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ワイズロード 新橋店 Y'sRoad Shimbashi
[英語対応可]
2025/10/29 19:32
Contents
自転車のタイヤ(チューブ)に空気を入れるためのバルブには、主に仏式、米式、英式の3種類があります。
この状況は長らく変わっていませんでしたが、そこに「第4のバルブ」として「CLIK VALVE(クリックバルブ)」が登場しました。
CLIK VALVEは、仏式バルブのバルブコアを置き換える形で使用する、これまでのバルブとは明らかに違う革新的なバルブです。
※バルブコアを置き換えるという性質上、仏式バルブの中でもバルブコアが取り外せるタイプのみに使用できます
CLIK VALVEを装着した状態
CLIK VALVEには従来のバルブにはない様々なメリットがあり、これまでのものとは一線を画する製品です。
まず最大のメリットは、なんといっても「空気入れの作業が圧倒的に楽になる」ということです。
専用のポンプヘッドアダプターをCLIK VALVEに差し込んだところ(ポンプはPANARACERのもの)
空気の入れ方は非常に簡単で、専用のポンプヘッド、もしくはヘッドアダプターをCLIK VALVEに差し込むだけで準備が完了します。
従来のポンプのようにしっかりと奥まで差し込んでから固定レバーを起こしたり、バルブのネジ山に沿ってねじ込んだりといった操作は一切不要です。
差し込む際にも力はほとんど必要なく、商品名の通りカチッという手ごたえがしたらOKです。
あとは必要な空気圧までポンピングして、最後にヘッドを抜くだけです。この動作にもあまり強い力は必要ありません。
画期的な発明とは得てしてそういうものですが、CLIK VALVEを使ってみてはじめて、これまでの空気入れ作業にはいろいろと細かいストレスが多かったのだな、と実感させられます。
仏式バルブにつきものの、先端部を緩めたり閉めたりといった手順もCLIK VALVEにはありません。ただ差し込んで、空気を入れて、抜く、それだけで空気入れが完結します。
バルブへのポンプヘッドの抜き差しの際に起きがちな先端部の折れや曲がりとも、当然ながら無縁です。
多くのメーカーのポンプには、レバーを起こしてバルブを固定するタイプのポンプヘッドが採用されています。
このタイプはレバーを起こすためのスペースが必要になるので、小径車などバルブ周りにあまりスペースがない場合はうまく機能しません。
その点私もCLIK VALVEはレバーがそもそもなく、ただ差し込むだけなので、狭いスペースでも問題なく使用可能です。
CLIK VALVEは構造上空気の通り道が広いので、空気の流量が多くなります。
従来の仏式と比較して流量が約1.5倍となることによりポンピング時の抵抗が減り、より楽に気圧を上げられるようになります。
チューブレスに使用した場合は、シーラントによる目詰まり軽減や、ビード上げが容易になるなどの効果が期待できます。
CLIK VALVEは一度購入してしまえば、チューブを交換してもそのまま使い回すことが可能です。
交換用のチューブにはバルブコアが外れるタイプを用意するのがポイントです。
CLIK VALVEは専用のヘッドやアダプターを使わないと空気が入れられない思われがちですが、実は通常の空気入れもそのまま使用することができます。
※レバーで固定するタイプは基本的に使用が可能ですが、捻じ込み式のタイプには非対応です
これにより出先などでアダプターがない状況でも、仏式用のポンプを借りて空気を入れることができます。
これまでCLIK VALVEの様々なメリットをご紹介しましたが、デメリットあるでしょうか?
しいて挙げるとすると
・バルブコアが外れないチューブを使用している場合は、導入時にチューブごと買い替えが必要
・仏式バルブコアに比べてわずかに重い!?
・一部の仏式用空気入れ(ねじ込み式のタイプなど)には非対応
・CLIK VALVEのポンプヘッドでは、通常の仏式バルブの空気は入れられない(当然といえば当然ですが)
・より正確に気圧を測りたい場合、現状(2025年10月)では対応する空気圧ゲージが国内に出回っていない
といったあたりですが、正直なところ個人的にはあまり大きなデメリットには感じられません。
ただ、単体の空気圧ゲージを使いたい方は、2026年春ごろから対応品が日本国内にも流通し始めるようなので、それまで待つ方がよいかもしれません。
※米式バルブ対応の空気圧ゲージであれば、CLIK VALVEアダプターをかませることで計測可能と思われます(未確認)
実際に私もCLIK VALVEを使ってみて、その使い勝手の良さにとても感銘を受け、現在自宅の自転車のバルブは全てCLIK VALVEに交換しました。
そして空気を入れる度にその大きなメリットを実感しています。
CLIK VALVE導入にあたって必要なものは、現在使用しているバルブや空気入れによって変わります。
具体的には以下のようになります。
■バルブの確認
・バルブコアが外れるタイプの仏式チューブ → CLIK VALVEコアのみの購入でOKです
・バルブが外れないタイプの仏式チューブ → コアが外れるタイプのチューブ + CLIK VALVEコアの購入が必要です
・米式、もしくは英式チューブ → コアが外れるタイプの仏式チューブ + CLIK VALVEコアの購入が必要です
※米式バルブをCLIK VALVEに変換するアダプターや、英式バルブ用のコアが存在しますが、2025年10月現在日本では未発売のようです
・チューブレスホイール → 基本的にはバルブコアが外れるはずなのでCLIK VALVEコアのみの購入でOKですが、一部特殊なチューブレスバルブを使用しているホイールがあるので確認が必要です
■空気入れの確認
・米式バルブに対応した空気入れ → CLIK VALVEの専用アダプター購入でOKです。もちろん専用の空気入れや交換用ポンプヘッドをご購入いただいてもOKです。
・仏式専用の空気入れ → 米式に対応した空気入れ、もしくはCLIK VALVE専用の空気入れへの買い替えか、(可能であれば)米式かCLIK VALVEに対応したポンプヘッドへの交換
CLIK VALVEへの移行に必要なものの確認ができたところで、具体的な製品の中から主なものをご紹介をいたします。
※CLIK VALVEの販売はまずSCHWALBEとの協業からスタートして、のちにCLIK VALVEブランドのものも発売されたので、両方のブランドから製品が出ています
※さらにLEZYNEをはじめとしてWOLFTOOTHなど様々な空気入れのブランドから、CLIK VALVE対応製品が発売されつつあります
販売価格:¥3,300(税込)
■CLIK VALVEコア2個と、汎用のポンプヘッドアダプターのセット。
アダプターは米式に対応しているポンプヘッドなら使用可能です(レバーロック式、ねじ込み式どちらも可)。

