新しいスタイルを提案するフラッグシップショップ!
ワイズロード 新橋店 Y'sRoad Shimbashi
[英語対応可]
2026/05/25 07:03
皆さんこんにちは、ワイズロード新橋店 関です。
今回は富士ヒルを念頭にヒルクライムやホビーレースでの走り方を紹介します。
ヒルクライムなどホビーレースはプロや実業団と違ってエリート市民レーサーから完走を目指す方まで誰でも気軽に参加できるのが魅力ですが、初めて参加するとなると敷居が高く感じたり、当日どうすればいいかわからずに戸惑うこともあるかと思います。
実際にレースでは普段のサイクリングと違って気を付けたいポイントがいくつかあります。
皆様にご注意いただきたい点を自分の経験をもとに紹介していきたいと思います。
初心者さんやレース経験の少ない方は是非読んでみてください!
Contents
アマチュアのホビーレースや比較的速度の遅いヒルクライムでも、たくさんの選手が集団で走ると思わぬ危険や暗黙のマナーがあったりします。
最低限気を付ける事を知ることで、初心者さんも安心してレースに参加できるし、周囲も安心して安全にレースを楽しむことができるようになります。
安心して走れるように是非覚えてみてください!
レース中のメカトラブルは避けたいですよね。バイクの整備不良でのトラブルは自分のタイムを失うだけでなく周囲の選手に危険が及ぶこともあります。万全な状態でレースに挑みましょう。
・車輪・各部ネジは締まっているか?
レース前の移動で緩むことも多いので直前に点検を。
・変速は万全か?
チェーン落ちやギアチェンジの不安がないようにしましょう。チェーンやスプロケが古いと、普段は大丈夫でも高負荷のレース中急に不調が現れることも。
表彰ペースだったのにゴール直前でチェーン落として止まっている人を見たこともあります、、、
・ブレーキは万全か?
一番重要な部分。パッドは古くないか、効きは良いか確認しましょう。整備不良は自己責任では済みません、、、
・タイヤは古くないか?
古いタイヤはグリップが悪く、転倒の危険が高まります。特にヒビがある場合は要交換。
その他、詳しくはコチラで紹介しています
点検方法やどこを見ていいかわからない方は是非ワイズロード新橋店でご相談を!
「全力で走ろう!」とだけ決めて挑むと、序盤に力尽きて後半バテる可能性が高いです。
レース前にどんなペースで走るかを想定することで最後まで落ち着いて走る事ができます。
体力のある方なら、、「ついていけるところまで集団についていく」「序盤の平坦区間は集団についていく」方が多いと思います。
初参加の方やマイペースで走りたい方は目標タイムや平均速度を思い描いてみましょう。
マイペースで走る方はスタート直後他の選手のハイペースに惑わされて疲れないようにご注意ください。
ヒルクライムでは勾配が変わってもできるだけ同じペースで走ることが重要です。
そのためにはパワーメーターや心拍計があるとスタミナとペースの維持ができます。(詳しくは店頭で関に聞いてください)
序盤10分以上は心拍数がじんわり上がるように抑えめで走り、ペースが整って心配が慣れてきたら少しずつ負荷を上げていきましょう。
中盤までは余裕なくらいのペースで、余裕があれば後半ペースアップするのがオススメです。
競技時間が1時間以上の時は勾配の緩い区間で力を抜いたり、補給することが大切です。補給食を食べないと余計しんどくなります。
途中まで集団に乗る作戦の方はどこまでついていくかを事前に想像して、当日臨機応変に走りましょう。
コースレイアウトによりますが、序盤が平坦のコースは、平坦区間で集団に乗れないと大きく遅れてしまうので、多少足を使っても集団に乗ることでタイムをアップできます。
本格的な上りが始まれば集団走行のメリットは少ないのであとは個人戦です。
いくら集団が有利でも、ペースが速く維持できなそうなときは速めに集団から外れたり、1つ後ろの集団を待つのも手です。
一度疲れ切ってしまうとレース中はなかなか回復せず、肝心の上りでヘロヘロになってしまいます。
疲れ切る前に、「心拍数が◯◯を超えたら」など目安を決めて集団から離脱するタイミングを計りましょう。
上り区間に余裕があれば意外と前に追いつくことも!?
レースの結果は、事前の準備、補給計画でほとんどが決まるといっても過言ではありません!
