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タイヤ消耗してませんか?パンクするかは運だけでは決まりません!
by: 藤平悠介

自転車 パンク

 面倒で嫌な気分になるパンクのお話

当ブログをお読みの皆様こんにちは!

新宿クロスバイク館の藤平です。

 

そろそろ本格的に自転車シーズンになり、夏休みのツーリングなどをお考えの方もいらっしゃるのではないでしょうか?

近所でもツーリング中でも起きて欲しくない事と言えば自転車の故障

特に多いトラブルは「パンク」です

今回はタイヤトラブルを防ぐ自転車の運用についてお話します。

 

自転車 パンク

原因いろいろ

一口にパンクと言っても原因は色々とあります

代表的な物をご紹介しましょう

 

 自転車 パンク

異物

パンクの代表格ですね

ガラス片や金属ワイヤーの切れ端、画鋲やネジ、釘など何かしらがタイヤを貫通した時に起こります

刺さる物のサイズによっては修理時タイヤの交換も必要になります。

 

 

自転車 パンク

リム打ち(スネークバイト)

段差を上る際にタイヤが潰れきってしまい、ホイールと段差の角にチューブが挟まれる事で起きるパンクです

複数個所同時に穴が開く事も多く、大き目の穴が出来るので一気に空気が抜ける場合がほとんど

当たり方によってはタイヤにもダメージが入り交換が必要になります

 

 自転車 パンク

摩耗

使用していれば当然タイヤは減っていきます

適切なタイミングで交換しないと穴が開いてしまいますし、メーカーが想定した摩耗限界を超えると滑りやすく危険です。

 

空気圧不足による擦れ

タイヤには必ず指定空気圧という物が存在するのですが、それが不足した状態で運用すると潰れが大きくなります

走行によりタイヤが変形を繰り返す事で内部のチューブとタイヤが擦れ、削れて穴が開いてしまいます

この原因でパンクした場合チューブ全体に削れが出てしまっている為、パッチ貼り付けでの修理は出来ません(※当店では元々パッチ修理をしていませんが)

 

サイドカット

タイヤという物は接地面は強く(厚く)、サイドは薄く作られています

構造上弱い部分に異物や段差などが当たると切れ目が出来てパンクする事があります

サイドカットの場合タイヤは間違いなく再利用不可で交換が必要です

 

 自転車 パンク

製品不良や取付不良

チューブやタイヤ製造時の不具合、取付作業の不手際などでもパンクが発生する事があります

新車でも修理作業後でも受取後一日以内に空気が抜けてしまった場合はこちらの可能性が高いです

 

 DSC_0450

パンクの確立を減らすには?

どんなに対策をしても起きるのがパンクですが、発生確率を下げる事は出来ます

 

まず最重要なのは空気圧の管理

空気を入れた風船が自然にしぼんでいくように、自転車のタイヤも空気が抜けていきます

スポーツバイク用タイヤは指定圧が高いものが多い為、空気を押し出す圧力が強くママチャリなどと比べ抜けるのは速いんですね

タイヤの幅や使用しているチューブの厚みなどで差異はあれど一週間に一度程度空気入れを繋いで圧力の確認をしましょう

正直に言ってしまうと当店にメンテナンス依頼で持ち込まれる車体のうち8割以上は空気圧が足りていません

 

自転車 パンク

指定空気圧は必ずタイヤサイドに表記があります

体重や路面コンディションなどで調整するものですが、基本的には最低指定値を下回らないように

タイヤによっては最大値しか書いていない物がありますが、その場合は最大値の70%程度が最低値とお考え下さい

 

指定値を下回っていると走行時タイヤの変形が大きくパンクの原因になりますし、ケーシングという内部構造にダメージが入ったりタイヤにひび割れが発生するなどパーツの寿命をかなり縮めます

段差でのリム打ちも起こりやすくなりますし、漕ぎも重くなるのであまり良い事がありません。

 

自転車 パンク

パンクを防ぐ為の運用でもう一つ重要なのがタイヤ外観のチェック

特に気を付けたいのはトレッド面(地面に着く面)にヒビや異物の刺さりが無いかです。

 

タイヤはゴム製品なので紫外線や経年劣化などのダメージで油分が抜け、しなやかさを失ってヒビ割れます

表面のヒビがあると細かい異物が挟まりやすく、その状態で走行すると段々とタイヤにめりこんでいき最終的にチューブに穴を開けてしまうんですね

逆に言えばチューブまで到達する前に異物を取り除けばパンクのリスクがグッと下がります

物が刺さりやすくなっている(劣化している)状態のタイヤは早めの交換をオススメしますが。

 

もう一つパンクのリスクを下げる為の手段が走り方

段差を上る際はリム打ちを避ける為にしっかりと抜重をする・・・というのは慣れていない方にはちょっと難しいかもしれませんが、サドルから腰を上げて肘と膝でクッションを取るだけでもタイヤへの衝撃はかなり違います。

 

異物パンクを避けるには走る場所を選ぶというのも効果的

道路の端には自動車のタイヤに弾かれたり雨天の排水で流れてきたりと異物が溜まりやすいので、走るラインが悪いとガラス片などを拾いやすくなります

当然道路環境などとの兼ね合いもありますが、道路端に寄り過ぎないという事も時には重要ですね。

タイヤ表面が濡れていると異物が刺さりやすくなるので、雨天や濡れた路面での走行はパンクのリスクが高くなります

 

耐パンクベルト入りなどパンクしにくい銘柄のタイヤを選ぶというのも当然効果的ですが、重量やコストなどと走りの軽さを天秤にかけて使用用途に合った銘柄を選びましょう

 

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二輪車はタイヤが命!

タイヤは走行中唯一路面に接する最重要パーツでありながら、割と酷い状態で運用されている車体を多く見かけます

スポーツバイクはそれなりに速度が出せる乗り物ですし、転倒などすれば怪我も大きくなりがち

コストや手間は掛かるかもしれませんが、タイヤを良い状態に保つとトラブルも少なく快適に運用出来ます。

 

まずは自分のバイクのタイヤを確認してみましょう!

 

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