新宿クロスバイク館で在庫している車体ジャンルの話
by: 藤平悠介

当店はクロスバイクだけじゃないんです！

当ブログをお読みの皆様こんにちは！

新宿クロスバイク館の藤平です

 

当店は新宿クロスバイク館という名前ではありますが実はそれ以外のジャンルも取り扱っています

本日は当店に置いてある自転車のジャンルについて、向いている使い方などを含めてご紹介いたします！

 

どんな物が置いてある？

 

クロスバイク

当店で一番取扱いの強いジャンルです

操作性に優れるフラット系形状のハンドルと、大径の車輪を組み合わせているというとても条件の広いジャンル

タイヤが太めで乗車姿勢がゆったりとした安定性志向の物から、タイヤが細く軽量でスポーティな乗車姿勢の物まで多岐に渡る選択肢があります。

 

今回はその中でも代表的なカテゴリをご紹介します。

 

スタンダード

一番一般的と言える走行性能と操作性のバランスが良いクロスバイクです

タイヤの幅は28～38㎜程度の間

ロードバイクのフレームと比べて各部にクリアランス（隙間）が取られている事が多く、泥除けや荷台、スタンドなどの取り付けが容易です

車体の全長がロードバイクよりも少し長い為直進安定性が高く、低めの速度域でも走りやすいです

スポーツバイクが初めての方にもオススメしやすいモデルが多いですね

 

メリット

汎用性や乗りやすさ

比較的お手頃な価格帯

ラインナップの多さ

 

デメリット

重量など走行性能面はロードバイクよりも低い 

 

コンフォート

太めのタイヤ（38㎜以上～）と大きく上がった形状のハンドルを組み合わせた設計のモデル

ドカッと座ってゆったりと漕げるような安定性が魅力で、カゴや荷台などの取付と相性が良いです

フレーム上部が低めに設計されている物が多く跨りやすいのも魅力

スポーツ走行の性能を重視せず安定した走行感をお求めの方にオススメ

 

メリット

タイヤのクッション性が高く段差も安心

クロスバイクジャンルの中ではお子様乗せ取り付けとの相性が良い機種が多い

乗車姿勢がゆったりの為首や腰に痛みのある方でも乗りやすい

 

デメリット

ハンドル幅が広い為走行中や駐輪時に困る事も

タイヤが太い為ラック式駐輪場と相性が悪い場合がある

速度は出しにくい

 

フラットバーロード

フレームやパーツは基本的にロードバイクの物を採用し、ハンドル周りだけをフラット系のパーツに変更した物

タイヤ幅は28㎜以下で全体的に軽量、ロスの少ない軽快な走りが特徴です

スタンダード系のクロスバイクよりもおおよそ2kg程度軽く、パーツ取付部分の規格が安定しているので走行性能に関わる部品のカスタムもしやすいです

フレーム構造としてスタンドや荷台などアクセサリーを後付けする事を想定していない場合が多いので、汎用性よりも走行性能を重視するユーザーにオススメ

 

メリット

軽い、速い

ドロップハンドルに比べ手の小さいライダーでもレバー類操作が容易

ハンドル周りのパーツを交換すればロードバイク化も可能

 

デメリット

軽量化などの影響で基本的に価格帯が高め

アクセサリー取付との相性が悪い場合が多い

太いタイヤを履けないので基本的に乗り味はソリッド

選択出来るモデルが少なめ

 

グラベルクロス

ここ数年でガツンと増えた流行りのジャンル

グラベル（砂利）という名前の通りオフロードなどでも走行が可能なタイヤ太めの設計（35～50㎜程度）

乗車姿勢もハンドル広め高めの物が多くゆったりと操作性に優れます

安定性に優れる為荷物の積載などに向いているモデルが多く、荷台などの取り付けを考えている方にオススメ

 

メリット

安定性、振動吸収性に優れる

荷物の積載に強い

多少のオフロードもOK

 

デメリット

重量重め

ハンドルが広いので屋内保管や駐輪時に困りやすい

タイヤサイズの都合上タイヤの入手性が低めのモデルが多い

 

シングルスピード

 

 

名前の通り変速システムの付いていない自転車の総称です

パーツ点数が少なくシンプルな構造の為壊れにくいのが特徴

駆動パーツでのエネルギーロスが少なくダイレクトでグイグイ進む走行感が魅力です

当店では大径車輪を採用しブレーキ取付が可能なモデルを在庫しています。

「ペダルを踏めば進む」というシンプルな操作感を好む方にオススメです

 

メリット

壊れにくく維持管理のコストが低め

見た目がシンプルでカッコいい！

駆動ロスが少ない

このジャンル特有の楽しみ方（固定ギア化）も出来る

基本的にパーツの規格が変わらないので修理やカスタムがしやすい

 

