#RideCannondale 過信は禁物。4年ぶり開催のGrinduro!@白馬に参戦しました
by: 間野友輔

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ワイズロード新橋キャノンデールブランドストアの間野です。

2019年、あの超強力台風19号が接近する中、ハーフステージ開催されたGrinduro!が日本に戻ってきました。コロナ禍を挟んで実に4年ぶりの開催です。今回から、創設社であるGIROがいちスポンサーに退き、別団体による開催となり、会場も長野県の斑尾高原から白馬村に移りました。

今のところ、わたくし的には今季最終イベントの予定となるGrinduro!に参戦してきましたが、まあ身から出た錆というか、ちょっと上手くいかなかったことが多くて、今回のブログは反省が多い内容です。

いや、イベント自体はめちゃくちゃ楽しめたんですけどね。

 

Grinduro!とは?

 
 
 
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アメリカ発祥のオフロードイベント。グラベルイベント寄りではありますが、コース中にはMTBが有利なセクションなどもあります。3~4カ所の計測ポイントのトータルタイムで競うレースイベントでもあります。またメイン会場ではミュージックアーティストのライブを聴いたり、キャンプを楽しんだり、というカルチャー色の強いイベントです。

前回2019年に参加した際のブログはこちらから

 

前日入りして、前半は白馬岩岳へ

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3連休初日の早朝に東京を出発。え~こんな時間でも高速が軽く渋滞してるよ。

おっと北アルプス冠雪してるよ。聞くと前日金曜日に積もったらしい。紅葉も始まらないまま、急に寒くなっています。

まずはせっかく白馬へ行くので、白馬岩岳MTBパークへ。今年2度目のダウンヒルです。とはいっても、この日は会場入りして受付だとかいろいろあるので、下りは4回だけ。うち1回をMTBではなく、グラベルロードのTOPSTONE CARBON Leftyで下ってみました。というのも、実はこの下りがGrinduro!のコースに含まれているので試走です。

岩岳のMTBコースがどんな感じなのかは、こちらをご覧ください。

ちょっと難しそうならMTBのF-Siで出ることも考えていたのですが(Grinduro!はグラベルバイクイベントではないので)、意外とコントロールはできるし、TOPSTONE CARBONでいいかな、と思いました。

 

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ホテルに駐車してから会場に移動。白馬のジャンプ台がメイン会場です。
受付でリストの字が小さすぎて読めず、予備ゼッケンが宛がわれるという珍事発生。

 

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各ブース見て回ります。GIROのブースでは射的で景品プレゼント。3発撃てるのですが残念わずかに外れた……。

 

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EVOCのブースでは、Grinduro!に合わせた紫のウエストポーチいただきました!

 

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SCHWALBEのブースでは、自転車用の石鹸なるものをいただきました!明らかに固形石鹸ですわ、これ。

 

まあまあいい天気だったのに、夕方陰ってくると寒い。雨も降ってきたのでホテルに戻って寝ました。

 

Grinduro!当日

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やや高台の会場から見る白馬谷は雲海。予想はしてたけど、夜露が凄い。そして寒い。だが2週間前にもニセコを経験しているわたくしには問題ない!
向こうの気球は関係ない旅行会社のものでした。

 

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続々参加者が集まってきました。前回2019年はエントリー枠が10分で埋まる盛況でしたが、今回は直前までエントリーサイトが開いていました。さて何人の参加者だったんでしょうか?リザルト見ればわかるはずだけど。参加者のバイクは、国内のほかのグラベルイベントよりも個性的なものが多く、興味深かったですが、TOPSTONE CARBONの多さはかなり目立っていました。

 

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 エントリーフィーは3食つきなのですが、朝食ちょっと少ないかな~。

 

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定刻より10分ほど遅れて、ウェーブスタート!