レースによって、スタート前の整列は先着順で時間までに自由に並ぶ場合とゼッケン番号などで決まった場所に並ぶ場合があります。
指定がない場合で、上位入賞を目指し走力もある場合は真ん中より前方にいるのがオススメ。
スタート直後は速い選手ですぐに集団ができて進んでいくので、乗り遅れると大変です。
逆に、集団走行が不安な方やマイペースで完走を目指す方は後方がオススメ。
スタート直後は速い選手が前へ前へどんどん上がっていくので巻き込まれない後方の方が安心して走れます。
整列後は少し待つことが多いです。
寒さや緊張で体が固まらないように軽いストレッチなどをして待ちましょう。
サイコンの設定、シューズの固定、センサーのペアリングなどを最終チェックし、走り出しやすいギアの重さにセットしておきましょう。
勾配の緩い区間や速度が30km/hを超える場面では、他の選手の後ろにつくことでラクにペースを維持することができます。
慣れている選手は車輪が触れるほど近づくこともありますが、急ブレーキに対応するために一定の距離を保った方が気楽に走れます。
初心者さんは前走者と車体半分~車輪1個分の距離から始め、慣れてきたら車輪半分の距離で走れるようになりましょう。
レースで初めて集団走行を体験するのは危険なので、事前に友人などと見通しの良い河川敷で練習しておきましょう。
集団走行では前の選手の腰の辺りと前方を交互に見て距離感を保ちます。
他の選手との距離が近いほど集団の空気を読む必要があります。この先のペースや加減速などの空気感です。こればかりは慣れと想像力を使うしかありません。ツールドフランスなどのプロレースを見ると参考になる場面が多いです。
集団走行の経験がない方はマイペースに走るのがオススメですが、参加者が多いとおのずと集団走行になってしまうので、最低限同じペースで走る、まっすぐ走る事を心がけましょう。
初心者の方がとにかく気を付けたいのは、、
・急ブレーキや急な進路変更をしない
・できるだけ蛇行しない
・無理に車間を詰めない
・無理にカーブに突っ込まない
・常に周囲や路面状況に気を配る
これだけ気を付ければOKです!
誰かの後ろにつくときは、その選手が「安全」かを見極める必要があります。
安全な選手は、、走行ラインやフォームが安定している、一定の速度で走っている選手です。
要注意な選手は、、走行ラインやフォームが不安定でふらつく、ペースが不安定、よくブレーキをかける、息が上がっている、など見ていて滑らかではない選手です。
ふらついている選手は接触のリスクがあるので車間距離を十分とりましょう。
集団走行では集団内でコミニケションをとって安全に走ることが重要です。
ハンドサインや声掛けを積極的に行いましょう。
注意すべき様々な状況に対して、時間や動作に余裕があればハンドサインを、手が離せなかったり急な状況では声を出しましょう。
コースが狭くなるので進路変更する
ハンドサイン:右左折のハンドサイン・寄る方向に手のひらでプッシュ
声掛け:「右へ」「右寄って」など
前が詰まって減速する
ハンドサイン:手のひらを後ろにむける
声掛け「ブレーキ」「減速」
コース上に穴や落下物がある
ハンドサイン:危険個所を指さす
声掛け:「穴」「段差」「注意」
前走者を至近距離で抜かす
ハンドサイン:追い抜きの進路変更前に後方確認、必要があれば右折のサイン、別途前走者に声掛け
声掛け:「右通ります」「横通ります」
周囲の選手が落車した
声掛け:「落車」
自分がパンクやチェーン落ちなどで止まる
ハンドサイン:停止のサイン
声掛け:「パンク」「止まります」
集団走行中はすぐに止まらず後方に注意。停止したら早急にコース外に出ましょう
レース中は手が離せないタイミングも多いので声掛けを中心に行いましょう。
初心者さんにはハードルが高いかもしれませんが、安全のために危険が予測されるタイミングでは積極的に声を出してみましょう。
集団走行では集団と同じ速度で走るために細かなスピードコントロールが必要です。
特に注意が必要なのは減速です。
集団では前が詰まって減速するタイミングが意外とあります。
この時にブレーキを強くかけると後続も急ブレーキをかけることになり危険です。
また、ブレーキをかけると、高速道路で渋滞が発生するメカニズムと同じで集団後方ほどしんどくなります。
できるだけ集団の先を見て減速しそうなタイミングでは車間をとって、まずは足を止めて加速をやめ、できるだけ当て効き(ブレーキがかかるかかからないかくらいのかけ方で繊細なブレーキング)を心がけましょう。
それでもやむをえず急ブレーキをかける時は、「ブレーキ!」と声を出して周囲に知らせましょう。
