【DAHON】山椒は小粒でもぴりりと辛い！【新モデル試乗】
by: 藤平悠介

スタッフ試乗会に行ってきた話

当ブログをお読みの皆様こんにちは！

新宿クロスバイク館の藤平です。

Y’ｓRoadでは年に一度「スタッフ試乗会」が行われており、色々な自転車やパーツ、アクセサリーなどを実際に見て、触ってお客様にお伝えする情報や経験を培っています。

（ご協力いただいたブランド、企業の皆様にこの場を借りて御礼申し上げます。）

今回私はミニベロ、折り畳み自転車をメインに試乗してきました

その中でも折り畳みのブランドとして定番のDAHONが、新モデルを持ってきていました！

DAHON K1

14インチの小径車輪を採用した軽量、コンパクトな新モデル！

ベースは現行の定番モデルK3ですが、色々と変更点がありました。

（旧カラーのK３はワイズロードオンラインにて特価！）

シングルスピード

DAHON K3は三段変速を採用しており14インチの車体としては高い走行性能を有していましたが、K1ではあえて変速無しのシングルスピードに！

チェーン外れなどのトラブルを起こしにくくなりますし、見た目もスッキリ

万が一車体を倒してしまっても変速機破損のリスクもありません

タイヤ幅が太く！

DAHON K3を購入の方でもタイヤ幅カスタムの相談は多かったですが、残念ながらタイヤとリア変速機が当たってしまったり、リムの破損が起きやすくなってしまうなど安全性上の問題で作業をお断りさせていただいていました。

K1は変速機が無くなりリム幅も上がった為上記の問題は無くなり純正のタイヤ幅がUP！

走行安定性とクッション性が上がり快適になっています。

DOVE PLUSとの違い

14インチ車輪採用のシングルスピードモデルは同社からDOVE PLUSがラインナップされていました（※2024はラインナップ無し。）

スペック上は近い二台ですが、実際に乗ると性格は違います

ホイールベース

前輪と後輪の車軸間の距離（ホイールベース）がK1の方が長いです

DAHONのWEBサイトではフレーム設計値の表記が有りませんが、店頭のK3とDOVE PLUSを比べたところ6cm程の違いがありました。 

ホイールベースが長いと直進安定性が上がる為、タイヤ幅の違いも含めどの速度域でもK１の方が安定した走行感です。

フレーム剛性

折り畳みサイズや軽量性を重視したDOVE PLUSに比べ、ワイヤーを使用してフロントをトライアングル形状にしている他リアもチェーンステー形状が違います。

K1試乗時もグイグイとパワーを掛けてみましたが、しなりを感じたのはハンドルポスト周りのみでフレーム自体はしっかりとしていました。

 重量

フレームもタイヤ幅も大きくなっているので当然ながら重量面はK１の方が１㎏ほど重いです

そうは言っても折り畳み自転車というカテゴリの中ではかなり軽いので個人的には走行性能UPの点の方が嬉しい。

ワイヤー外装

DOVE PLUSは見た目がスッキリとしたワイヤー内装仕様でしたが、折り畳み解除時にフレームにワイヤーを挟んでしまう事がありました

K1ではメンテナンス性に優れた外装式を採用

走行レビュー

ライダーは身長170㎝、体重56㎏ほど

サドル高は660㎜で試乗しハンドルとサドルの落差はほぼ無し

試乗車には折り畳み機構無しのアルミ製フラットペダルが付けられていましたが、おそらく純正は折り畳み式ペダルが付属と思われます。

折り畳み自転車は必ず乗車前にレバー類の固定確認！

試乗車のように何度も開け閉めを繰り返されるバイクはネジの緩みも発生しやすいですからね。

今回はハンドルバーの固定レバーが少し緩かったです。

試乗コースにインしてまずはゆっくりと一周

タイヤが太くなった影響か車輪が小さい割には思いのほか安定した走行感で低速でも安心♪

ただし段差には要注意。

乗車ポジションはコンパクトながらハンドル高が低すぎないので私の身長であれば違和感無し

ギア比は軽すぎず重すぎずでいい感じ

私の感覚では街乗りにはピッタリだと思うところですが、チェーンリングを大きくする事も出来るクリアランスがあるので脚力のあるライダーも安心。

速度を上げても不安定さはあまり感じず、フレームの剛性感も私くらいのパワーであれば全然問題無し（※ハンドルポスト部分のみ少ししなりを感じる）

「必要十分」という言葉を体現したようなモデルですね

輪行などで運んで旅先などをフラフラと移動、観光するのに凄く良さそう。

折り畳みに関しては流石のDAHON

特にハンドルバー、シートポスト固定のクイックレバーが大きく力を入れやすいのでしっかりと固定出来ました。

純正の輪行袋もあるので電車や車に積むのはもちろん、屋内（自宅だけでなく旅先の宿なども）で保管する場合にも周囲を汚しにくいので良いですね。

変速パーツが無いので輪行時などに車体を倒してしまう事があっても安心感があります。

K3やDOVE PLUSと同じくフレームのネジ穴を利用してワンタッチで着脱出来るカゴやバッグなどを取り付ける事も可能

ハンドリングに影響を与えにくいフレーム直付けかつ重心の低い位置に取り付けられるので荷物の運搬もOK

 メーカーとしては長距離の走行をあまり考えていないモデルだとは思いますが、これで旅したら楽しいだろうなぁ・・・

K1はまだ店頭入荷していませんが、オンラインより予約が可能です。

気になる方はお早めに♪