 

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いろいろジグザクと白馬谷を走りつつ、最大の山登り、岩岳中腹へ向かいます。

 

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4kmで400UP。スキー場の管理用道路を登ります。まあ、まだ朝で疲れてないからなんとかなったな。

 

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Grinduro!は合計4区間の合計タイムを競うレースでもあります。そのStage 1がこちら、白馬岩岳MTBパークの『アルプスダウンヒル』での下りタイムトライアル。MTB用のコースを下りで競わせるの、結構ヤバくない?しかも基本シングルトラックなので渋滞必至。

 

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後もどんどん列が長くなります。これは先に到着した人が有利なの、間違いなし。 

で、タイムトライアルなので写真撮ってる暇なんてないですが、まあ前を走るMTBの人にぴったり追走できたので、グラベルロードとしては速い方でしょう。下りは得意なんよね~。
……って思ってたら、フィニッシュ直前での追い越しに失敗して草むらで落車。後輪パンクさせちゃった。グラベルイベントでのパンクは初めてだなぁ。自分の下りスキルを過信し過ぎた。

 

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栂池方面を少しかすめて次のタイムセクションへ。

なんとStage 2もダブルトラックのダウンヒルでした。個人的には登りより有利だから良いけど、さっきのパンクでチューブレス修復できずにチューブ入れたため、ちょっと後輪の圧が高くて滑るから攻めきれない。

 

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これはStage 2後の写真ですが、まあこれよりもちょっと荒れて、溝も掘れちゃってるところを下ったと思ってください。

特に表彰狙ってたわけではないんですが、ここまでまあまあ良い線じゃないかなと思ったので、少し欲が沸いたことを告白します。まあ年代別で50代男性だと、まだまだ速い人はいくらでもいると思うけど。

 

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次に、岩岳の対岸にある集落の周辺を登ることになっていました。ゴンドラを後ろ向きで乗ると、山の中腹に隠れ里みたいに見えるところがあって、気になっていたのですが。

 

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雨続きで崩れて危険になったらしく、このセクションはキャンセルになりました。残念。

 

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橋のたもとに最初のエイドポイント。このミニバーガーと、ニセコで作っている補給食の『POW BAR』。あとアメリカのイベントらしくレッドブルが配られていた……みたいですが、すでに品切れでした。え?

 

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景色が良すぎる。

 

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青空だったら更に良かっただろうなぁ。ただ、こういう天気の白馬は、山に雲が被らないです。雲はもっと高いところにあるので。青空のときの方が山肌から雲が沸きますね。

 

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もうすぐ最初のループが終了してメイン会場での昼食だぁ!
……とか思っていると激坂の連続で脚を削られます。上空には無数のパラグライダー。気持ちよさそう。こっちの気分はゴルゴダの丘w

 

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やっと前半ループ終了!
厳しい坂はこれでほぼ終わりなはず。
しかし7時半頃に出発して45kmほど。もう11時半でした。昼食チケットの引き換えは12時だから割とギリギリ。

 

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会場戻って昼食。事前に選んでいたメニューから振舞われます。
ちょっと予想していたものと違う気はしたのですが、肉にかかっているタレの酸っぱさが食欲をかきたててくれます。飲み物は自前で買ったチャイラテ。旨かったです。

 

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ここから後半戦。距離的にはちょうど前半と後半が同じくらい。ただし厳しい登りはほぼなくて平坦基調が続きます。このコース設計は良いですね。

 

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白馬村の田園地帯を行きます。Stage 3は川沿いの平坦3km、路面はちょうどこんな感じでした。頑張ったけど、さすがに若い者には負けるわ。

 

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ちょっとした丘登りはあるけど、だいたいこんな感じ。この後、白馬村をちょっとだけ離れて大町市へ、仁科三湖の青木湖と中綱湖を周回します。この時わたくしの頭の中は『水が足りない、自販機どこ?』しかなくって、せっかくの湖の写真を撮っていません(笑)

そもそも今回、デジタル一眼カメラを忘れちゃったんですよね。写真はすべてスマホで撮っているんですが、スマホ入れてたトップチューブバッグのファスナー壊して取り出しにくくなっちゃうというオチつき。

 

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青木湖西岸の森の中に2つ目のエイドがありました。わたくし飲みませんけど、ここにはレッドブルちゃんとありました。
ミネラルウォーター補給できたので、グリコの粉を溶かして飲みました。

 

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で、ここから最後のStage 4が始まる、と。
ここまで下り×2と平坦だったから、まあガッツリ登らされるんでしょう。

 

