【スタッフが乗ってみた】完全(小径車)初心者の BROMPTON 試乗記
by: 佐野敦

11月に開催された弊社試乗会では、個人的に非常に貴重な体験が出来ました。
笑っちゃうような話ですが、「ちゃんとした」小径車というものに初めて乗ることが出来たのでした。

こんな状況になっていたのも、「小径車くらいいつか乗る時が来るだろう」というまったく根拠のない自分の思い上がりと、グゥタラ精神のなすところでありますからして。

で、今回は「小径車初心者による小径車初心者のためのほんとの第一歩」を後押しするためのレポートとなっていますので、知識と経験豊富な中級者以上の方にはお勧めできない内容となっております。

ここでいう「小径車」とは

自分のような（というと大変失礼ですが）小径車初心者でも、数万で購入できる一般車系小径車と専門店で並べられているウン十万の小径車では、モノが違うということまでは感じられます。
ただ、具体的にナニがどう違うのかと聞かれると思わず口ごもってしまうくらい、自身の体験が足りないという事に気づかされます。

Wiki先生では、「小径車はタイヤ径の小さな自転車の通称である。(中略)、タイヤ径20インチかそれ以下の自転車で、20インチであるBMX社はは慣例として含めないと説明される。」とあります。フムフム。

ただ、一言で20インチ以下の小径車と言っても市場にはあらゆる種類があふれている昨今です。
ここではスポーツバイク専門店で良く並べられている「アレ」の方とご理解ください。

小径車ブランドの雄【BROMPTON】

そうはいってもとにかくBROMPTONですよ。

なぜかっていうと、当新橋店でも一番人気だからです。
まずはここから勉強していかないと、という単純な理由です。

試乗会では真っ先にBROMPTONブースに赴き、試乗を申し込みました。
担当者の方には正直に、どのモデルが～などよくわからないので、乗り比べて違いを感じてみたい旨を伝えると、親切に2つのモデルをオススメしていただきました。

今回試乗させていただいたモデルは以下の2車種です。

まず一台目はP LineのUrban 4速 (Lowハンドル)モデルです。

フォークとリヤフレームにチタンを使用し、同C Lineに比べて約20％の軽量性UP。
加えて新設計のリヤサスペンションブロックを搭載しています。

日常生活の足として、また時には街中を走り回るにも、外装4段は十分なスペックです。

もう一台は、T-LineのExplore 12速 (Midハンドル)モデルです。
リアホイールハブに組み込まれた外装4段 × 内装3段で、12段変速となります。

メインフレームにはチタン、フロントフォークやハンドルバー・サドル＆シートポストなどにはカーボンを使っているので走りも軽い！（気がすごくしました）

内装変速を採用することで見た目もスッキリ。
走行状況に応じて多様な変速対応ができるので、ストレスもなく楽しいです。

旅行の友として連れまわしたら最高でしょうね。
見せびらかしたいですねえ

 折りたたみのメカニズムに二度驚く

これぞ折り畳みの真骨頂。
こんな自分にも覚えやすかった、シンプルな折り畳み機構なのにこの小ささになっちゃう。

 しかも（メーカーの方がやると）ほんの数秒でトランスフォーム。

 街中でこれをスマートに折りたたんだり広げたりしている自分を思い浮かべてみてください。

 小径車＝生活の足オンリーじゃもったいない！

 シンプルに驚いたのは、とにかくその走行性です。
もちろん車径がコンパクトな分、ロードレーサーと同様のものを求めるわけではないのですが、想像以上です。

というか、面白い！

走りが云々とか乗り味がどう違うというようなマニアックなコメントはできませんが、とにかく乗りこなすのが楽しいというのが素直なコメントです。
走行性に加えて当然ながら小回りが利く点、折りたためて難なく持ち運べるという最大の特徴を含めると、これは「乗ったことがない」「興味がなかった」ではあまりにもったいない話です。

・・・ほ、欲しぃ・・・

で、最終的にはこのひとことに限ります。
ロードガチ勢の方やスポーツバイク初心者の方が、乗り出したとたんにハマる、いや沼るという現象が理解出来ました。
自分のお小遣いだけじゃ足りないので奥さんに相談するか、ローンを組むか・・・
もう具体的な購入計画を脳内で建て始めてしまいそうです。

 ところで新橋店1Fの小径車フロアでは、BROMPTONをはじめ、いくつもの小径車ブランドを取り揃えております。

そこのあなた！欲しくなっちゃいました？
邪魔な先入観などはどこかへうっちゃって、ぜひ一度小径車の世界をのぞいてみませんか。

これからの人生に、彩りと楽しい出費が増えること間違いなしですよ。