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2022/05/21 19:33
昨年から挑戦しているEVERESTING。
これまでの挑戦はこちら⇓
恐らく世界初! BROMPTONでEVERESTING 10k達成しました
【スタッフブログ】今度はEVERESTING SHORTをやってきました【ヒルクライム】
EVERESTINGの条件等について再掲しますと
STRAVAという走行を記録するアプリで、コース上にある一つの区切り(セグメント)を上り下りして獲得標高をEVERESTと同じ8,848m上ろうというチャレンジがEVERESTINGです。
いくつかルールがありまして、大きなものだと
・一つのセグメントでのカウントとすること
・必ず毎回頂上まで到達すること
・休憩はしても良いが睡眠は不可
などがあります。
細かいルールなどは以下の公式サイトに↓
達成して記録を申請し、認定されると公式サイトに登録されて表彰?されます。
いくつか条件の区分がありまして、それぞれの条件をクリアすると認定バッジが付く仕組みです。
今回挑戦した条件は、SIGNIFICANTという設定で、翻訳サイトによると「有名な山や峠道でEVERESTINGをすること」という何とも曖昧な表現となっていました。
判定基準が曖昧なのでコース選定に悩みましたが、一番近い場所で挑戦する事にしました。
こちらは公式ページで達成した時の画面。
一番下のアイコンで左から二番目の山のマークのアイコンが今回のSIGNIFICANTになります。
場所は神奈川県秦野市にあるヤビツ峠、神奈川や東京のサイクリストには有名な峠ということで今回はここで挑戦しました。
自宅から30分以内に行けるので自走往復可能というところもポイント。
峠の入口から一番上までだと全長12kmなのですが、上の方は斜度が緩く距離の割には標高が稼げない事。
また上に行くほど明かりがなくなり野生動物が出てくる可能性が高い(実際は下でも遭遇しました)事。
そして取付きから1/3ほどは住宅街のため迷惑になる事を考えて中腹のセグメントのコースを使う事にしました。
蓑毛のバス停から
菜の花台展望台までのコース、距離約4キロ、標高差約240mを往復する形。
計算上、37往復で達成となります。
このコース取りだとスタートとゴールにトイレがあり、スタート地点には自販機もあるので飲み物の補給の心配がありません。
食料はある程度リュックに入れてスタート地点にデポして、必要に応じて下ったところにあるコンビニまで補給に行く作戦にしました。
上の写真にある通り、今回のバイクはTIMEのSCYLON。
エアロロードの位置付けですが、AKTIVフォークの恩恵もあってかなり乗り心地は良いモデル。
気持ち良く進んでくれるので乗ってて疲労を感じにくいバイクです。
ホイールはGOKISOのクライマーハブモデル。
軽くはありませんが回転性能が抜群なので、今回のような緩斜面では特に威力を発揮してくれました。
車体重量7.8kgとヒルクライムとしては重めですが走りは軽い組み合わせ。
タイヤは今回初めて使ったPIRELLIのP VELO ZERO。
独特のモチモチした感触で、接地感は薄いですがしっかりグリップはしてくれました。
乗り心地が良かったので長距離での疲労軽減に繋がったかと思います。
フロントギアはROTOR社のQ-RINGという楕円ギアで50-34T。
リアは11-32Tと軽めのセッティングですが、長距離のアップダウンには今の脚力には丁度良い設定でした。
今回も諸事情により出発は午後から、ほぼ夕方からのスタートになりました。
何本か走っているうちにすぐに日が暮れました。
街灯があるコースなら夜間の方が自動車やバイクが少なくて良いかもしれませんが、峠はやはり明るい方が走りやすいですね。
夜桜が綺麗でしたので、景色を楽しみながら走る事は出来ました。
ヤビツ峠は某漫画の影響からか自動車もかなりスピードを出して走っている人が多く怖かったです。