デメリット

走行中のギア比変更が出来ないので坂道などは苦手

長距離走行はあまり得意ではない

前傾姿勢強め、タイヤ細めのモデルが多い

 

ミニベロ

 

 

車輪の小さい自転車の総称です

定義は曖昧ですが一般的には24インチ以下のモデルを指す事が多いと思います

当店在庫車は20インチ径（ETRTO406or451）のタイヤを採用しているモデルがメインです

クロスバイクと同様にタイヤの太さや乗車姿勢でジャンル内での設計に細分化はありますが、大まかな走行性能の方向性はタイヤ径に依存しています

短距離の街乗りなどをメインにする方にオススメのジャンルです

 

メリット

とにかく発進加速が楽！

コンパクトな車体で小回りが利きやすい

タイヤ上部の空間が広いので大きい荷物などを重心の低い位置に積める（積載が得意）

小柄な方でもサドルとタイヤの距離に余裕があるので衣服などの巻き込みの心配が少ない

 

デメリット

段差や荒れた路面が苦手

タイヤやホイールの回転が多い分パーツ消耗が早い

車輪の惰性が効きにくく速度の維持が苦手

フレームサイズ展開が少ないモデルが多い

 

 

フォールディング（折り畳み自転車）

 

 

コンパクトに畳めて屋内保管から車載、輪行まで活躍！

走行性能重視の物から折り畳みサイズ重視の物まで選択肢があります

当店在庫は14～20インチの車輪を採用している物がメインです

「通勤で使うけど会社や家で置き場が無い」なんて方に人気

 

メリット

畳める事で保管や輸送の手段が多い

低床フレームのモデルが多く跨りやすい

基本的にフレームサイズ展開が無いので身長が違う人とも共有しやすい

 

デメリット

構造が複雑になる為重量や剛性など価格比の走行性能や耐久性は下がる

フレームサイズの展開は基本的に無いので身長に合わせてしっかり調整するのは難しい

 パーツの取付部規格や折り畳み時の干渉問題などでカスタムしようとすると大変

 

E-BIKE（電動アシスト）

 

モーターとバッテリーを搭載し人間を補助してくれる自転車です

ママチャリのような実用重視の物からロードバイク、MTB、小径車や折り畳みなど色々なジャンルの物が存在し、基本的な走行性能はカテゴリに依存します

当店では日本の法令に適合するアシストバイクのみを扱っているのでモーターのみで走行が可能な物（原動機付自転車）は取扱いがございません。

アシストが動作するのは時速２４km以下なので、発進加速や上り坂の楽さをお求めの方にオススメ

 

メリット

加速が楽

荷物を積んでも安定した走行がしやすい

 

デメリット

価格帯が高め

パワーや重量があるのでパーツ消耗が早い

サイズ展開が少ないモデルが多い

カスタム出来ない部分がある

 

 

キッズバイク

 

 

お子様用の自転車です

少量ではありますが新宿クロスバイク館に在庫しています

身長に合わせて車輪径やタイヤの幅などから選べます

 

メリット

体格に合わせた物を選べる

転倒を考慮して壊れにくい設計にしている物が多い

カゴなどのアクセサリーも選べる

 

デメリット

身長の変化によって買い換える必要があるので使える期間は少し短め

 

 

結局どれを選ぶべき？

使用用途と大体の予算を明確に決めたら自転車店で相談してみましょう

当然用途に対する向き、不向きはありますがお客様の希望に出来るだけ添ったご案内をいたします。

当店では上記のジャンルのご案内が可能ですし、同ビル内にある系列店舗の新宿本館ではロードバイクやMTB、グラベルロードやシクロクロスバイクなどのジャンルの車体と、カスタムや補修用パーツを取り扱っています。

同じくヘルメットやサイクルジャージ、サングラスなどを取り扱う新宿ウェア館もビル内にございますので用品類も含め総合的なお買い物がいただけます。

 

車体の購入を検討するにあたっての予算は車体のみではなくアクセサリー類やヘルメットなどの事も考える必要があります

一般的に当店で購入される方は道路交通法で必要なライトとベル、防犯登録の加入も必須です

その他鍵とキックスタンド、空気入れあたりを選ばれる方が多いので多めに見積もって２万円くらいが上乗せされる場合が多いです

ヘルメットはウェア館でご案内するかたちになりますが一般的な物ですと￥8,000～の追加です

 

現在当店で取り扱うクロスバイクだとお手頃な物で￥70,000～あたり

アクセサリー類の上乗せ分を考えると9万円代が乗り出し価格になるでしょうか

自転車業界に居る人間として「お手頃」という言葉を使ってしまいましたが決して安い買い物では無い事は理解しています。

スポーツバイクにご興味が有るなら是非自転車店にお越し下さい。