【インプレ】国内ブランドTyrellのこだわりの国内生産モデル！FCXに乗ってみた！
by: 田渕喬介

Tyrellというミニベロ・フォールディングバイク（クロモリロードもやってる）のブランドご存知でしょうか？！
日本はさぬきの会社でスポーツバイクタイプのミニベロやフォールディングバイクを展開しているメーカーさんです。

こだわりの設計や仕上がりの美しさが人気で、もちろん走行性能もしっかりしておりお値段はお高いですが、その価値のあるモデルを多数出しているメーカーさんになります。

見た目にも特徴のあるスラントデザインと名付けられた構造が目を引きますが、こちらにより軽量さと剛性の高さを達成しています（スラントデザインが採用されてないモデルもあります）

中でも折りたたみ自転車のスタントデザインを採用したシリーズはパット見折りたたみ自転車には見えず、現状のスポーツバイクの折りたたみ自転車の中でも異彩を放っています。

今まで、私が在籍していた環八店や大宮店、茅ヶ崎店でTyrellを扱ってきました！
ミニベロ、折りたたみ共におすすめのブランドです！！

しかし、現在の新橋店では様々な事情により取り扱いしておりません・・・
そして今回紹介させていただくモデルも新しいモデルなのですが、専用の購入を受けた店舗のみ取り扱い可能・・・とのことで、こちらもまだ取り扱いができません・・・

お客様からのご要望があれば前向きに動き出しますので、気になる方は田渕までお問い合わせください

 Tyrell FCX

さて、今回の試乗会で乗ったのはFCXという折りたたみモデル！

実はプロトタイプに以前乗せてもらったことがあるのですが、そこから大きく変化して現在発売されています。

まず、こちらのモデルの特徴として、折りたたみ自転車なのにサイズ展開がある！
というのが画期的です。
通常折りたたみ自転車だと折りたたみの構造や設計に関わってくるのでワンサイズであることが多いのですが、こちらのモデルは身長に合わせて3サイズの展開があります

また、フレームはクロモリですが国内の自社工場で制作！フロントフォークはカーボンでこちらもオートクレーブ製法を用いた自社生産！！

ホイールは20インチでも大きいサイズの451サイズのホイールで、こちらを採用している折りたたみ自転車も珍しいです。
径が大きいので走行時の安定感・速度維持もしやすく、折りたたみサイズも小さい406サイズを採用しているFXやFSXのモデルとさほど変わりません。

このようなこだわりのモデルFCXですが、その分費用が高くなっておりまして・・・
現在105完成車（R7000)で¥529,731-（税込み）となっております！

さてそんなハイエンドな折りたたみ自転車FCXですが乗り心地はいかに！

インプレッション

自分はTyrellのアルミ折りたたみ自転車FXを持っていますが、それと比べるとクロモリなので重い？という先入観があったのですが、乗ってみると全然気にならない感じでした。
実際、カタログ上ドロップハンドルの105完成車で10.0kgとなっており、FXより上のグレードであるFSX完成車が10.1kgとなっているので重量的にはほとんど変わりません。

なので漕ぎ出しも軽く、加速感は良いです。アルミフレームに比べクロモリらしいしなりと乗り心地の良さも感じましたが、これはコラムまでカーボンのフォークの恩恵も大きいかも。
ハンドリングもFXに比べると安定感を感じました。これは設計がFXと比べると異なっているとのことで、小径車特有のふらつく感じが少なくなっています。
乗った感じのフィーリングはほとんどロードバイクに近く、FXでもそれは感じていたのですがFCXだとさらに長距離ライドに向いた車体になった気がします。
やはりクロモリフレームの恩恵でしょうか。
FSXはかなり剛性も高くカチッとしたレーシングバイクという感じでしたが、FCXはロングライド系ツーリング系のテイストでしょうか

100kmくらいのロングライドもこなせちゃうようなバイクだと思いました。

 折りたたみ寸法も他の20インチのモデルに比べると若干大きめのサイズですが、走行性能は700cサイズの自転車に引けを取らなりいほどです！

このようにTyrellの中でもFCXは国内生産で、一つずつ丁寧に作っていますのでなかなか見かけることは無い物かと思いますがカラーオーダーもできますし、メーカーさんもオーダーを募って生産しているようです。

 大量生産とは違う一つ一つ丁寧に作られた国産モデル！
取り扱いの声が大きければ取り扱い開始にも繋がりますので、気になる方は是非、田渕まで声をお寄せください！