新しいスタイルを提案するフラッグシップショップ!
ワイズロード新橋店 Y'sRoad shimbashi
[英語対応可]
2024/12/01 22:29
ワイズロード新橋店、ピナレロルーム担当の酒井です。
先日、ワイズロードのスタッフ向けに行われた試乗会にて様々な車体を試乗させていただきました。
この場をお借りしてお取引先様各位へお礼申し上げます。ありがとうございました。
今回は試乗した中で特に印象的だった車体をご紹介いたします。
Contents
2022年から続いたDOGMA Fの新型になります。
まずは、前作の『DOGMA F』から大きく変わったところをしたところをご紹介します。
更なる進化の為に、10年にわたりピナレロのフラックシップモデルに採用されてきた’TORAY’T1100からTORAY M40Xへ変更されました。
T1100Gに並ぶ高い性能を持つM40Xは非常に高い引張強度を持ち横剛性の向上、軽量化に貢献しています。
既にBOLIDE FやDOGMA XC、X-Lightモデルなどのモデルには採用されているため、性能は折り紙付きという事でしょう。
PINARELLOは登坂時に有効な軽量化よりも、あらゆるシーンで有効な空力性能の向上にスポットを当てました。
その結果、空力と重量の完璧な均衡を見つけ、空力抵抗係数(CdA) 0.2%の改善に成功したのです。
たったの0.2%と思われるかもしれませんが、これはグランツールのコース全体を走行した時にバイクを175gの軽量化した事と同じとされています。
更なる進化の為、ステム一体型ハンドルも新設計になりました。
より軽量、空力性能が向上させ、ライダーがどこを握っても最適なエアロポジションを取れるように設計されています。
素材の変更に加え、細部のアップデートにより、剛性や空力性能に影響を及ぼすことなく、軽量化を果たしています。
まず手に取って感じたのは、かっこいい!と軽い!ということでした。
実物はスタッフ向け展示会で実物を見たことがあったのですが、実際に日の光に当たる場所で見ると、前作と比べより洗練された造形が際立ち、室内では感じることができない色の深みを感じ取ることができます。
最新のバイクはどのメーカーも、それぞれ惹かれる部分が多く独創的なデザインで驚くことが多いですが、ピナレロのバイクにしか感じ取ることができない、気品と完璧を目指し洗練された造形に目を奪われます。
実物を持った時の軽さよりも走った時、特にダンシング時に振りやすさを感じました。
軽量特化のヒルクライムバイクならではのふわふわとした感覚ではなく、高剛性も相まってシャキシャキと加速していきます。
主に軽量化はハンドルやヘッドパーツ、シートクランプなど、位置の高い部分に寄っているということもあり、重量で有利なヒルクライムだけでなく、平坦でのスプリントでも有利な軽量化に感じました。
前作の『DOGMA F』はハイエンドバイクながら、快適性を感じることができましたが、新型は快適性よりもより『剛性』を感じるプロ好みの乗り味になったと感じました。
フレームの素材が変わったからなのか、フレーム全体の剛性が高くなっているように感じペダルに込めた力をロスなく、すべて前に進む力に代わっているのを感じます 。
また、ハンドル単体でも、剛性感が分かりやすく高く、しならせようと体重をかけても全くしなる様子がありません。
前作の『DOGMA F』が他のレーシングバイクに比べて乗り心地が特別良いと感じていただけで、剛性が高いといわれるフレームにありがちな、乗り心地の悪さは感じませんでした。
ただ、レースや記録を目指す方でなければ、新型は新たに30Cのタイヤに対応しているので、普段より、太めのタイヤを使用してあげたり、チューブレスで運用してあげたほうが、サイクリングがメインの方は快適性が上がり、乗りやすくなるのではと感じました。
剛性による加速感もそうですが、空力性能向上による速度維持のしやすさも顕著にわかりやすく、普段通り速度を維持するように踏んでいると面白いくらいどんどん加速していきます。
向かい風のタイミングが合ったのですが、より分かりやすく、風の抵抗が少ないと感じ取ることができました。
また、これはホイールの影響もあると思いますが、横風にも全く煽られる感じがなく、何の不安も感じずに走り切れました。
バイクもそうですが、ハンドルのどこを握ってもエアロポジションをとることができるようになっており、そこでもかなり速度維持のしやすさにつながっていると感じました。
よりエアロポジションをとるため、ブラケット部分のハンドル幅が狭まり、それによるハンドルのクイックさはありましたが、慣れてくると直進安定性、特に高速域での安定性が高く、安心して踏み込んでいきます。
DOGMAの発表の度にそのこれ以上はないだろうとその完成度に驚かせ続けられますが、今回もさらなる軽量化や空力性能の向上、素材の変更による剛性のアップなどしっかりと性能の向上を果たしている事前情報で驚き、実際に乗ってみると、前作との違いにさらに驚かされました。
単なる性能の向上だけでなく、プロ好みの味付けになり、より勝つ為のバイクになったという印象を持ちました。
とにかく前に進もうとする力が強く、面白いくらいの加速や、速度維持の容易さは競技をしない方でもとりこになること間違いなしでしょう。
一漕ぎでわかるほど剛性が高くなったと感じるので、もちろんレースをする方やタイムを縮めたい方などとてもおすすめですが、サイクリングやロングライドがメインの方にとっては、レーシーすぎる乗り味に感じる方が多いと思うので、リムハイトの低いホイールで乗り心地を確保したり、普段より太いタイヤを付けてエアボリュームを増してあげ、チューブレスで運用してあげると、快適性が加わりより乗りやすくなると感じました。
また、ブラケット部分のハンドル幅が全体的に狭くなり、レースなどで突然のアタックに反応したり、エアロポジションが取りやすくいいのですが、ダンシングの際やカーブの際にハンドル操作がピーキーになりすぎてしまいやすいと感じたので、ハンドル幅は慎重に選ぶことをお勧めします。
性能面以外でも洗練されたフレーム形状やデザイン、ピナレロのカラーオーダーシステムのMYWAYでしか選択することができなかった見る角度で色が変わるボレアリス(ラクスター)のカラーが通常ラインナップで選択できるなど、前作からの価格差が5万円ほどですがそれ以上の進化を成し遂げたと思います。
サイズ:50
フレームサイズ:46.5
¥1,150,000-(税込)
サイズやカラーによっては次の入荷までお待たせしてしまう可能性あがあります。
また、フレームは在庫があってもハンドルの在庫がないこともありますので、ご検討されている方はまず、お気軽にお問い合わせください!
ピナレロルームが併設しており、ほぼ全てのモデル、カラーがございます!
ご来店お待ちしております。
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