販売価格:¥1,320(税込)
■CLIK VALVEコア2個のセットです。専用のキャップと、コア回し工具が付属します。
販売価格:¥1,496(税込)
■CLIK VALVEコア2個のセットです。専用のキャップと、コア回し工具が付属します。
基本的にSCHWALBEのものと同等品ですが、SCHWALBEに付属のコア回し工具がブラスチック製なのに対し、こちらはコア回し工具が金属製です。
販売価格:¥1,496(税込)
■CLIK VALVEコア2個のセットです。専用のキャップと、コア回し工具が付属します。
基本的にSCHWALBEのものと同等品です。
販売価格:¥1,980(税込)
■汎用のポンプヘッドアダプターです。
米式に対応しているポンプヘッドなら使用可能です(レバーロック式、ねじ込み式どちらも可)。
SCHWALBEのものとは形状が違い、全長も少し短くなっています。
販売価格:¥9,680(税込)
■CLIK VALVEのチューブレスバルブとポンプヘッドのセットです。
ポンプヘッドは直径8mmから11mmまでのポンプホースに対応します。先端部は取り外すことができ、CLIK VALVEアダプターとして使用することができます(PREMIUM CLIK VALVE ADAPTERと同じものです)。
チューブレスバルブは長さ40、50、60、80、100mmのラインナップがあり、コア除去ツールが組み込まれたプレミアム ダスト キャップが付属します。

※画像はメーカー公式サイトより
※画像はメーカー公式サイトより
※画像はメーカー公式サイトより
※画像はメーカー公式サイトより
販売価格:¥12,100(税込)
■既存モデルのエアエクスプローラーをCLIK VALVE対応にしたモデルです。
仏式用のCLIK VALVE2個、バルブキャップ2個、コア回し工具に加えて、英式バルブ用CLIK VALVEコア2個が付属しています。英式バルブ用コアは、日本の代理店はもちろんCLIK VALVE公式サイトでも販売していない?けっこうレアなアイテムかもしれません。

※画像はメーカー公式サイトより
販売価格:¥12,980(税込)
■CLIK VALVE専用ヘッドが付いた高圧対応フロアポンプです。
従来の仏式、米式に対応した口金も付属するので、差し替えて使用が可能です。

販売価格:¥1,980(税込)
■LEZYNEのフロアポンプでポンプヘッドが現行のABS-1 PROのモデルに使用できる専用のCLIK VALVE口金です。
ポンプに標準で付属する仏/米用の口金と差し替えるだけで、簡単にCLIK VALVE対応にすることができます(「CLIK FLOOR DRIVE HP」の口金と同じものです)。
※ABS-1 PROではない旧タイプのポンプヘッドには対応しないのでご注意ください。
※旧タイプの口金の場合は、ポンプヘッドごと交換するための製品をご購入いただくことでCLIK VALVE対応にするという方法もあります(LEZYNEポンプでも互換性のないモデルがあるので要確認です)。ポンプヘッドを交換しなくても、CLIK VALVE「PREMIUM CLIK VALVE ADAPTER」などの汎用アダプターは使用可能です
この他にも、先日の記事でご紹介したLEZYNEの携帯用ポンプやCO2インフレーターなど、CLIK VALVE対応品は今後も増加していくと思われます。
以上、CLIK VALVEの革新性や、具体的な製品についてご紹介してきましたが、説明だけではどうしても分かりにくい部分もあるかと思います。
そこでワイズロード新橋店では、CLIK VALVEを実際にお試しいただけるサンプルをご用意しています。

CLIK VALVEに興味は沸いたけど、やはり購入前に試してみたい、という方はぜひご来店ください!
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