ルール違反ではありませんがレース中嫌われるのが中切れです。
集団走行中、体力的に限界で前走者からじわじわ遅れ、後続を巻き込んで遅れる事です。
これ以上ついていけないときは速めに左によって「先に行ってください」など後続に先を譲りましょう。
前走者を追い抜くときは基本的に右から追い抜きます。
十分な距離があればよいですが、距離が近い時は「右通ります」などと声をかけると安全です。
前を走る人がふらついている時なども声をかけましょう。
また、タイミング的にやむをえず左から抜くときも「左通ります」など一声かけるとよいです。
基本的に車線中央または左側が主な走行ラインで、追い越しは右側から行います。
集団内で落ち着きたい時やこれ以上ペースアップしないときは左側を走りましょう。
上りでも下りでもコーナーでは、周囲がまばらなら好きなラインを選ぶ事ができるかもしれませんが、集団走行時は周囲に合わせて走りましょう。
独走ではコーナーのアウト→イン→アウトを走ることが多いと思いますが(上りではあえてアウトを通ることも多いと思いますが)
集団ではセンター→センター→センターのように左右に揺れないように走りましょう。これは下りも同じです。
前方にマンホールなどがある時も、左右に避けると他の選手にに接触するリスクがあるのでよほどの段差でなければそのまま通過しましょう。
逆によける必要があるときは声掛けをしてから進路変更しましょう。
とにかく集団内では急ブレーキと急ハンドルは厳禁です。
富士ヒルでは参加者が多く、65分、75分、、、など同じタイムを狙う仲間がたくさんいます。
そこで、同じくらいのペースの選手で集団を作って先頭交代をすることで集団全員がより良いタイムになる事ができます。
レース中は、声を掛け合って集団になることもあれば、自然発生的に集まることもあります。
密集して走ると危険もあるので積極的に状況確認やコミュニケーションをとって安全な距離で走りましょう。
最初に先頭交代をするうえで一番大切なことを書きます。
先頭に出る時に絶対にペースアップしてはいけません!
先頭に出ると張り切ってペースアップする人がほとんどです。しかし、それではペースが上がるばかりで誰もついてこれません。
先頭交代のコツは、前に出るのではなく、前の人が下がる が正解。
流れを詳しく紹介します。

① 先頭を走っている人は交代したいタイミングで周囲の安全を確認。目くばせやハンドサインで交代を伝える。
② 先頭の人が横にそれ、ペースダウン。少しずつ順位を下げ最後尾につく。
③ 2番手は同じペースで走り続ける。(向かい風により負荷が増えるが、速度やペースは変えない)先頭がいなくなることで自分が先頭になる。
④ 一定時間先頭を走ったら①の手順で交代する。
こんな流れです。
先頭交代は、ラクに走るための工夫なので、無理なペースアップでみんなが疲れないように注意しましょう。
以下は注意点やポイント
・先頭は多少風を受けますが、全員が協力しないとペースが上がらないので順番が来たら積極的に参加しましょう。
・体力的についていくのがやっとで先頭交代に参加できないときは、一声かけて最後尾にずっとつくか、先頭を一瞬で交代しましょう。
・前に出る体力がない人は無理に前に出さずに最後尾で休ませましょう。体力が回復したら先頭交代に加わりましょう。
・早くも遅くもペースが合わないときは、無理にペースを変えずに別の集団に乗り換えましょう。
・前の人が中切れしそうなときは隙間を埋めましょう。
・とにかく先頭に出る時にペースを上げない!メンバーが維持できる負荷で走りましょう。
・先頭交代のタイミングは声を掛け合うか、空気を読みます。人数が多いほど1分とか2分など短時間で回すのがオススメ。
・周囲の選手のレベルを見て、空気を読んで、コミュニケーションをとって、安全に先頭交代しましょう!
▲公式案内より
下りは安全第一。
勾配が緩いので怖くはないと思いますが、小一時間下りっぱなしなので防寒に気を付けましょう。
こちらで下りの注意点を紹介しています。
自分なりに競技規則に書いてないレースのコツをまとめてみましたが、いかがだったでしょうか。
レースでは様々な状況がどんどん訪れるので、「空気を読んで」安全に走ることが大切です。
また、参加者同士が気持ちよくゴールできるよう、周囲に注意して、必要によって声を掛け合って、レースを楽しみましょう!
レース前の点検、ホイールやタイヤのカスタムなど、ヒルクライムの事ならワイズロード屈指の実走派メカニック、関に何でもご相談ください!!
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