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ワイズロード 新橋店 Y'sRoad Shimbashi
[英語対応可]
2025/09/16 07:02
皆さんこんにちは、ワイズロード新橋店 関です。
今回は皆さんにホイールのメンテナンスをご紹介します。
ホイールの中でも重要なメンテナンスが、ハブのオーバーホールです!
ハブとは車輪の中心部分で、回転性能に大きく影響する心臓部です。
自転車の性能を左右するのはざっくりいうとフレーム>ホイール>タイヤ…の順とよく言われますが、そのホイールの心臓部ですから、ハブの性能がバイク全体の性能や速さに直結するといっても過言ではありません!!
そんなハブですが、このように様々なパーツで構成されていて、それぞれが重要な役割を担っています。
最も重要なのがベアリング。
この小さな玉ころがスムーズに転がることで、ホイールが抵抗なく回転してくれます。
前後のホイールに4~6セット入っていて、定期的な清掃か交換が必要です。
次に重要なのがラチェット。
進みながら足を止めるとカラカラ音がする部分です。
ペダルを踏んだ力を車輪に伝えてくれるのがこのラチェットで、メーカーによって形は様々ですが、全体重をかけてペダルを踏んだ力がこの小さなパーツにすべて伝わるので、長期間使用すると傷みやすく、定期的なグリスアップが必要です。
このように普段目では見えませんがライド中、常に回っているホイールは受ける負荷も大きいので定期的にメンテナンスしてあげましょう。
乗るたびにチェーンが少しずつ削れて性能が下がっていくのは皆さんご存じと思いますが、ベアリングも少しづつ削れていくので、定期的な交換が必要なんですね!
また、長期間メンテしていないと内部でサビが発生して関係ないパーツまで壊れてしまうことも!!思わぬ破損を避けるためにも定期的な点検が必要です。
ではもう少し詳しく作業内容をご紹介したいと思います。
どんなホイールでも、ベアリングを清掃または交換して、ラチェットを掃除し、グリスを塗って組み立てるという大筋は同じですが、メーカーやモデルによって必要なメンテナンスも方法も全く異なります!
今回は簡単にいくつかのタイプを紹介したいと思います。
カンパニョーロ・フルクラム
ハブの回転性能が素晴らしいカンパホイール!
特にハイエンドモデルに採用されるCULT(セラミック)ベアリングは他のセラミックベアリングよりダントツで高回転です!!
ZONDAやシャマル、BORAなどノーマルベアリング・USBベアリングをCULTにアップグレードするカスタムも可能で、とても人気です。
ハブ内部。
カンパの場合は内部が古いグリスで真っ黒になるか、グリスが乾いてカラカラになっていることが多いです。
この写真はグリスが枯れ気味。
フリーボディーも長い目で消耗品です。
黒いパーツがラチェットの爪。
最初に紹介したタイプとは形が違いますね。3爪タイプと呼ばれる伝統的なタイプです。
掃除前のパーツ。
カンパのホイールは90年代前半くらいから基本設計は同じですが、回転も耐久性も良くできています!
目をつぶっても作業できるくらいたくさん修理させていただいているので、安心してご依頼いただけます。
清掃後のベアリング。ベアリングの玉が露出しており、清掃できるのが特徴。
カンパ・シマノはカップアンドコーン式ベアリングで、ベアリングの玉や受けを清掃して再利用できるのが特徴です。
一度ベアリングが傷んでしまうと交換しないといけないので注意しましょう。
また、カップアンドコーン式は作業者の加減やテクニックで性能が変わります。
上手に調整できれば最大限性能を引き出すことができますが逆もまた然り、、
使用するグリスによって、耐久性重視や回転重視など調整もできるので、気になる方はご相談ください。
カンパ系ホイールの後輪はベアリングとラチェットの距離が近く汚れやすいのが難点。
メンテナンスはおおよそ1~3年に一度がオススメで、たくさん乗る方は後輪だけでも毎年メンテに出すのがオススメ。
シマノ
カンパと同じくカップアンドコーン式のシマノ。
カンパや他メーカーと比べてベアリングの玉が特大なのが特徴的。
ベアリングは丁寧に掃除します。
これは別のシマノホイールですが中身はこんな感じ。
フリーボディーが無いことに気づいたあなたは相当なマニアですね~
シマノのフリーは分解不可で耐久性が高い代わりにダメになったら交換するタイプです。
ホイールとしての耐久性はトップクラスで、かなりラフに使ってもトラブルが少ない印象です!
メンテナンスは2~4年に一度くらいがオススメ。
MAVIC・DT SWISS・その他多くのメーカー
最近のミドルグレード以上のホイールのほとんどは、このカートリッジ式ベアリングを使用したタイプです。
玉や玉受けが一体構造になっていて、外からベアリングの玉を見ることはできません。
数年に一度、傷んだベアリングを交換することで新品の回転性能に復活します!
ベアリングの種類やグレードによって耐久性や回転性能が異なります。
使い方によりますが、3年前後で交換すると高性能を維持することができます。
体重の重い方や、ロングライド多めの方、トライアスロン、雨でも走る方は1~2年での点検・交換をおすすめします。
純正品で交換する以外にも、回転の軽いセラミックベアリングに交換することもできます!
MAVICのラチェット部分。
最近増えてきているスターラチェットなどと呼ばれるタイプ。駆動剛性が高いのが特徴。
ラチェットの形状やメンテナンス頻度はメーカーによって様々ですが、通常は半年~1年に一度はやっておきたいところ。
空転時のカラカラ音が大きくなってきたらメンテ時期です。
特に注意が必要なのがMAVIC。
MAVICに限っては1か月または1000kmに一度のメンテナンスを推奨しており、特に雨天走行後は要注意!
長期間(といっても場合によっては半年とか)メンテナンスをしないと写真のように内部がサビて部品の交換が必要になることも、、、
必要なメンテ内容・費用まとめ
シマノ・カンパ
・数年に一度ハブオーバーホール(清掃) 約¥15,000 (当店購入の車体は割引あり)
*内部が傷んでいる場合は別途パーツ代
MAVICなどその他メーカー
・1~6か月に一度ラチェットのグリスアップ 約5,000
・数年に一度ハブオーバーホール(交換) 約¥15,000+パーツ代¥5,000~10,000前後
*内部が傷んでいる場合は別途パーツ代
メンテナンスの費用や目安はこの通りですが、モデルや使い方によって大きく変わりますのでご不安な場合は見せに来てください!
シマノのホイール以外は修理と合わせてセラミックベアリングへのカスタムが可能で、最上級の鬼ベアリングは総額約210,000ですが、安い物なら総額約¥40,000程度から交換できます。
セラミックベアリングに交換することで、同じパワーでもラクに、速く走る事ができますよ!!
自分のホイールにはほとんどセラミックを入れています!
もしかして買ってから一度もホイールのメンテをしてない方もいるのでは?
ここ数年、ホイールのメンテをしていない方、中身ヤバいかもしれませんよ~
メンテやカスタムでもっと速くなりますよ~!
ご相談はワイズロード新橋店 テックコーナーの関まで!
ご予約・ご来店お待ちしております。
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