新しいスタイルを提案するフラッグシップショップ!
ワイズロード 新橋店 Y'sRoad Shimbashi
[英語対応可]
2025/07/15 16:54
毎年のことですが、梅雨明けを迎えると同時に長雨が続く、といった安定の<日本の夏>ですねえ。
年々歳を取るごとに湿度がカラダにこたえるようになりましたが(悲)、最近は高湿による熱中症の危険性も多く報告されていることもあり戦々恐々としています。: (((;”°;ω°;)):
Contents
熱中症にかかりやすい条件に関しては、まだ日射病とか熱射病とか呼ばれていた一昔前とは認識も対策も違ってきています。
地球温暖化の影響もあるかもしれませんが、梅雨時から早くも熱中症のリスクは高まりはじめます。
【大気中の湿度が高まると皮膚上の汗が蒸発しにくくなる = カラダが持つ自然な体温調節機能が滞ってしまう】、ということから熱中症のリスクが高まってしまうのです。
梅雨時のように、気温はそれほど高くはないが (・・・いや、今年は夏かと思うほど暑かったか?) 高温多湿な状況では、汗が発散されずに体内に熱がこもりやすくなるため危険です。
もちろんスポーツ時にも対策は必要です。
水分補給はもちろんですが、発汗を活用した体温冷却サイクルを利用するのも手です。
つまり具体的には「アンダーウェア」を活用ってことです。
(少々無理やりですが)
スポーツにおけるアンダーウェアとは、単なる日常の「下着」とは意味合いが異なります。
アスリートのパフォーマンスをサポート・維持するという意味では、そのスポーツを形成するまさに<GEAR(ギア)>のひとつと言えます。
アンダーウェアが担うのは暑い寒いといった外的環境に対する体温調整という点だけではなく、運動する身体の変化に合わせ、フィジカル&メンタル両面において極力ストレスを感じさせないよう調整してくれるという重要な部分です。
それは必然的に「快適性」を追求することになるわけで、<体調管理>と<快適性>の両立は優れたアンダーウェアの必須条件なのです。
BRYNJE(ブリンヤ)
Super Thermo C-Shirts
カラー:ブラック
サイズ:XS、S、M、L
価格:6,930円(税込)
あらためて BRYNJE(ブリンヤ) って?
バイキングが使用した鎖帷子(くさりかたびら)の意味を持つBrynje(ブリンヤ)。
1887年ノルウェーの町ラルヴィークでジェイコブ・ヤコブセンが設立しました。
当時非常に貴重な素材だったウールの効能をより快適に長時間持続させる方法を探していたジェイコブは、網状の生地を用いることによって、<吸汗速乾>性を高めるというアイデアを形にしました。
そうして誕生したBrynjeの羊毛シャツは1953年5月29日、エベレスト登頂にも使用され、その実力を証明したのです。
その構造をさらに現代の技術で進化させたのが、この<Super Thermo C-Shirts>というわけですが、より運動強度が高く発汗量も多いスポーツに向けてPP(ポリプロピレン)が採用されたのは、アンダーウェアメーカーの性(さが)と言っていいでしょう。
かつてサイクルウェア業界における<アンダーウェア戦国時代>には、日本国内にとどまらず海外からも怒涛の様に様々なアイデアを具現化したPP(ポリプロピレン)を使用したアンダーウェアが溢れかえっていました。
今振り返っても、PPによる機能をうたった<サイクル系>アンダーだけでもこれだけ思い出します。
◆BRYNJE(ブリンヤ) と同タイプのアミアミ系
・OUTWET(アウトウェット)/イタリア
<DRYARN> ※フラット形状もあり
・MILLET(ミレー) /フランス
<DRYNAMIC MESH>
・リオン ド カペルミュール/日本
<エアリーメッシュ>
・POLEWARDS(ポールワーズ)/日本
<ドライコンフォートメッシュ>
…あ!大分昔ですが一時期あの「カンパニョーロウェア」からも出ていましたねえ (懐しや)
◆ニット形状以外のオリジナルファブリック系
・DeFeet(ディフィート)/アメリカ
<UnDLite > ※極薄でフラットな生地
・ONYONE(オンヨネ)/日本
<ブレステックPP> ※極薄でフラットな生地
・カペルミュール/日本
<PP100メッシュノースリーブ> ※非常に細かいメッシュ生地
・ODLO(オドロ)/スイス
<Active F-Dry> ※PPとポリエステルの化合メッシュ素材
今も現役で販売されているものもあれば、時代の波に埋もれてしまい、あまり見なくなったアイテムもあります。
悲しいですが。。。
そういえば北欧系アンダーウェアの雄<CRAFT>は、不思議にもアンダーとしてはPPには手を出していませんでしたね。
ポリエステル製でも「構造」次第では十分性能面で優位に立てるという自信があったのかしらんという、これはあくまでも独り言^^
PP系アンダーウェアと言っても、組成がPP 100%という物は限られてきます。
そもそもPP(ポリプロピレン)という素材は、1本の繊維の状態では、硬くほとんど伸縮性がないのです。
それをニット状に編み込んだり、伸縮性を持つ他の素材(主にエラスティン)と混合繊維にすることでファブリックとしての伸縮性を生み出しています。
サイズ展開を1サイズのみ(フリーサイズ)としている製品は、(ストレッチ性能を得るために)PPと伸縮素材の混合であることがほとんどです。
ただし伸縮素材は一般的に重量があるため、PPのみで生成された製品に比べるとやや重くなるのが特徴です。
ちなみにBRYNJE(ブリンヤ) は前者であり、他素材と混合せずにPP100%で組成しています。
非常に軽量で着用しても重さを感じにくく、快適です。
ただし、いくらニット状に編んでいたとしても伸縮性に制限が発生してしまいます。
そこで、サイズ展開をXS、S、M、Lといったように刻む必要があります。
また「疎水性」という、水分を保持しない性質 ( ≒撥水性 ) を持つことが大きな特徴です。
ニット構造上吸収された水分(汗)を、生地内にキープすることなく瞬時に外側に排出するので、肌面は快適に保たれるというわけです。
※一度排出された水分は、前述の特性( ≒撥水性 )により再度生地内には戻りにくい。
しかし吸汗速乾サイクルをトータルでとらえた場合、必ずアウターには相性のいいポリエステルのウェア(サイクルジャージ)を重ね着することがポイントとなります。
ポリプロピレンが疎水性に伴い水分(汗)を素早く外側に排出し、速乾性に優れたポリエステルがそれを受け取ることで、スピーディな吸汗速乾サイクルが実現されるのです。
ブリンヤにおいては、他の同様素材のアンダーに比べてかさ高のある厚みのある造りとなっています。
この構造でより多くの発汗量に対応できるので、サイクルスポーツの様な高い運動強度が持続するようなスポーツに向いていると言えます。
総合的に見て、ブリンヤは組成をPP100%にすることで素材の持つ機能を最大限に引き出しながら、かつ快適性を得られるような工夫が詰め込まれたアンダーウェアと言えます。
メリットデメリットというほどの要素ではないかもしれませんが、一括りにPPアンダーと捉えるのではなく、その組成から着心地や特性を考えてコーデに取り入れていくのも楽しいものです。
縫製もフラットシーマを採用しており、肌あたりを極限まで少なくしています。
また同様に肌面に凹凸が出ないよう、品質表示タグも外側に付けられているほどの気遣い。
「汗を引きはがす」っていうキャッチフレーズはなんかすごいインパクトですが、一度ぜひお試しください。
やはり尖った商品というのは、どう転んでも自身の良い経験と糧になるはずです。
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