「サイクルトレーラー」をご存じですか？【BURLEY】
by: 藤平悠介

大きい荷物を自転車で運ぶには

当ブログをお読みの皆様こんにちは！

新宿クロスバイク館の藤平です。

「自転車で荷物を運びたいなぁ」って事ありますよね

一般的な選択肢はカゴや荷台、バッグ類などでしょうか

しかし、時には自転車に積む事が難しい物を運ばないといけない人も居るんじゃないでしょうか？

はい、私の事ですね。

BURLEY FLATBEDを買った。

 自転車で遊んでいると運びたい物の一つが「自転車」だったりします

例えばブレーキを取り付け出来ない（公道走行が出来ない）自転車を乗れる場所まで運んだり、誰かに譲渡や貸し出しをする自転車、車輪を移送するなんていうパターンもありますね。

大きい物や重い物を自転車で運ぶための選択肢といえば「サイクルトレーラー」

最近は配送業者の方が使っている事も多いので街中でもそこそこ見かけますよね

サイクルトレーラーカテゴリで定番のブランドBURLEYより販売されているFLATBEDは、前後に柵が無く自由度の高い積載が可能です。

使い心地はいかに？

テスト運用では折り畳み自転車の完成車箱を一つ、MTB用完組ホイール（前後輪）の箱を一つ、ホイールバッグを一個（後輪のみ）積載

荷物の重量は17kg程度でした。

牽引での走行感ですが、重心が低いおかげか軽い力でスイスイと走れます

以前ノーブランドのお安いサイクルトレーラーも使っていた事があるのですが（※酷使したらホイールが壊れた）比較するとBURLEYは剛性感が高く「荷物が揺れる感触」というものが少ないのでとても安心感があります。

走行感は平坦な路面の巡行ではちょっと後ろに引かれるような違和感がある程度

加速時や段差などでは多少タイムラグのような揺れを感じます

下り勾配になればトレーラーの存在を忘れられるほど軽快に走りますが、調子に乗ってそのままコーナリングをすると横転のリスクがあるので要注意（重心の高い荷物を積んでいなければそうそう起こりませんが）

ブレーキの効きも多少落ちるので早めの操作を心掛ける必要があります

上り坂は・・・当然ながら重量がプラスされているので重めです・・・（でも慣れます）

17kg程を積んだ状態で勾配のキツい上りも走ってみましたが、しっかり変速を使えば特に問題無く上れました。

乗っている中で常に気にしないといけないのは横幅と内輪差

普段の感覚で路肩に寄せるとホイールのサイドを擦ったりするのである程度慣れが必要です

FLATBEDにオススメのアクセサリーの話

サイクルトレーラーという物を使用している人のインプレッションは国内だと中々少ない気がするので、使う中で便利に感じた物を紹介しましょう

リアライト

反射材は純正で付属しますが、低床で見えにくいであろうFLATBEDには目立つ為の装備が必須

後続車が幅を把握しやすいよう左右への取付がオススメ

荷物が大きいと自転車に取り付けているリアライトは隠れてしまい役に立ちません。

折り畳みコンテナ

FLATBEDの場合トラスコ中山の50Lサイズだと横幅がピッタリ

蓋付きなら荷物の落下防止にも◎

細かい物をまとめて積み下ろししたり、荷台に固定したり出来るので必須と言えるレベル

FLATBEDは荷物の高さに制約が無い構造なので画像のような積み方も可能です。

 （※この状態では後方確認に難があるので実使用なら一段下ろさないとダメですね）

ラッシングベルト

荷物の固定にはゴムバンドやらゴムネットやらいくつか使ってみましたが、ホームセンターで買ったラッシングベルトが一番調子が良いです

ただし、締め付けし過ぎるとトレーラー破損の可能性もあるので使い方には要注意

締めた後の余ったベルトを固定する方法も何かしら有るとなお良し。

FLATBEDは折りたたんで収納出来ますが、外した車輪を本体にまとめておくのにも便利

トレーラーは便利なツールだけど・・・

私の住んでいる地域でサイクルトレーラーを使う事の難しさは道路の幅

都市部の為路肩にはあまり余裕が無い道路が多いですが、トレーラーを牽いた状態では法令的に歩道に上がる事も出来ないのでかなり気をつかいます。

幅の小さいトラボーイなどであればもうちょっと気軽に使えそうですが、私の使い方とマッチせず「ぐぬぬ・・・」と苦い顔をするのでした・・・