出来るだけ明るいライトと目立つ装備が自分の身を守るために必要と感じました。
これに関しては街中でも出来るだけ目立つ事で安全性を高める事が出来ると思います。
今回ライトの他に使用したのがパールイズミの反射するシューズカバー。
面積が広く、動く箇所が光るのでかなり目立つようです。
ウェアなどにも反射材がついているものがありますので夜間多く走る方は利用されると良いと思います。
菜の花台は展望台と言うだけあって夜景が綺麗でした。
ヤビツ峠の上はあまり展望が開けるところがないのですが、ここからは遠くまで見渡せるので気分が上がります。
車も少なくなってきた時間に1/4を消化、あまり体調も良くなかったのでとにかく無理をしないペースで1本ずつ進めました。
夜中に走っていると、突然ガサガサッと音がして鹿が道に降りてきてびっくりしました。
写真は日中に撮ったものですが、通り道になっているようで動物注意の看板がありました。
標識はやはり意味のある場所に掲示されているものなので、気を付けた方が良いと改めて感じました。
今回は挑戦中に3回鹿会いました、下りでは特に注意が必要です。
道中には熊出没注意の看板もありましたので、こちらに出会わなくて良かったです(汗)
日の出で良い雰囲気になったので写真を1枚。
最近フレーム掃除の仕上げにシュアラスターのゼロフィニッシュを使っているのですが、良い具合にツヤや光沢が出るのでオススメです。
展望台からは富士山も綺麗に見えました。
若干眠気が出ていましたが良い景色が見られると癒されます。
桜もまだまだ綺麗に見れました。
季節の景色を楽しめるのも自転車ならではだと思います。
桜吹雪は綺麗ですが、路面に貼り付いた花びらは滑りやすくなるので注意が必要です。
今回は本当にゆっくりペースでこの辺りでようやく半分達成。
距離は既に145kmなので十分走っているのですが獲得標高がイメージよりも稼ぎにくい感触。
ある程度斜度があるコースの方が距離や時間が短くて済むので精神的、体力的には楽になる気がしました。
ここからは景色があまり変わらないのと疲労でほとんど写真を撮る余裕もなく淡々と走り続けました。
そんな疲れてきた時でもしっかり足元を支えてくれたのがLAKEのシューズ。
本革を使用していて高価ですがしなやかで足にフィットしてくれるので効率良くペダリング出来て痛みや疲労しにくいお勧めシューズです。
既に4年履いていますがお手入れをしているのでまだまだ綺麗で十分に履けます。
足に合って長く使えるシューズは値段以上の価値があります。
補給で何度かコンビニに下ったりしながら何とか達成。
これまでは短距離中心で最高でも265kmだった1日での最長距離を更新して301kmとなりました。
未知の距離を走ってみて現れた変化は手の痛み。
元々あまり手には体重をかけない方でグリップ感を重視して薄手のグローブが好みで、200kmぐらいまでは問題なかったのですが、さすがにこの距離で荒れた路面の下りを続けると掌に痛みが出ました。
今後不整地を走る計画もありますのでグローブの新調を考えています。
こちらはカステリのグローブ、今回痛くなった手首への付け根の部分にCDSというパッドが入っているのでクッションが良さそうです。
こちらはINTROのSTINGER6 、9分長さの3シーズン用グローブ。
かなり厚手のパッドが配置されているブルべ用と言われるグローブです。
手首までの長さもあるので日焼けしにくく、指先は開いているのでシフトやブレーキ操作のダイレクト感と両立出来そうで気になっています。
何はともあれ、これでSSSSバッジのうち2つを達成しました。
残りは都市部での達成、SUBURBANと不整地での達成、SOILが残っています。
SOILはコース選定も含めてかなり難易度が高いので、次はSUBURBANへの挑戦となりそうです。
準備とコースと根性?さえあれば達成出来るEVERESTING、興味を持たれた方は挑戦してみては如何でしょうか?
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