使わなくても自転車は傷んでいきます・・・【スタッフバイク】
by: 藤平悠介

 自転車 パンク

消耗は気が付かないうちに進行します

当ブログをお読みの皆様こんにちは!

新宿クロスバイク館の藤平です

 

「自転車は全体が消耗品である」という事は車体の販売時も店舗ブログでも私がずっと言っている事の一つ

車体が傷む要因は使用に伴う摩耗や金属疲労など多数ありますが、今回お話するのは「経年劣化」です

 

シクロクロスレース

使わなくても傷んでいきます

私は自転車のジャンルにこだわりが無くロード、MTB、CX、ピスト、小径車や折り畳みなど色々な車体を所持しています

ジャンルによっては破損時用のスペアバイクも用意しているので、長期間乗らない車体というのがあったりするんですね

当然それだけの数を管理するとなると屋内に全て保管は出来ず、ガレージ(※屋根は有る)などに置いている物もあります。

 

JFF 803

こちらは私の練習用兼スペアCXバイク

最近タイヤ交換をして走れる状態にしました。

 

タイヤ 経年劣化

問題なのはこの自転車から外したタイヤ

接地部分はほとんど摩耗していませんが、全周表面にヒビが入っており安全な使用は難しいでしょう

溝の残量から分かるとおりこのタイヤでの走行距離はそこまで長くないですが(※約200㎞)装着から4年近く屋外ガレージにて保管されていたので仕方ありません。

 

 

紫外線や雨を避けられる環境でも、時間が経てばゴム製品は油分が抜けしなやかさを失います

今回は見た目にちゃんとヒビが出ているので分かりやすいですが、見た目では変化が少ないのに滑りやすくなる場合もあるので基本的には1年に一度程度のタイヤ交換がオススメ(※最終的には目視や触り心地などで判断しますが)

 

タイヤ以外にもゴム製品であるグリップや、樹脂を使用した部品(ワイヤー類など)は劣化によりベタベタになったり、割れて機能を果たさなくなったりするので適切なタイミングで交換しましょう

自転車で出かけた先で故障を起こすととても困る事になるので、現時点で走行に問題が無くても予防的なパーツ交換をする事が最終的に自分を助ける事になります。

 

タイヤシーラント

余談

今回のタイヤはチューブレスレディで組み付けていたので内部のシーラントも固まっていました

車体を吊り下げて保管しているのでホイールバランスの重い部分でまとまっていますね

シーラントが乾いているとタイヤを外す際に内面同士がくっついてしまい大変です

 

ホイールがカーボン製な事もありタイヤレバーは出来るだけ使いたくなかったので頑張って素手で外しましたが、皆様はこうなる前にちゃんとメンテナンスしましょうね(笑)

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