グラベルライドから日常使いまで。素性が良いからカスタムにもGOODなNESTO KING GAVELを紹介します
by: 間野友輔

ライドの目的がレースではなく、ロングライドとかツーリングとか、遠くまで走りに行って景色や食事を楽しんだりするのが好きかもしれない、という方は、たぶんロードレーサーではなくグラベルロードバイクのほうが合っていると思います。

そんな最初の1台におすすめしたいバイクがこちら。
元の設計がきちんとしているので、ワンデーのグラベルライドからキャンプツーリング、通勤通学といった日常の足としての使い方まで幅広くお使いいただけます。カスタマイズしても面白いバイクです。

NESTO 2023 KING GAVEL

カラー:プラチナシルバー/ブラックグラデーション
店頭在庫サイズ：470mm（推奨身長160cm前後）、500（同 170cm前後）
メーカー希望小売価格：￥207,900（税込）
→ 新橋店限定価格￥145,530（30％off！）

このバイクの良いところは、基本をしっかり押さえて作られていて、ルックスも奇をてらわずかっこいい（個人の感想ですが）。そして基本性能がしっかりしたコンポーネントを備えつつ、ユーザーの好みでカスタマイズする余地をしっかり残しているところかなと考えています。

 アクセサリー用のアイレットはダウンチューブ上面、下面、シートチューブ、トップチューブ上面、フロントフォーク左右に各１の合計6カ所。

さらにシートステーにはリアキャリアを取り付け可能なアイレットを装備していて、ワンデーのショートツーリングからキャンピングまで幅広く対応可能です。

これだけ載せられるバイクながら、ノーマル状態では武骨さと流麗さのバランスがとれていて、カラーリングも相まってかなりスマートな印象があります。

コンポーネントはシマノGRX 。変速系は1×11速で、フロント40T 、リア11-42T。ギア比は3.63～0.95。これはロードバイクだと50×14T（3.57）から34×36T（0.94）に相当します。まあ、タイヤの抵抗抜きのお話ですけど。

STIレバーはRX600、リアディレーラーはRX812が使われています。

ブレーキにもシマノGRX BR-RX400が採用されていて、シリーズ中いちばん下のグレードとはいえ油圧ディスクブレーキですので、安定感のあるパーツが採用されています。ですので、コンポーネントに関しては太鼓判が押せる内容です。

スルーアクスルのレバーは取り外し可能なタイプです。輪行には便利な仕様ですね。走行中に無くさないように気を付けて！

好みのスタイルにカスタムしよう！

このバイク、ルックスはとても良いのですが、いちばん大きいサイズ530で公称11.1㎏とかなり重いです。コンポーネントは十分良いものがついていますし、素体は良いものなので、若干のカスタマイズでかなり良くなるように思います。

まずはホイールでしょうか。NESTOオリジナルのホイールでチューブレスレディコンパチブルですが、ディスクブレーキローターは6穴仕様ですし、頑丈さとトレードオフの重いホイールセットが採用されています。 

タイヤはCST製で700×38T。重量があるワイヤービードですし、クリンチャー専用タイヤです。このタイヤパターンも舗装路では重たく使いにくいので、目的に応じたタイヤを選び直すと良いでしょう。

店頭在庫の500サイズを実際に量ってみましたが、バーテープなしの車体重量が10.55㎏なのに対して、ホイールが前後で4.42㎏もありました（タイヤ・スプロケット・ブレーキローター込）。ここはかなり軽量化の余地がありそうですね。

（ちなみにCS-M5100-11スプロケットは560gくらいあるようです）

ほかにハンドルやステム、シートピラーなどもやや重量感を感じます。これらをそこそこのグレードのアルミ製品に交換するだけでも1～2kgくらい軽量化できそうに思います。

ちなみにタイヤのクリアランスですが、現状の38mm幅のタイヤに対し、実測で左右10mmのクリアランスがありました。公称のタイヤ最大幅の情報が見つからなかったのですが、8mmずつのクリアランスを設けるのが一般的なので、幅40mmまでと考えられます（ただし組み合わされるタイヤとリムによって実測値は変わります）。

当ぺージの販売価格は2025年1月5日現在の新橋店在庫のみに適用されます。ご興味ございましたらお早めにお問い合わせください。特別価格品につき、現状ある傷・汚れ等はご容赦ください。