日本最大級のスポーツサイクル専門店!日本で最初のクロスバイク専門館!
2023/09/02 17:20
当ブログをお読みの皆様こんにちは!
新宿クロスバイク館の藤平です。
いつの間にか始まっていた不定期連載「シクロクロスバイクを直す」シリーズ
事のあらましは第一回をお読み下さい。
まだ次シーズン開幕まで時間がありますので、ゆったりと進めている現状
手配しないといけないパーツは色々とあります
今回はパーツ手配編最終章
大物パーツ「ホイール」編です。
まずは今まで使っていた物をご紹介
ミドルグレードの完組アルミホイールですね
カタログスペックでは1,660gとまぁまぁ軽め
リム外幅25mm、内幅21mmとワイドな構造のおかげか剛性、コントロール性共にGOODでした
シクロクロスバイクを買ってすぐに交換した物の為8シーズン使いっぱなし!
他選手との軽い接触や落車、段差でのダメージやパンクしたままの走行、泥や海水の上を走ったり、高圧洗浄したりなど傷む要素しかない使い方なので、むしろなぜ問題無く使えてるのかが不思議なくらい頑丈なホイールでした
気に入ってはいるのですが、思い切り段差にぶつけたためリアのリムが一か所座屈
曲げ直したので一応走行は可能ですが、まぁ交換した方が良いでしょう
サブホイールとしての余生を過ごしてもらう事にします。
新しく買ったホイールはこちら!

2013年創業と比較的新しいブランドのSCOPE
自転車文化が盛んなオランダで生まれ、「No excuse.(言い訳はしない)」を企業理念として掲げる高性能カーボンホイールの開発に強いブランドです。
多くのプロチームへの供給も行っており、日本国内でもさいたまディレーブが採用していました(※チーム統合により現在はチーム名称もホイールサプライヤーも変わってしまいましたが)
基本的なグレードはモデル名の頭文字
エントリーグレードのSシリーズはリム幅が細く(内幅19㎜)3爪のラチェット
上位グレードのRシリーズはリム幅が少し広くなる(内幅21㎜)事と、新型ハブを採用(構造は後述)しています。
モデル名の数字はリムハイトを表しており、数が多いほどリムハイトが高い物ですね。
モデル名末尾が.Aの物は、オールロード仕様でリム幅がさらにワイドです。(内幅23㎜)
シクロクロスという加減速とコーナリングが重視される競技において、リムハイトの高さはあまり必要ではなくむしろ足を引っ張る事の方が多いでしょう
本来ならば軽量なR3.Aを買うべきだというのは理解していました。
が、見た目を重視しました(笑)
シクロクロス競技は周回かつ速度があまり高くない為写真を撮ってくれる方が多いんですよね
写真写りとしてハイトが高く、ロゴが大きいというのは良い(個人的意見)
ハイトが違っても価格が同じという事も大きいですね
飲食店で「大盛無料」と書かれていたら迷わず大盛にするタイプなので・・・
そんな薄っぺらい理由でハイトの高いモデルにはしましたが、SCOPEを選んだのには明確な理由があります
一番大きいのは補修性

スポークは定番のSAPIM CX-SPRINTなので入手しやすく、ストレートスポークなので交換も簡単
フリーボディ本体や内部パーツもスモールパーツを出してくれていますし、工具無しで交換出来るメンテナンス性に優れた構造です
リムはスモールパーツ設定がありませんが、SCOPEはCrash replacement programを設定しており事故などでの破損時は同等品のホイールを低価格で販売してくれます

今回はフレームがQR仕様とかなり古い設計ですが、SCOPEのホイールはアダプタでスルーアクスルもQRも対応可能な為今後フレームを買い替える事があっても安心です。
リム幅は外30mm内23mmとかなりワイドでグラベルタイヤの取付に向いていますね
リムハイトは57mmなので割とエアロな仕様なのですが、シクロクロスの速度域で効果を感じる事はほとんどないでしょう
深い泥のコースであればリムの上に泥が付着しにくいというメリットがありますが、いかんせんフレームが泥抜けの悪いモデルなので焼け石に水といった感じ。

スポーク付近だけカーボンの積層を強化する事で軽さと強度を両立との事
外見からは分からない点に技術が投入されているのは好き。
重量は1705g
「前のホイールより重くなってるやないかーい」と言いたい所ですが、リム幅とハイトが大きく上がって45gしか変わらなかったのは流石カーボンリムと言ったところ

ラチェット機構はかなり良さそうですね
一般的な爪タイプではなく、DT SwissのスターラチェットやMAVICのインスタントドライブのような面ラチェット構造。
ラチェット数のアップグレードキットも販売されていますのでしばらく使ったら交換したいと考えています。
ただし、ラチェット部は防水シール構造が弱いので洗車後は分解グリスアップが必須になりそうです
工具無しで外れるので特に大きな手間ではありませんが。
ベアリングはスウェーデンのSKF社製
ベアリング製造では世界最大手だそうで、日本国内にも法人が有り安心♪
高圧洗浄という厳しい事を毎レースごとにする(※もちろん洗車時はベアリング部分に直接当たらないようにはしていますが)シクロクロッサーにとってはこの部分の入手性は死活問題ですからね。
価格は¥249,700
破損のリスクが高いシクロクロスレースに、趣味で遊びに行っているレベルのホビーライダーが投入するような価格帯とは言いにくいです。
が、カッコいいのでOKです(笑)
今回は手配のみなので、取り付けのお話については後日また投稿しますね♪
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— ワイズロード新宿クロスバイク館 (@YR_Shinjyuku_CR) July 11, 2025
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