した
MAVIC ELLIPSEの修理をしました
シャフトのネジを潰してしまい内部の交換です
さて・・・・・・
マビックのハブを分解整備の場合
↑ この6穴の部品
玉当たり調整用の
アジャスティングボルトを外す必要がありますが
当社に登録されている名前はアジャスティングボルト
ナットじゃないのかなぁと思いますけど ボルトと呼びます
【上図は修理後】
当該案件のエリプスではここ
取れないんですねえ
症状としては玉当たり調整範囲は軽く回るが
どんどん回せして雄ネジの端部に来ると
滅茶苦茶かたくなります。
どうも ネジの端部が潰れている感触
★付属品であるプラスティックの工具はたぶん即死します
↑まずは鉄製のカニ爪を
↑部品の6穴に深くかかるように
テーパーに沿うように削ります
そして 万力に固定し
加工したカニ爪が滑り落ちないように
当て物をして加圧します
そして 強い力で回しました。
なんと 幸運にも外せました!
この作戦がダメだったら・・・・・・
後はシャフトをアジャストボルトギリギリで切断し
真上から12mmの穴を明けるしかありませんね
そうならなくて良かった。
↑なぜこの部分が 潰れて広がったか
それは ホイール取り付けナットのオーバートルクです
MAVIC社の指定では40Nm以下でございます。
くれぐれもエリプスを
取り付ける際には気をつけましょう
ここで 疑問になったのが
その潰れる行程なんです
潰れるメカニズム
普通の気持ちではピストホイール
思いっきり締めますよね
だってこれからバンクを走るんだから
ですので よーく観察してみました
アジャストの次にはこんなワッシャーがはまります
アジャスタの凹み底部より雄ネジは長い。
★だからこそ車体にホイールを装着した状態で
玉あたり調整できるMAVICの長所
MAVICは皆この構造ですが
クイックで締めるロードホイールでは
問題は起きません
↑厚ワッシャーの内部にはOリングがあるだけ
↑内径は9.55mmであります
雄ネジの直前は9.3mmですので
この厚ワッシャーは
雄ネジの端っこに直接
ドンっとあたります
厚ワッシャーの外側はフレームです
★つまり ホイール取り付けナットにより
発生した圧縮する力は
ネジの端部にかかります
一般的なピストホイールはここが
ダブルナットですので丈夫ですけど
このエリプスの構造ではオーバートルクを許しません。
どうか これから締める時は御注意ください
★あっ!でも 新しいシャフトは
同じ品番なんですけど カタチが変わっていました
↑新しく取り寄せた シャフトのその部分は
端っこにはネジが無くて直径は11mmです
この段差に厚ワッシャーが当たりますので
圧縮に対する耐性は増していますね
↑試しにはめて見ても
雄ネジの弱い部分が当たってない
のが確認できます
うんうん よかったですね。
それにしても
オーバートルクには御注意ください
by野澤
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