日本最大級のスポーツサイクル専門店!日本で最初のクロスバイク専門館!
2024/09/26 07:39
目次
当ブログをお読みの皆様こんにちは!
新宿クロスバイク館の藤平です。
気がついたらお盆休みも終わってましたねぇ
サービス業である我々は特に関係無く台風での臨時休業を除いては毎日働いていましたが、世間が連休の中働いていると何かしらがすり減っていく気がします
すり減るという話で思い出したのですが、通勤用バイクのタイヤが減りまくっているので交換しないといけないんでした
チューブレスタイヤを交換するあまり多くない機会なので写真を撮っておきました。
ライダーの体重や装備全体の重量、保管環境の条件で大きく寿命は変わりますが、一般的な700C径のタイヤなら駆動輪で概ね3000km~程度です(※異物が刺さるなどの外的要因での破損は除く)
レース用のハイグリップタイヤや軽量タイヤ、接地面の小さいブロックタイヤや小径のタイヤは寿命が短め
走行距離だけでなく紫外線などによる経年劣化でも傷むので屋外保管の自転車なら年に一度程度の交換がオススメです
今回交換するタイヤは昨年の10月中旬に交換したもので走行距離は4,000km程度
ブロックタイヤとしてはまぁまぁ頑張ってくれた方でしょう
通勤だけでなく砂浜やらバイクロアなどのレースイベント、林道グラベルツーリングも走りましたしレインボーブリッジもこれで走ってましたね
軽量で舗装路でも不満の無いコスパの良いタイヤでした
パンクも約10カ月間一度も無し
シーラントを最後に入れたのは4月のグラベルライド前なので、外すのは約5カ月ぶり
チューブレスタイヤの脱着はハードルが高く感じるかもしれませんが、慣れてさえいれば難しいものでもありません
シーラントを拭き取る紙ウェス(キッチンペーパーなどでも代用可)は必須
乾く前に水洗い出来る環境だと最高です
排水溝を詰めてしまわないよう水は出来るだけ多量に使って流しましょう
ホイール側にあるタイヤを保持する為のバンプ(出っ張り)からビードを落とすのはコツ8割パワー2割という感じ
パーツ相性次第で難易度は全く違いますが基本的に工具は使いません
シーラント注入から五か月程度経っているにしては前後とも思っていたより乾いていませんでした
パンクせずに戦ってくれたのはありがたいところ
チューブレスタイヤの取付でつまずきがちな点の一つが「ビードアップ」と呼ばれる作業です
そして、経験上ビードアップでつまずくユーザーの多くはその前段階がちゃんと出来ていません。
それがリムテープを貼り付ける作業ですね
チューブレスタイヤ取り付けテクの7割程度はこの作業と言っても過言ではありません
まずはリムの清掃
テープの糊やシーラントカスが残らないよう綺麗にしましょう
パーツクリーナーや洗剤などを使って油脂が残らないようにしないとテープの貼りつきが弱くなります
個人的にチューブレスタイヤ交換で一番時間が掛かる作業はここ
テープはシワなどが入らないよう軽くテンションの掛かった状態で貼り付けていきます
巻き数はホイールのメーカーから指定がある場合は必ず従うように
指定が無い場合はタイヤとホイール、テープの厚みなど相性を見ながら調整
経験上二周程度に落ち着く事が多いです。
巻き方向はタイヤに力が掛かる方向を考えて緩みにくい方向にするのがオススメ
テープエンドの切り方は派閥がありますね
真横に切る、斜めに切る、V字に切るなど手法ありますがどれでも大きな問題が発生した事はありません
個人的には斜めカットがテープ下へのシーラント浸食が少なくオススメな気がします。
テープへの穴あけもいくつかの手法がありますね
工具などを刺すのが一般的ですが、はんだごてなど熱した金属を使うメカニックも見た事があります
私はプラスドライバーぶっ刺し派です。
バルブの取り付けタイミングは後でも構いませんのでタイヤ装着の邪魔になりそうなら後にしましょう
テープの取り付けが終わったらいよいよタイヤの取り付け
一度取り付けると修正が面倒なので絶対に取り付け方向を間違えないように
タイヤのロゴなどをバルブと位置合わせするのはチューブレスに限らず基本ですね
この辺りから雨が降ってきたので写真が減ります(笑)
指先ではなく掌を上手く使うのがコツです
リムテープが綺麗に巻けていれば少しだけ装着がキツく感じる程度の状態になります
逆に、ここで吻合がゆるゆるの場合はテープをもう一周追加すると良いですね
スポークホールの無いホイールだったとしても吻合具合によってはテープを入れた方が良いです。
シーラント注入も派閥がありバルブコアを外して注射器などで注入する方法と、タイヤサイドから入れるパターンの二択
注射器での注入はビードアップ時にシーラントがこぼれるリスクが無い反面、大きい粒の入ったシーラントでは使えないので私はあまりやりません。
タイヤサイドから入れる手法はシーラントの漏れが発生する事があるので屋内での作業には向きませんね
どちらの方法でも一度シーラントを入れてしまうとやり直しが難しくなるので注入前にホイールとタイヤの相性を確認しましょう
注入量はタイヤサイズごとに異なるのでメーカー指定を要確認
量を多く入れてもあまり効果的ではありません
どちらの方法でも外部に付着してしまったシーラントは早めに綺麗にしましょう
乾くと掃除はとても面倒です。
今回はHUTCHINSON社のシーラントを使用
1Lのタンクが今回で空になりましたが、割と性能は良かったと思います
まぁ使い始めてからパンクしていないので穴を塞ぐ能力がどれくらいかは分からないんですけどね
最後はタイヤに空気を入れるだけ
もちろん相性問題などはありますが、リムテープ巻きの段階で調整が上手くいっていればビードアップはそこまで苦労するものではありません。
最近私はフロアポンプを使わず電動ポンプでビードを上げてしまいます
自分でポンピングするのと違い両手がフリーなのでホイールを支えながら空気を入れたり出来るのが嬉しいです
フロアポンプでビードアップする場合は一度のポンピングで出る空気の量が多いポンプがオススメですね
ブースタータンクなどを使うのも手段の一つ
おニューのタイヤはKENDAのRUSH PRO
ノブ低めでまぁまぁ転がりそうなパターンのXC用タイヤ
走行インプレッションは・・・そのうちするかも?
今回は車輪を外したついでにブレーキローターも交換
フロントはSWISSSTOP CATALYST PRO
ブレーキローターとしてはそれなりに良い価格しますが性能はどうかな?
リアには一個下位グレードのCATALYST ONEを入れるつもりで用意したのですが、手持ちのセンターロックアダプターと相性が悪かった為TRPに変更しました。
ブレーキキャリパーと同ブランドの組み合わせなので当然問題無しで良い感じ
これに関しては馴染みが出たら別途レビューですかね
機械式ディスクキャリパーなのであまり参考にはならなさそうですが・・・
加速、減速、コーナリングなど自転車の全ての動きに関わってくるのがタイヤです
状態が悪いと全ての動作に悪影響なので普段から良い状態を保つように心掛けましょう。
まずは空気圧と表面状態のチェック!
摩耗やひび割れなどが見られる場合はすぐに自転車店に相談しましょう。
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