で、予想どおり登ったのですが、そこからスキー場に出て下り。この下りがけっこう厳しくて、ただ自分ならコントロールできるかな、と思っていました。

ところが、すでに感じていたのですがブレーキの効きが非常に悪化して、バイクのコントロールはできるのですが十分な減速ができず、そのまま段差に突っ込んで前輪パンクしちゃいました。転ばなかっただけ良かったです。

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この後、ゲレンデを下りきってから林間ループがあったのですが、その場でスタッフにリタイアを宣言してコースを外れました。

いやーやっちゃったわ。
いろいろ試みましたがタイヤ修復不能でした。

原因は、ブレーキが効かなくなったこと。
実はこの日のスタート前にブレーキパッドの残量が気になって新品に交換したのですが、これがサードパーティーのリーズナブルな製品でした。恐らくオンロードライド用としては問題ないのでしょうが、オフロードの下りでブレーキを引き続けた結果、あっという間に削れてしまったようです。次回から純正のメタルパッドにしよう……。

いずれにせよ、自分のスキルを過信してたなぁ、と反省。でもそんな状況でもちゃんとコントロールはできたのだから、やっぱりTOPSTONE CARBON Leftyは凄い。

 

この後は会場まで8kmほど、歩くか、近くの道の駅に自転車置いてタクシー呼ぶか、と国道を歩いていたら、親切なスタッフさんに拾われて会場まで戻れました。
ご迷惑おかけしてすいません&ありがとうございました。

 

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今回のGrinduro!について

さて今回のGrinduro!、ネット上でいろいろ評価が分かれているのを見かけます。

わたくし個人は、主幹団体が変わった時点で、この団体が昨夏に開催した『白馬グラベルフェスタ』の情報を確認するなどしていたので、特に予想の範疇を越えるような問題を感じませんでした。ただ、国内の各種イベントと比較すると、外国人団体が主幹することでの良くも悪くもルーズな点など、気になる方も多かったかもしれません。

個人的には白馬の素晴らしい環境でライドを楽しめたことに満足していますし、関係者各位には感謝申し上げたいところです。しかし、万人にお勧めできるイベントかというと、『アメリカらしい自己責任が強いイベント』であり、参加者を選ぶタイプのイベントだとお伝えしておきます。
もともとオフロードイベントはリスクと隣り合わですからね。

 

オフィシャルにリザルトの訂正依頼を出しています

さて、ここからは残念な報告です。

表彰の可能性もなくなったため、早々に会場を離れたのですが、あとになってわたくしが年代別2位になってることを知りました。

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しかも、DNFだったStage 4の結果によって順位がジャンプアップしたことになっています。

このStage4ですが、コースの終盤はいったんフィニッシュ近くに出たのちに林間のループを回ってフィニッシュに戻る構造になっていました。わたくしはそのループを回らずに直接フィニッシュに向かい、ゲートを通らずに脇からコースを離れました。しかし、おそらくゲートのセンサーの感度が良すぎたのでしょう、結果的にわたくしの記録がついてしまっていました。

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わたくしのリタイアはスタッフさんにもお伝えしたうえで行っており、何ら瑕疵はないものと考えています。しかし、結果的に間違ったリザルトが作られる原因となってしまったこと、特に表彰対象の方々が正当な表彰機会 を失ってしまったのであれば、残念でなりません。

主催者にはリザルト訂正の依頼をさせていただきました。
こののち、正しいリザルトが反映されることを願っております。

 

今回のバイク

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ここ最近はSUPERSIX EVO CXの出番が多かったので、実に昨年ニセコグラベルAutumu Ride以来のTOPSTONE CARBON LEFTYの出番でした。

ホイールは650Bに交換し、タイヤはグラベルキングSK 650×43C。恐らく47Cまではなんとか入るので、今回のGrinduro!のようなMTB有利コースであれば、そのくらいのタイヤを用意しても良かったかもしれません。

現行TOPSTONE CARBON LEFTYは店頭やワイズロードオンラインで好評お取り扱い中です!

 

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キャノンデールのご注文は新橋で!

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珍しいモデルなども含め、バリエーション豊富な在庫をご用意しております!

グラベル大好き、シクロクロスも昔齧ったキャノンデール専任スタッフ間野が皆様のお越しをお待ちしております(*^^)v 

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10th October 2023

ワイズロード新橋キャノンデールブランドストア まのゆうすけ

 


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